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2011年9月30日

ナス(茄子)の故郷は、どこ?

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 ナスは、日本で平凡な野菜ですね。少なくとも、奈良時代には、日本で栽培されていたことがわかっています。ナス科ナス属に属する植物です。
 身近な野菜なのに、ナスには、謎が多いです。例えば、ナスの原産地がどこなのかは、わかっていません。今のところ、インド原産説が有力です。
 インドでは、紀元四世紀の文献に、ナスが現われるそうです。また、サンスクリット語(古代のインドで使われていた言語)には、ナスを表わす言葉が、三十三もあるといいます。早い時代から、ナスが利用されていた証拠ですね。
 インドに行くと、非常に多くのナスの品種に出会います。この品種の多さも、インド原産説を支える証拠です。「原産地であれば、早くから品種改良が進んで、品種が多くなるだろう」というわけです。
 日本のナスは、濃い紫色をした果実ばかりですね。形は、やや細長い卵型が、大部分です。まれに、丸かったり、キュウリのように細長かったりする品種があります。
 けれども、外国のナスは、もっと変異に富んでいます。形も色も、さまざまです。
 形でいえば、日本のようなナス型以外に、ミニトマトに似た丸型や、30cm以上にもなる細長型や、ひしゃげたトマトのような形もあります。色も、日本のような濃い紫以外に、赤、オレンジ、黄、緑、茶色、白などがあります。縞模様のナスさえ、あります。
 中には、白くて卵型をしているため、卵にそっくりなナスもあります。英語で、ナスを、eggplant(卵の植物)といいますね。英語圏で、最初にナスを見た人は、こんなナスの品種を見たのかも知れません。
 ナスの原種は、どんな植物だったのでしょうか? これについても、わかっていません。
 原種と目される野生種のナスは、数種あります。正確にいえば、「数種あるかも知れない」状態です。野生のナス属の研究そのものが、進んでいないからです。
 野生のナス属は、アフリカの北部から西アジア、インド、東南アジアなどに分布します。ナスの故郷は、インドではなく、アフリカや東南アジアの可能性もあります。

図鑑↓↓↓↓↓には、ナスが掲載されています。
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過去の記事でも、日本の野菜を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
キャベツとブロッコリーとは、同じ種か?(2011/02/25)
平城京の野菜? ニラ(韮)(2010/04/30)
ニンジン(人参)がいっぱい?(2009/09/04)
昔は主食だった? サトイモ(2008/06/27)
キュウリは、なぜ「胡瓜」と書く?(2007/08/17)
などです。

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