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2013年8月31日

カイツブリ

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カイツブリ 画像
和名:カイツブリ
学名:Tachybaptus ruficollis
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東京 新宿【2013.08.27】


図鑑↓↓↓↓↓には、カイツブリ掲載されています。
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2013年8月30日

犬がいるなら、猫もいる? 植物の名前

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 植物の種名には「イヌ○○」と付くものが、たくさんありますね。イヌガラシ、イヌキクイモ、イヌタデ、イヌビワ、イヌホオズキなどです。
 「イヌ○○」と名づけられた種には、おおむね、ある共通点があります。「ある種の植物に似ていて、それより、何らかの点で劣っているもの」です。例えば、イヌガラシは、カラシナに似ますが、カラシナと違い、食用の辛子【からし】は取れません。
 もっとも、「劣っている」とは、ヒトの勝手な見方です。ヒトにとって、有用かどうかというだけですね。植物自体には、何ら罪はありません。
 なぜ、ヒトにとって劣って見える植物に、「イヌ」の名を付けるようになったのか、その理由は、わかりません。何だか、動物のイヌに、失礼ですね。
 イヌの名が付く植物があるなら、ネコの名が付く植物はあるのでしょうか? あります。ただし、「イヌ○○」に比べて、「ネコ○○」は、はるかに少ないです。
 「ネコ○○」は、「イヌ○○」と違って、「劣っているもの」という印象はありません。何らかの点で、ネコをイメージさせる植物に、「ネコ○○」と付いています。
 ネコの名が付く中で、面白い種名なのは、ネコノチチ(猫の乳)でしょう。果実の形が、ネコの乳の形に似るために、この名が付いたといわれます。
 ネコノチチは、花が地味です。その代わりでしょうか、果実が美しいです。熟するにつれて、緑色から黄色、赤、黒と、色が変わります。一本の木でも、一斉に果実が熟すことは、ありません。一つ一つの花が咲く時期が、ずれるからです。
 おかげで、さまざまな色の果実が、ずらりと枝に並びます。観賞用にいいですね。実際、観賞用に、栽培されることがあると聞きます。でも、あまり見たことがありません。
 ネコの名が付く植物としては、他に、ネコハギ(猫萩)などもあります。ネコハギは、観賞用のハギと同じく、マメ科ハギ属です。普通のハギより、葉の毛が多く、ふわふわした感じです。そこが、ネコに似ることから、この種名になりました。
 同じハギ属には、イヌハギもあります。イヌとネコとが、共演している属ですね(笑)

図鑑↓↓↓↓↓には、タネコノチチや、ネコハギがが掲載されています。また、「イヌ○○」という種名の植物も、たくさん載っています。
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過去の記事でも、イヌやネコの名が付く植物を取り上げています。また、ネコハギが属するハギ属の種も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
謎の種名、ショウマ(升麻)とは?(2011/11/28) ※イヌショウマを取り上げています。
神話に彩られたヒエ(稗)の起源(2011/09/16) ※イヌビエを取り上げています。
オオイヌノフグリは、妖精の花?(2011/03/18)
年に二回、花が咲く? エゴノキ(2010/05/28) ※エゴノキには、エゴノネコアシと呼ばれる虫こぶができます。
などです。

2013年8月29日

イチモンジセセリ

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イチモンジセセリ 画像
和名:イチモンジセセリ
学名:Parnara guttata guttata
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東京 新宿【2013.08.27】


図鑑↓↓↓↓↓には、イチモンジセセリ掲載されています。
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2013年8月28日

ヘクソカズラ

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ヘクソカズラ 画像
和名:ヘクソカズラ
学名:Paederia scandens (Lour.) Merr.
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東京 町田【2013.08.24】


図鑑↓↓↓↓↓には、ヘクソカズラ掲載されています。
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2013年8月27日

銚子の福猫

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銚子の福猫 ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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千葉 銚子【2013.08.17】



