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2011年5月 9日

経読み鳥【きょうよみどり】とは、どんな鳥?

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 鳥の鳴き声には、いろいろなものがありますね。時には、ヒトがしゃべったり、歌ったりしているように聞こえることもあります。
 経読み鳥と呼ばれる鳥を、御存知でしょうか? 鳴き声が「法華経【ほけきょう】」と聞こえる鳥です。これは、おわかりですね。ウグイス(鶯)の別名です。
 このように、鳥などの鳴き声を、ヒトの言葉に「翻訳」して聞くことを、「聞きなし」といいます。日本では、古来、さまざまな「聞きなし」が行なわれてきました。ことに、鳥の場合は、鳴き声から種名が付いたものが多いです。
 例えば、ケリ(鳧)という種名の鳥がいます。この鳥は、「きりっ」という感じの声を出します。昔の人は、これを「ケリ」と聞いたのでしょう。そのまま種名になりました。
 ウソ(鷽)も、鳴き声から種名が付いたといわれます。ウソの場合は、「フィーフィー」という鳴き声を、口笛と聞きなしたと考えられます。昔の日本語では、口笛を吹くことを、「うそぶく」と言いました。「うそぶく鳥」だからウソ、というわけです。
 少し、ひねった名の付け方もあります。例えば、サンコウチョウ(三光鳥)です。
 サンコウチョウの鳴き声は、「月、日、星【つき、ひー、ほし】」と聞きなされます。三つの光がそろうので、「三光鳥」と付けられました。
 オオヨシキリ(大葦切)の場合は、さらにひねられています。オオヨシキリの雄(オス)は、繁殖期に、「ギョギョシ」と聞こえる声で鳴きます。昔の日本人は、これに「行行子」という漢字を当てました。この字には、二通りの読み方があります。
 一つは、そのまま「ぎょうぎょうし」です。「ぎょうぎょうし」とは、オオヨシキリの別名です。「仰々しい」の掛け言葉として、使われることがあります。
 もう一つは、「行行子」で、「おおよしきり」と読ませます。当て字ですね。「大葦切」以外に、この漢字名が使われることがあります。
 当て字にしても、無理やり過ぎる気がしますね(笑) でも、オオヨシキリの生態を知る人にとっては、ぴったりくる名なのかも知れません。


図鑑↓↓↓↓↓には、ウグイス、ケリ、ウソ、サンコウチョウ、オオヨシキリが掲載されています。
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ぜひご利用下さい。

過去の記事でも、鳴く鳥について取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
間違えられてばかり? コマドリ(駒鳥)の名前(2010/08/30)
勘違いで名が付いた? ブッポウソウ(2009/06/29)
憧れの鳥か、妖怪か? アカショウビン(2008/10/06)
オオルリは瑠璃色【るりいろ】じゃない?(2007/08/03)
などです。

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