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2010年3月 1日

夏鳥か、冬鳥か? シメ

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 日本は、南北に細長い列島ですね。北と南とでは、生息する生き物がずいぶん違います。中には同じ日本国内で、季節によって棲み替えるものもいます。
 鳥類には、そのような種が多いです。移動能力が高いからです。やはり、空を飛べるのは大きいです。夏鳥(ある地域に、春から夏にかけてだけいる鳥)、冬鳥(ある地域に、秋から冬にかけてだけいる鳥)などという言葉があるくらいです。
 例えば、シメという鳥がいます。この鳥は、渡りをします。季節により、棲む地域を替えるのですね。シメは、日本の北部では夏鳥です。主に、北海道で繁殖します。日本の本州中部以南では、冬鳥です。暖かい地方で、冬を過ごします。
 シメは、市街地でも見られる鳥です。初心者でも、見分けやすいです。わかりやすい特徴があるからです。見分け方を覚えて自慢しましょう(笑)
 まず、大きさは、スズメより少し大きいです。全体的に、ふっくらしています。体色は、灰色に見えます。翼が黒っぽいです。何よりの特徴は、嘴【くちばし】が太いことです。嘴の色も灰色で角度によっては光沢が見えます。
 日本国内には、シメに似た鳥はあまりいません。しいて言えば、イカルとコイカルに似ます。けれども、シメとイカルやコイカルとは、簡単に区別できます。嘴の色が違うからです。イカルとコイカルは、黄色い嘴です。
 「市街地で太い嘴が目立つ小鳥」を見たら、シメ、イカル、コイカルのどれかだと思って、間違いはありません。灰色っぽい嘴なら、シメに決定です。
 シメの嘴が太いのは「植物の種子を割って食べるため」と考えられています。太くて丈夫な嘴でなければ、そんなことはできませんね。イカルやコイカルも同じように嘴を使うと考えられています。硬い種子を食べられるのは、他の鳥より有利ですね。
 シメは、春先、渡りの直前や直後に見る機会が多くなります。この時期に、シメは群れを作るからです。群れは目立ちますが、集団のほうが安全だからでしょう。そんな彼らを見ると道中の無事を祈りたくなります。


図鑑↓↓↓↓↓には、シメとイカルが掲載されています。
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ぜひご利用下さい。

 過去の記事でも、春先に見られやすい鳥を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
気まぐれな渡り鳥? キレンジャクとヒレンジャク(2008/03/14)
紋付袴【もんつきはかま】で御挨拶? ジョウビタキ(2007/01/01)
カモメは冬にしかいない?(2006/10/23)
などです。


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