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2012年3月19日

ヤドカリとイソギンチャクとは、仲良し?

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 生き物の世界には、「共生」という現象があります。別種の生き物同士が、生活を共にすることですね。「共生」は、互いに得をするか、少なくとも、損をしない関係です。
 互いに得をする共生関係のことを、相利共生と呼びます。相利共生の有名な例として、ヤドカリとイソギンチャクとの関係があります。
 ヤドカリは、名のとおり、貝の殻を借りて、暮らしますね。その殻の上に、イソギンチャクが付くことがあります。この関係には、互いに益があります。イソギンチャクは、ヤドカリに運んでもらえます。ヤドカリは、イソギンチャクの毒で、敵から守られます。
 すべての種のヤドカリが、イソギンチャクを付けるわけではありません。イソギンチャクのほうも、ヤドカリと共生するのは、一部の種です。
 有名な例としては、ケスジヤドカリとヤドカリイソギンチャク、ソメンヤドカリとベニヒモイソギンチャクの組み合わせがあります。どの種のヤドカリが、どの種のイソギンチャクを付けるのか、おおむね決まっています。
 ヤドカリと共生するイソギンチャクには、クビカザリイソギンチャク科の種が多いです。ヤドカリのほうは、ヤドカリ科ヤドカリ属の種が多いです。
 イソギンチャクがヤドカリの殻に付くのは、どういう仕組みでしょうか? イソギンチャクが(勝手に?)付くのでしょうか? それとも、ヤドカリが付けるのでしょうか?
 じつは、両方あります。例えば、大西洋に分布する、日本のヤドカリイソギンチャクに近縁なある種は、イソギンチャクのほうが、自力で殻に付くそうです。イソギンチャクは、移動できないように見えますが、速度が遅いだけで、移動もできます。
 ヤドカリのほうが、積極的にイソギンチャクを付ける例もあります。ソメンヤドカリは、自発的に、ベニヒモイソギンチャクを付けることで知られます。「引越し」の時には、新しい殻に、イソギンチャクを移します。
 少なくとも、ソメンヤドカリは、「意識して」、イソギンチャクと共生するわけですね。小さな体のどこに、そんな知恵が宿るのか、とても不思議に思います。
図鑑↓↓↓↓↓には、ヤドカリの仲間のタラバガニが載っています。また、イソギンチャクの仲間も、六種ほどが掲載されています。
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ぜひご利用下さい。

過去の記事でも、ヤドカリの仲間や、イソギンチャクの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
イソギンチャクは、闘う?(2011/06/20)
刺すイソギンチャクがいる?(2010/02/22)
どっちがどっち? スナイソギンチャクと、スナギンチャク(2009/10/05)
カニでないカニがいる?(2006/12/24)
何匹いるかな?(ヤドカリ)(2005/11/15)
などです。

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