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2012年1月20日

ラフレシアは、世界最大の花か?

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 世界で最も大きい花は、何という植物に咲くのでしょうか?
 この疑問に答えるのは、少し難しいです。「花」をどう定義するかにより、答えが違います。花には、「複数の花が集まって、一つの花のように見える花」と、「完全に一つで、独立した花」とがあるからです。
 「一つで独立した花」のうち、最大なのは、ラテン語の学名を、ラフレシア・アルノルディイRafflesia arnoldiiという種に咲きます。この種には、日本語名はありません。日本に分布しないからです。単に「ラフレシア」といえば、たいてい、この種を指します。
 ラフレシア・アルノルディイのつぼみは、キャベツくらいの大きさがあります。形も、キャベツにそっくりです。これが開くと、直径90cmほどの、赤い花になります。
 こんなに大きい花は、木に咲くのでしょうか? それとも、草でしょうか? どちらでもありません。ラフレシアの仲間には、葉も茎も幹も枝も、根もないからです。
 ラフレシアの仲間は、花だけが、地面から、忽然と現われます。なぜ、そんなことができるのでしょうか? 寄生植物だからです。ラフレシアの本体(花以外の部分)は、他の植物の根に食い入って、生活しています。そこから、直接、花が地面へと伸びます。
 栄養分も水分も、すべて、宿主の植物から奪われます。これなら、光合成をして栄養を作る葉も、土から水分を取る根も、必要ありませんね。要らない器官を全部なくして、花だけが残りました。花は、繁殖に必要だからでしょう。
 植物学者にとっては、これが、困ったことです。葉も茎も根もないのでは、分類の手がかりが少なすぎます。巨大な花は、あまりにも特異で、類縁の見当がつきません。
 このため、ラフレシアの仲間は、ラフレシア科ラフレシア属という、独自のグループに分類されてきました。ところが、近年、分子生物学が発達したおかげで、別の分類が出てきました。トウダイグサ科ラフレシア属ではないか、というのです。
 トウダイグサ科の種は、日本にも、たくさん分布します。「日本のトウダイグサが、世界最大の花の仲間かも?」と想像するのは、楽しいですね。

図鑑↓↓↓↓↓には、残念ながら、ラフレシアは載っていません。けれども、近縁かも知れないトウダイグサ科の種が掲載されています。
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ぜひご利用下さい。

過去の記事でも、トウダイグサ科の植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
アカメガシワの芽は、なぜ赤い?(2010/04/12)
一度滅びて、復活? ナンキンハゼ(2009/11/02)
桐油は、キリ(桐)からは採れない?(2009/07/10)
ポインセチアはクリスマスの花?(2006/12/14)
などです。

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