2011年5月 6日
花の形は何のため? イカリソウ(碇草)
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今の季節は、花いっぱいですね。野山にも、庭にも、たくさんの花が咲いています。
イカリソウは、日本の野山でも、庭でも見られる植物です。もともと、日本に自生します。花を観賞するために、栽培されることもあります。花の形が面白いからです。
イカリソウの花は、船の碇【いかり】に似ています。このことから、名が付きました。花からは、棒状のものが、四つ、突き出しています。距【きょ】というものです。
なぜ、イカリソウの花は、こんな形をしているのでしょうか? 昆虫に、効率よく花粉を運んでもらうためです。
イカリソウの花の蜜は、距の奥にあります。マルハナバチなどの昆虫は、蜜を食べるために、花の奥まで顔を突っ込まなくてはなりません。これが、イカリソウの狙いです。
顔を突っ込んだ時、花粉が、たっぷり昆虫に付きます。その花粉が、他の花へ運ばれて、受粉が完了するわけです。
ところが、いつも、受粉がうまく行くわけではありません。中には、ずるいことをする昆虫がいるからです。直接、距を食い破って、蜜だけ食べてしまうのです。
「長い距を付けて、花粉を運んでもらいやすくした」のは、イカリソウの素晴らしい工夫です。けれども、常に、昆虫が、イカリソウなどの植物の思惑(?)に乗ってくれるとは限りません。自然界の生活が、厳しいからです。
野生の生き物は、ずるをしてでも、食べ物を得なければ、死んでしまう場合があります。昆虫のほうは、食べるために、植物のほうは、子孫を残すために、それぞれ必死です。「どちらかが、一方的に悪い」とは、責められません。
工夫されたイカリソウの花は、特徴的ですね。他の種とは、間違えそうにありません。でも、じつは、イカリソウの分類は、難しいです。
一般的に、「イカリソウ」と呼ばれる種の花は、赤紫色をしています。中に、白や、黄色の花を付けるものがあります。これらの「色変わりイカリソウ」は、イカリソウと同種(単なる色変わりの変種)なのか、別種なのか、意見が分かれています。
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図鑑↓↓↓↓↓には、イカリソウが掲載されています。
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インターネット生物図鑑-zukan.net-
http://www.zukan.net
ぜひご利用下さい。
過去の記事でも、イカリソウと同じく、花に距【きょ】を持つ植物を取り上げています。また、イカリソウと同じメギ科の植物も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
薬にも害にも、メギ(目木)(2010/10/25)
ナンテンの赤い実は、鳥のため?(2010/01/15)※ナンテンもメギ科です。
オダマキの花の角【つの】は、何のため?(2008/05/16)
松沢千鶴
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