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2011年10月 3日

野ネズミは、ネズミ科じゃない?

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 ネズミの仲間は、とても種が多く、数も多いです。世界のほとんどの地域で、最も平凡な哺乳類と言えます。日本も、例外ではありません。
 大きく分類すると、ネズミの仲間は、齧歯目【げっしもく】というグループに入ります。齧歯目には、ニホンリスや、ムササビ、ヤマネなども含まれます。
 日本の野山には、アカネズミ、ヒメネズミ、ハタネズミ、ヤチネズミなどのネズミ類が棲みます。いわゆる「野ネズミ」とは、これらのネズミの総称です。
 伝統的には、これらの「野ネズミ」たちは、齧歯目の中のネズミ科に分類されてきました。ところが、最近、その分類が、見直されています。ネズミ科に入らない「野ネズミ」がいるのでは、といわれるようになりました。
 例えば、ハタネズミを挙げてみましょう。ハタネズミは、日本の「野ネズミ」の一種です。各地で普通に見られます。ただし、北海道と四国には、分布しません。
 ハタネズミは、齧歯目ネズミ科ハタネズミ亜科に属するとされてきました。現在も、そのように書いている図鑑やウェブサイトもあります。けれども、新しい考えでは、ハタネズミは、齧歯目キヌゲネズミ科ハタネズミ亜科に属するとされます。
 日本の「野ネズミ」では、スミスネズミやヤチネズミも、ハタネズミと同じ分類とされます。新しい考えでは、これらの種も、ネズミ科ではなく、キヌゲネズミ科になります。
 キヌゲネズミという名を聞いて、ぴんと来る方もいらっしゃるでしょう。キヌゲネズミとは、ハムスターの日本語名です。ハムスターと呼ばれるのには、複数の種がありますが、どの種も、齧歯目キヌゲネズミ科に属します。
 日本の「野ネズミ」が、すべて、キヌゲネズミ科にされたのではありません。以前と同じく、ネズミ科に分類される種もあります。アカネズミやヒメネズミなどです。
 ハタネズミや、スミスネズミや、ヤチネズミは、同じ「野ネズミ」のアカネズミやヒメネズミと近縁だと思われてきました。それが、最近の研究によれば、同じ齧歯目でも、ハムスターのほうに、より近縁だとわかってきたわけです。

図鑑↓↓↓↓↓には、ハタネズミ、ヤチネズミ、スミスネズミ、アカネズミ、ヒメネズミなど、日本の「野ネズミ」が掲載されています。
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ぜひご利用下さい。

過去の記事でも、ネズミの仲間を取り上げています。また、ネズミの仲間と紛らわしい哺乳類も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
「ゴンボネズミ」の正体は?(2010/11/19)
ジネズミは、ネズミじゃない?(2010/10/15)
鳥の巣? いえ、カヤネズミの巣です(2009/10/02)
日本最大のネズミは、ケナガネズミ(2008/11/10)
再発見! オキナワトゲネズミ(2008/03/07)
などです。

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