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2011年11月21日

ヘビ? いえ、アシナシトカゲです

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 「爬虫類で、脚のないもの、何だ?」と訊かれたら、何と答えますか? きっと、誰もが、「ヘビ」と答えるでしょう。それは正しいです。けれども、「完全な答え」とは言えません。ヘビ以外にも、脚のない爬虫類が、存在するからです。
 たいていの方は、驚くでしょうね。「爬虫類の中で、脚のないものをヘビと呼ぶ」と思っている方が、ほとんどでしょう。じつは、違います。
 トカゲの仲間にも、脚のないものがいます。それも、一種ではなく、何百種もいます。
 有名なのは、アシナシトカゲの仲間です。アシナシトカゲとは、アシナシトカゲ科に属する種の総称です(分類には、異説もあります)。日本にいる普通のトカゲと、そんなに遠縁ではありません。よく知られるのは、ヨーロッパアシナシトカゲという種です。
 ヒレアシトカゲ科というグループもあります。この仲間も、ぱっと見た限りでは、脚がないように見えます。よく観察すると、退化した後ろ脚が、ひれ状に体に付いています。このために、「ヒレアシ」トカゲと名づけられました。
 ヒレアシトカゲ科は、ヤモリ科に近縁だとされます。「鳴き声を出す」など、ヤモリ科と、共通する特徴があるからです。普通に日本にいるヤモリとも、比較的、近縁です。
 ミミズトカゲというグループもいます。このグループは、厳密には、トカゲでも、ヘビでもありません。ミミズトカゲ亜目【あもく】という名でまとめられています。分類学では、「科」よりも、「亜目」のほうが、上位のグループです。
 互いに近縁でないトカゲのあいだで、なぜ、「脚がない」という共通の特徴が表われるのでしょうか? これについては、わかっていません。
 脚がないトカゲの種は、ほぼ全世界に分布しています。世界的に見れば、珍しくないのですね。ところが、日本には、脚がないトカゲは、一種も分布しません。このために、日本人には、脚がないトカゲは、馴染みがありません。
 なぜ、日本には、脚のないトカゲがいないのでしょうか? これも、わかっていません。もしも日本にいたら、伝説のツチノコのようだったかも知れませんね。

図鑑↓↓↓↓↓には、脚のないトカゲは載っていませんが、日本に分布するトカゲのうち、九種が掲載されています。
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ぜひご利用下さい。

過去の記事でも、トカゲの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ホオグロヤモリは、国際派?(2011/05/23)
キノボリトカゲは、駆除すべき?(2010/12/31)
日本に、新種のトカゲあらわる?(2010/04/09)
日本最大のトカゲとは?(2009/08/14)
コモドオオトカゲは、有毒だった?(2009/05/21)
などです。

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