2011年1月17日
ヤシ(椰子)の葉の秘密とは?
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寒いですね。少しでも暖まるように、熱帯の生き物の話をしましょう。
熱帯の風景を特徴づけるのは、ヤシの木ですね。普通、ヤシと言って、思い浮かべられるのは、ココヤシでしょう。あの、熱帯の浜辺に生えるヤシの木です。
ココヤシは、ヤシ科の一種に過ぎません。ヤシ科には、三千種以上(!)もの種が属します。ほとんどの種が、熱帯に分布します。
日本には、自生するヤシは少ないです。国土の多くが、温帯にありますからね。
ヤシ科の植物は、栽培されることが多いです。熱帯の雰囲気が味わえるからでしょう。日本では、寒さに強い種がよく栽培されます。シュロ、ビロウなどです。
ヤシ科の種は、おおむねどれも姿が似ます。枝分かれが少ないですね。葉は、頂点のほうにまとまって付きます。一つ一つの葉は、大きくて、羽毛状や掌【てのひら】状に分かれています。ココヤシも、シュロも、ビロウもそうですね。
三千以上も種があるのに、なぜ、こんなに、似た種が多いのでしょうか? それは、ヤシ科の植物が、主に熱帯にあることと関係します。
熱帯では、激しい雨が降ることが多いです。実際に行かれた方なら、御存知でしょう。スコールという、叩きつけるような雨が降りますね。それ以外に、台風や、ハリケーン、サイクロンなどと呼ばれる熱帯性低気圧が来ます。風雨が荒れ狂います。
ヤシの姿は、このような熱帯の気候に、よく適応したものです。枝分かれが少なければ、風雨で枝が折れることはありません。葉は、たくさんの切れ込みがあって、風雨を受け流すことができます。嵐が来ても、葉がちぎれたりするおそれが少ないわけです。
似た適応は、他の熱帯植物でも、見ることができます。例えば、観葉植物の、モンステラです。「大きな葉に、穴の開いた植物」といえば、思い当たるでしょうか? あの穴は、熱帯の強烈な雨だれから、葉を守るためにあります。
ヤシの、あのばさばさした葉にも、ちゃんと意味がありました。熱帯の気候に、よく合ったからこそ、ヤシ科植物は、三千種以上も仲間を増やしたのでしょう。
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図鑑↓↓↓↓↓には、シュロ、ビロウが掲載されています。
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過去の記事でも、ヤシ科の植物を取り上げています。また、ヤシ科と紛らわしい植物も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ビロウとビンロウとは、違う? 同じ?(2010/01/29)
ヤシ? いいえシダの木です。マルハチ(2007/11/02)
松沢千鶴
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