2013年8月26日

妖怪か? 神さまか? モモンガ

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 リスの仲間に、モモンガという動物がいますね。普通のリスと違うのは、腕と脚との間に、皮膜【ひまく】があることです。この皮膜で、モモンガは、滑空します。木から木へと、飛び移ります。日本のモモンガは、最大で、30mくらい飛ぶそうです。
 同じく、滑空するリスの仲間に、ムササビがいますね。モモンガとムササビとの違いについては、以前、このブログで取り上げました(モモンガとムササビはどう違う?(2006/12/15))。ムササビは、日本の本州以南にしか、分布しません。
 モモンガは、北海道から九州にまで、分布します。北海道のモモンガと、本州以南のとでは、種が違います。北海道は、エゾモモンガで、本州以南は、ホンドモモンガです。
 エゾモモンガのほうは、ユーラシア大陸に分布するタイリクモモンガと、同じ種です。タイリクモモンガの中の、エゾモモンガという亜種です。ホンドモモンガのほうは、日本の固有種です。別名、ニホンモモンガとも呼ばれます。
 モモンガとは、変わった名前ですね。昔の日本で、「ももんが」と言えば、妖怪を指しました。昔は、ムササビとモモンガとを区別せずに、まとめて、「もま」、「もみ」、「ももんが」などと呼んだようです。ムササビもモモンガも、妖怪扱いされました。
 昔の日本人にとって、夜行性で、夜空を滑空するムササビやモモンガは、不気味なものだったのでしょう。妖怪の名が、そのまま、動物の名になってしまいました。
 それとは対照的に、北海道のアイヌの人々は、エゾモモンガを、神さまとしました。アッカムイや、イフンケカムイなどと呼んだそうです。
 アッカムイとは、「たくさんいるカムイ」という意味だそうです。エゾモモンガは、一つの巣穴に、なん匹も一緒にいることがあるからかも知れません。
 イフンケカムイとは、「子守唄のカムイ」という意味だそうです。エゾモモンガの鳴き声が、アイヌの子守唄に似ていたからだといわれます。
 エゾモモンガも、ホンドモモンガも、夜でも見えやすいように、大きな眼をしています。このため、たいへん愛らしい顔立ちです。妖怪よりは、神さまと呼びたいですね。
図鑑↓↓↓↓↓には、エゾモモンガ(タイリクモモンガ)、ホンドモモンガが掲載されています。
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過去の記事でも、モモンガなどのリスの仲間を取り上げています。また、妖怪扱いされた生き物も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
タヌキ(狸)とムジナ(貉)とは、同じ? 違う?(2012/10/01)
カワウソは、河童【かっぱ】の正体?(2010/08/16)
リスも冬眠する?(2009/12/18)
妖怪が空を飛ぶ? ムササビ(2007/08/10)
モモンガとムササビはどう違う?(2006/12/15)
などです。
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2013年8月25日

ミンミンゼミ

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ミンミンゼミ 画像
和名:ミンミンゼミ
学名:Oncotympana maculaticollis
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東京 町田【2013.08.18】


図鑑↓↓↓↓↓には、ミンミンゼミ掲載されています。
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2013年8月24日

銚子の福猫

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銚子の福猫 ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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千葉 銚子【2013.08.17】



2013年8月23日

ナツメ(棗)は、夏芽【なつめ】?

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 ナツメは、果物の一種です。とはいえ、日本では、あまり馴染みのある果物ではありませんね。日本の果物屋には、ほとんど売られていません。むしろ、漢方薬局にあるのが、普通です。漢方では、干したナツメの果実を、薬にするからです。
 ナツメの原産地は、中国の北部だといわれます。中国で、非常に古い時代―少なくとも、二千年以上前―に、栽培されるようになりました。食用や、薬用にするためです。
 現在では、ナツメの亜種として、サネブトナツメと呼ばれるものがあります。サネブトナツメは、普通のナツメより、果実が小さいです。味も、ナツメより酸っぱいです。また、サネブトナツメの木の枝には、ナツメより多く棘【とげ】があります。
 じつは、サネブトナツメのほうが、ナツメの元になったと考えられています。つまり、サネブトナツメは、ナツメの野生亜種です。食用にするために、果実は、より大きく、より甘く、改良されました。扱いやすいように、棘も少なくされました。
 サネブトナツメは、現在でも、食用にされます。けれども、どちらかといえば、薬用にされることが多いです。ナツメと同じく、漢方薬にされます。
 中国や朝鮮半島では、古くから、ナツメが重用されました。例えば、中国では、ナツメの果実を甘く煮詰めて、餡【あん】を作ります。棗餡【なつめあん】と呼ばれるものです。棗餡は、中秋の名月のお菓子、月餅【げっぺい】に入れられることが多いです。
 日本にも、奈良時代以前に、ナツメが入ってきました。なぜか、日本では、さほど重要な果物にはなりませんでした。それでも、庭や果樹園などに、栽培されています。
 ナツメという日本語の種名は、「夏芽」が語源だとされることが多いです。しかし、この説が確定しているわけではありません。他の説もあります。
 ナツメ(と、サネブトナツメ)は、クロウメモドキ科ナツメ属に属します。この属には、他にも、食用になる種が多いです。インドナツメ、カカラナツメなどの種が、そうです。
 以前、インドナツメは、ナツメの原種だと思われた時期がありました。現在は、別種とされています。こちらの種は、名のとおり、インドやスリランカが原産地です。
図鑑↓↓↓↓↓には、ナツメが掲載されています。
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過去の記事でも、漢方薬になる植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
クコ(枸杞)は、不老長寿の薬になる?(2013/02/15)
仙人の薬になる? センニンソウ(2012/11/16)
東アジアの花の王、ボタン(牡丹)(2012/04/20)
竜の胆が薬になる? リンドウ(2011/12/08)
ナンテンの赤い実は、鳥のため?(2010/01/15)
などです。

