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2013年3月18日

ヘビは、暗闇でも眼が見える?

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 ヘビは、不気味だと言われることが多い生き物ですね。まるで、超能力を持つかのように言われることもあります。
 例えば、米国には、「ヘビは、獲物に催眠術をかける」という言い伝えがあります。日本の言い回しでも、「ヘビに見込まれたカエルのよう」というのがありますね。
 残念ながら、これらの言い伝えは、本当だとは確認されていません。
 ヘビは、じっと動かずに、獲物を待ち伏せるのが、得意です(ヘビの種にもよります)。単純に、獲物のほうが、ヘビの存在に気づかない場合が多いのでしょう。
 とはいえ、ヒトから見れば、「超能力のように見える」能力を、ヘビが持つこともあります。ピット器官などが、その例です。ヒトが持たない器官です。
 すべてのヘビが、ピット器官を持つわけではありません。クサリヘビ科マムシ亜科、ニシキヘビ科、ボア科ボア亜科に属する種だけが持ちます。
 ピット器官のある場所は、ヘビの顔です。位置は、種によって違います。日本のマムシの場合は、上あごの、眼と鼻の間くらいの位置にあります。小さなくぼみですので、目立ちません。鼻の穴と間違われることもあります。
 ピット器官は、簡単に言えば、「熱センサー」です。赤外線を感知する器官です。
 赤外線は、多くの生物の眼には、見えません。けれども、ピット器官を持つヘビは、赤外線を「見て」います。これには、どんな利益があるのでしょうか?
 周囲より、高い温度を持つもの(熱を出すもの)は、赤外線を出しています。自然界で、熱を出すものと言えば、動物ですね。とりわけ、鳥類や哺乳類は、一年じゅう、体温が高いです。そのような生き物は、ピット器官によって、見つけられやすいです。
 ピット器官のおかげで、ヘビは、暗闇でも、獲物を見つけることができます。暗くても、熱があれば、赤外線が出るからです。夜行性の種には、特に、役立つ器官でしょう。
 暗闇で、獲物に狙いを定められるのは、ヒトにとっては「超能力」ですね。それは、眼で見ているのではなく、ピット器官の能力です。
図鑑↓↓↓↓↓には、ニホンマムシ、ハブ、サキシマハブなどの、ピット器官を持つヘビが掲載されています。
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ぜひご利用下さい。

過去の記事でも、ヘビの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
シロヘビ(白蛇)に会うと、福を授かる?(2013/01/14)
日本にも、コブラがいる?(2012/03/12)
ウミヘビ(海蛇)は、魚? 爬虫類?(2011/04/18)
ハブが知る? 南西諸島の成立の秘密(2010/11/05)
虹色に輝く? タカチホヘビ(2010/06/07)
などです。











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