2010年7月 5日
産み分け自在? ミジンコの繁殖事情
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科学技術はどんどん進んでいますね。最近は、ある程度、子供の性別を産み分けられると聞いています。真偽のほどは定かではありません。
ヒト以外の生き物では、事情が違います。生き物によっては、はるか昔から、雄(オス)・雌(メス)の産み分けをしています。どんな生き物が、産み分けをするのでしょうか?
例えば、ミジンコがそうです。学校の理科に登場しますね。淡水にいる、小さなプランクトンです。中には海に棲む仲間もいます。
ミジンコと呼ばれる生き物には、たくさんの種がいます。ここでは、正式な種名をミジンコという種の話をしましょう。淡水に棲む、平凡なプランクトンです。
種名ミジンコは、卵で繁殖します。けれども、普段は「卵を産む」ことはありません。体内で、卵を孵化【ふか】させて、子供の状態で産みます。
産まれる子供は普通、すべて雌(メス)です。母親と、まったく同じ遺伝子を持つ「娘」です。生物学的には、クローンと呼ばれるものですね。親の複製です。
ところが、たまに、雄(オス)が産まれることがあります。どのような仕組みでそうなるのか、完全にはわかっていません。「生息条件が悪くなった場合に、そうなることが多い」のはわかっています。
仕組みはわからなくても、理由は、はっきりしています。雄が産まれるのは、「遺伝子のプールをかき混ぜて、多様な個体を生みだすため」です。
生息条件が悪くなったら、それまでと同じ生き方では、生き残れないかも知れません。親の複製では、「それまでと同じ生き方」になる可能性が高いです。それを避けて、多様な生き方の個体を産むなら、多様な遺伝子を持つ子を産むのが早道です。
雄と雌とがいれば、遺伝子を混ぜ合わせて、多様な遺伝子を持つ子が産まれます。結果として、どの子かは生き残るでしょう。
ミジンコには、ヒトのような頭脳はありません。なのに遠い昔から、産み分けをしてきました。生き残るためです。小さな体にも、生命の神秘が詰まっていますね。
図鑑↓↓↓↓↓には、ミジンコが掲載されています。
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インターネット生物図鑑-zukan.net-
http://www.zukan.net
ぜひご利用下さい。
ミジンコは、小さいながらも、節足動物【せっそくどうぶつ】の仲間です。過去の記事でも、同じように、淡水に棲む節足動物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
そっくりさんがいっぱい、スジエビ(2010/02/01)
田んぼの生きている化石、カブトエビ(2007/06/08)
豊作の妖精ホウネンエビ(2006/05/15)
などです。
松沢千鶴
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