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2010年8月23日

海の毒まんじゅう? イイジマフクロウニ

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 ウニといえば、とげとげの姿でおなじみですね。ウニの仲間は、海藻を食べるおとなしい動物です。そのために、あんな防御方法が必要なのでしょう。
 中には、棘【とげ】だけでなく、毒まで持つウニがいます。例えば、フクロウニ目【もく】に属する種が、そうです。フクロウニ目の種は、主に、深海に棲んでいます。ですから普通は、ヒトの害になることはありません。
 一種だけ、ダイバーに恐れられる種がいます。イイジマフクロウニという種です。この種は、浅い海にいるからです。フクロウニ目には珍しいことです。
 イイジマフクロウニは、日本近海に分布するウニの中では大型です。赤紫のような、独特の色をしています。動く時に、ふにゃふにゃと、少しずつ形がゆがみます。これらの特徴があるため、他種のウニと間違えることは、まずありません。
 イイジマフクロウニがふにゃふにゃしているのは、体が軟らかいためです。普通のウニは、棘の下に、硬い殻があります。フクロウニ目の種は、この殻がまるで袋のように、軟らかいのですね。だから、「フクロ」ウニです。
 殻が軟らかいかわりでしょうか、フクロウニ目の種は、棘に毒を持ちます。イイジマフクロウニの場合、ヒトが刺されると、時に失神するほど痛いそうです。決して、触ってはいけません。ヒトに対して、本当に危険な種の一つです。
 こんなに強力な武器があるなら、イイジマフクロウニは無敵に見えますね。ところが、彼らにも、敵はいます。意外なことに、それは、小さなカニの仲間です。
 海中のイイジマフクロウニを観察すると、縞【しま】模様のカニが載っていることがあります。ゼブラガニというカニの一種です。彼らは、毒棘を持つウニの上で、生活します。イイジマフクロウニ、ラッパウニなどです。
 ゼブラガニは、ウニの毒棘に守ってもらっています。なのに、彼らは、毒棘をむしって、食べてしまいます。このため、「はげ頭」や「モヒカン」状にされているウニが、少なくありません。ウニにとっては、災難ですね。
図鑑↓↓↓↓↓には、イイジマフクロウニが掲載されています。
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ぜひご利用下さい。

過去の記事でも、ウニの仲間を取り上げています。ウニと同じ棘皮動物【きょくひどうぶつ】のヒトデなども、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
オニヒトデは、サンゴ礁の悪役?(2008/07/18)
突然の人気者? スカシカシパン(2008/01/10)
棘だけでは足りない? ウニの防御作戦(2007/08/11)
などです。

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