2011年5月30日
アンモナイトが生きている?
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アンモナイトといえば、有名な絶滅動物ですね。恐竜が栄えたのと同じ時代に、繁栄しました。タコやイカの親類に当たる生き物です。海に、たくさん棲んでいました。
誰でも、一度くらい、アンモナイトの復元図を見ているのではないでしょうか? ぐるぐると、ヒツジの角のように巻いた殻を背負い、多くの触手を生やしています。
恐竜が滅びたのと同じ時期―白亜紀の終わり、約六千五百万年前―に、アンモナイトも、絶滅したといわれます。ところが、一説によれば、アンモナイトの生き残りが、現代にもいるといいます。その生き残りとは、トグロコウイカだとされます。
トグロコウイカは、深海に棲みます。そのため、普通は、人目に触れることはありません。食用に漁獲されることもありません。ほとんど知られない生き物です。
トグロコウイカの外見は、普通のイカにそっくりです。復元図のアンモナイトとは、まるで似ていません。なのに、なぜ、「アンモナイトの生き残り」説が出るのでしょう?
その秘密は、トグロコウイカの胴体部分にあります。胴体には、少し、膨らんだところがあります。その膨らみの中に、ぐるぐると巻いた殻が入っています。この殻の外見も、構造も、アンモナイトの殻に似ています。
さらに、トグロコウイカには、興味深い特徴があります。頭部(眼のある部分)と触手とを、胴体の中に引っ込めることができるのです。この特徴は、アンモナイトと共通するといわれます。アンモナイトは、殻の中の胴に、頭部と触手を引っ込めました。
アンモナイトの栄えた期間は、長いです。中には、多様な種が、含まれます。後期の種の中には、外見が、現在のイカに似るものがあったかも知れないといわれます。殻がむきだしではなくて、イカのような肉質で覆われていた、という訳です。
ぐるぐる巻いた殻が、肉質に覆われていたら......その姿は、まさに、トグロコウイカそのものでしょう。「アンモナイトの生き残り」といわれる理由が、わかりますね。
トグロコウイカが、アンモナイトの生き残りなのかどうかは、確定していません。もし、そうだとしたら、やはり、深海には、古代のロマンがあると言えますね。
図鑑↓↓↓↓↓には、残念ながら、トグロコウイカは載っていません。トグロコウイカに似たコウイカ、シシイカ、スジコウイカ、ヒメコウイカなどが掲載されています。
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過去の記事でも、深海に棲む古代的な生き物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
日本初の大発見、セイスイガイ(勢水貝)(2010/06/21)
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などです。
松沢千鶴
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