2010年11月 1日
分類が混乱中、カエデの仲間
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紅葉や黄葉が美しい季節ですね。中でも、カエデの仲間は、その美しさを愛でられます。一般的に、「カエデ」と呼ばれるのは、カエデ科のカエデ属に属する種です。
カエデ属には、多くの種が含まれます。イロハモミジ、ウリハダカエデ、オオモミジ、ハウチワカエデなどです。「○○モミジ」や、「○○カエデ」という種名のものが多いですね。中には、チドリノキ、メグスリノキのように、そうではない種もあります。
カエデといえば、日本人は、「観賞するもの」と思うでしょう。けれども、世界的に見れば、カエデを食用にする地域もあります。そう、メープルシロップですね。
メープルシロップは、カエデ属のサトウカエデから作られます。サトウカエデは、日本には自生しません。たまに、栽培されているものはあります。でも、日本では、商業的に、サトウカエデからメープルシロップを作るところは、ないようです。
日本に自生するカエデから、メープルシロップを作ることは、できないのでしょうか? じつは、作れる種があります。イタヤカエデと呼ばれる種です。
ところが、イタヤカエデには、大きな問題があります。分類が確定していないことです。イタヤカエデと呼ばれるものの中に、複数の種が混ざっている可能性があります。
つまり、同じ「イタヤカエデ」でも、どれがメープルシロップが作れる木なのか、わからないということです。いちいち確かめる手間を考えたら、今のところ、商業的にメープルシロップを作るのは無理でしょう。
「イタヤカエデ」には、多くの別名があります。エンコウカエデ、アサヒカエデ、エゾイタヤなどです。これらの名は、「イタヤカエデ」とは別種の名として扱われることがあります。「イタヤカエデ」という種内の品種名として扱われることもあります。
有名な種なのに、「イタヤカエデ」が載っていない図鑑があります。それは、「イタヤカエデ」という種を認めていない場合ですね。通称「イタヤカエデ」と呼ばれる種を、エンコウカエデなど、他の種名で採用している場合があります。
分類がどうあれ、カエデの美しさは変わりません。日本の秋の美を楽しみましょう。
図鑑↓↓↓↓↓には、カエデ属のイロハモミジ、ウリハダカエデ、エンコウカエデ、オオモミジなどがが掲載されています。
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インターネット生物図鑑-zukan.net-
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ぜひご利用下さい。
過去の記事でも、紅葉や黄葉が美しい植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ケヤキは、古代の聖樹?(2010/07/09)
一度滅びて、復活? ナンキンハゼ(2009/11/02)
日本のろうそくを灯すのは、ハゼノキ?(2009/10/07)
などです。
松沢千鶴
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