2013年8月22日

ミンミンゼミ

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ミンミンゼミの抜け殻 画像
和名:ミンミンゼミ
学名:Oncotympana maculaticollis
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東京 町田【2013.08.18】


図鑑↓↓↓↓↓には、ミンミンゼミ掲載されています。
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2013年8月21日

魚類図鑑の革命を起こした人とは?

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 神奈川県立 生命の星・地球博物館へ行ってまいりました。特別展「益田 一【ますだ はじめ】と日本の魚類学」を見るためです。
 益田一さんの名は、ダイビングをやる方なら、一度は耳にしたことがあるでしょう。日本の職業ダイバーの草分けといえる方です。水中写真家の草分けでもありました。
 現在、日本の優れた魚類図鑑の中で、益田さんの影響を受けていないものは、ありません。それほど、日本の魚類学に、大きな貢献をした方です。
 スキューバダイビングというものが実用化されるまで、人類は、水中の世界を、ほとんど見たことがありませんでした。生きている魚の姿を見ることも、少なかったわけです。ましてや、水中で魚の写真を撮るなど、思いもよらぬことでした。
 このために、魚類図鑑といえば、魚の絵が描いてあるものでした。それが常識だったのです。「生きている魚を撮った写真で、図鑑を作る」のは、長い間の夢でした。
 その夢は、日本では、事実上、益田一さんにより、かなえられました。益田さんが協力して作られた魚類図鑑は、枚挙にいとまがありません。現在では、写真の載った魚類図鑑のほうが、普通ですね。それまでの常識を壊して、魚類図鑑に、革命を起こしました。
 益田さんは、いくつもの魚の新種も発見しています。新種の発見には、多くの人が関わるので、益田さん一人の業績とは言えないかも知れません。とはいえ、益田さんの力がなければ、発見できなかった種があるのは、事実です。
 展覧会の会場には、益田さんが発見に関わった魚の標本や、写真が、展示されています。益田さん御自身が撮影した写真も、多いです。中には、ラテン語の学名に、「masudai」と付いた種もあります。むろん、益田さんにちなんで名づけられたものです。
 会場には、益田さんが製作に関わった魚類図鑑も、展示されています。私自身、見覚えがある図鑑が、いくつもありました。日本で、魚好きの方なら、これらの図鑑のどれかに、お世話になっているはずです。間接的に、益田さんにお世話になっていますね。
 魚好きの方、ダイビングをやる方は、行って損はない展覧会だと思います。

図鑑↓↓↓↓↓には、日本産の魚類が、五十種ほど掲載されています。
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特別展「益田 一【ますだ はじめ】と日本の魚類学」に関する情報は、以下のサイトにあります。
特別展「益田 一【ますだ はじめ】と日本の魚類学」(神奈川県立 生命の星・地球博物館の公式サイト内ページ)


過去の記事でも、現在、開催中の生き物に関する展覧会を取り上げています。夏休みの自由研究に役立ちそうな展覧会が多いです。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
日本の誇るべき『大日本魚類画集』(2013/8/15)
じつは先進国だった? 江戸の園芸文化(2013/7/31)
大昆虫展 in 東京タワー(2013/7/23)
マンモスYUKAと、現生のゾウとの関係は?(2013/7/20) 
特別展「深海」には、深海生物がいっぱい!(2013/7/11)などです。



2013年8月20日

ミンミンゼミ

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ミンミンゼミ 画像
和名:ミンミンゼミ
学名:Oncotympana maculaticollis
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千葉 銚子【2013.08.17】


