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2010年12月31日

キノボリトカゲは、駆除すべき?

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 日本の南西諸島には、貴重な生き物がたくさんいますね。キノボリトカゲは、その一種です。このトカゲの正式な種名は、定まっていません。それについては、以前、このブログで取り上げましたね(イグアナ? いえ、キノボリトカゲです(2008/2/11))。
 南西諸島のキノボリトカゲは、数が減っているといわれます。ところが、日本の別の地域で、キノボリトカゲが発見されました。
 その地域とは、九州の南部です。今のところ、宮崎県と鹿児島県で発見されています。正確な数は、わかりません。一説では、二万頭ともいわれます。
 これは、喜ばしいことでしょうか? 違います。なぜなら、南九州のキノボリトカゲは、人為的に持ち込まれたことがほぼ確実だからです。
 生き物の分布を人為的に変えるのは、褒められることではありません。持ち込まれた生き物は、慣れない環境での生活を強いられるからです。
 もっと深刻なのは、もともと、その地域にいた生き物のほうです。弱い生き物であれば、それまで敵がいなかった環境に、突然、敵(=外来種)ができるかも知れません。あるいは、同じ食べ物をめぐって、外来種と争いになるかも知れません。
 例えば、キノボリトカゲは、昆虫やクモを食べます。南九州の昆虫やクモは、キノボリトカゲという未知の敵に、いきなり対面することになったわけです。ひょっとしたら、このために、絶滅の危機にさらされている昆虫がいるかも知れません。
 皮肉なことに、南西諸島では、キノボリトカゲ自身が、外来種の脅威にさらされています。ジャワマングース、グリーンアノールなどの外来種です。
 ジャワマングースは、哺乳類です。南西諸島で、キノボリトカゲを捕食しています。グリーンアノールは爬虫類です。キノボリトカゲと、ほぼ同じものを食べます。南西諸島では、キノボリトカゲの食べ物が、奪われる形になっています。
 「外来種は、すべて駆除すべき」なら、南九州のキノボリトカゲは、駆除しなければなりませんね。でも、これには、まだ結論が出ていません。難しい問題ですね。

図鑑↓↓↓↓↓には、オキナワキノボリトカゲが掲載されています。
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過去の記事でも、キノボリトカゲを取り上げています。また、外来種の問題も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
イソガニとイワガニ、どっちがどっち?(2009/08/21)
クマノミの危機、タナゴの復活(2009/02/10)
キノボリトカゲ【台湾のキノボリトカゲ/画像】(2008/08/30)
オキナワキノボリトカゲ【画像】(2008/07/23)
大洋に生きるオガサワラトカゲ(2007/11/09)

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