図鑑↓↓↓↓↓には、ミンミンゼミ掲載されています。
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2013年8月19日

アカゲラ? いえ、オオアカゲラです

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 日本には、十種ほどのキツツキの仲間が分布します。キツツキ科の鳥たちですね。「木つつき」の名のとおり、どの種も、嘴【くちばし】で、木に穴を開けます。それは、食べ物を取るためだったり、巣穴を掘るためだったりします。
 同じように見えても、種によって、生態や姿に違いがあります。例として、アカゲラと、オオアカゲラとを挙げてみましょう。両種は、日本を含むユーラシア大陸に分布します。
 アカゲラと、オオアカゲラとは、姿が似ています。どちらも、背が黒く、腹は白く、下腹部が赤褐色です。雄の頭部が、赤いです。雌の頭部は、どちらの種も黒いです。
 目立つ違いとして、オオアカゲラのほうが、体が大きいです。雄の頭部の赤い部分も、大きいです。下腹部の赤褐色の部分も、オオアカゲラのほうが、広いです。
 生態を見ると、アカゲラと、オオアカゲラとの差が、際立ちます。オオアカゲラのほうが、巣穴の高さが、圧倒的に高いのです。これは、日本に棲む他のキツツキと比べても、そうです。オオアカゲラは、木の10m以上の高さに、巣穴を作ります。
 縄張りの広さも、アカゲラより、オオアカゲラのほうが、ずっと広いです。このために、同じ面積でも、オオアカゲラのほうが、棲める数が少ないです。実際、アカゲラのほうが、オオアカゲラよりも、はるかに個体数が多いと推定されています。
 じつは、オオアカゲラの数は、他種の鳥の数に、大きく関係するといわれます。ブッポウソウという鳥です。この種は、キツツキ科ではありません。ブッポウソウ科です。
 ブッポウソウは、キツツキと違い、自分で木に巣穴を掘ることができません。キツツキが使った後の巣穴を、再利用します。ブッポウソウは、体の大きさがオオアカゲラと近いため、主に、オオアカゲラの巣穴を再利用すると考えられています。
 このために、オオアカゲラの巣穴が減れば、ブッポウソウの巣作りする場所が、減ることになります。巣を作れなければ、当然、ブッポウソウの数は、減りますね。
 近年、日本で繁殖するブッポウソウの数が減ったのは、オオアカゲラが減ったためかも知れません。生態系を、まるごと保護することが、大切だとわかりますね。
図鑑↓↓↓↓↓には、オオアカゲラ、アカゲラ、ブッポウソウが掲載されています。
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過去の記事でも、キツツキの仲間や、キツツキと紛らわしい鳥を取り上げています。また、ブッポウソウも取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
鳥の足の形は、どんなふう?(2012/05/07)
ノグチゲラは、キツツキ科か?(2010/01/04)
ゴジュウカラは、シジュウカラより年上?(2009/12/11)※ゴジュウカラは、キツツキと同じように木の幹に止まりますが、キツツキ科ではありません。
勘違いで名が付いた? ブッポウソウ(2009/06/29)
街中のキツツキ? コゲラ(2009/01/12)
などです。

2013年8月18日

アブラゼミ


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和名:アブラゼミ
学名:Graptopsaltria nigrofuscata
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千葉 銚子【2013.08.17】


図鑑↓↓↓↓↓には、アブラゼミ掲載されています。
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2013年8月17日

ヒマワリ

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ヒマワリ 画像
和名:ヒマワリ
学名:Helianthus annuus L.
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東京 町田【2013.08.11】


図鑑↓↓↓↓↓には、ヒマワリ掲載されています。
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2013年8月16日

トケイソウの果実が、パッションフルーツ?

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 近年は、熱帯の果物が、日本の食卓に載ることが、多くなりましたね。そのような果物の一つに、パッションフルーツがあります。パッションフルーツは、日本語名を、何という植物でしょうか? これには、少し、ややこしい事情があります。
 一般的に、「パッションフルーツは、トケイソウの果実だ」といわれます。これは、誤りではありません。けれども、まったく正確かというと、そうとも言い切れません。
 トケイソウ(時計草)という種名の植物は、実在します。トケイソウ科トケイソウ属に属する一種です。日本には、自生しません。花を観賞するために、栽培されることはあります。つる草なので、垣根などに作ることが多いです。南米のブラジル原産です。
 原産地では、このトケイソウの果実を、食べることもあるようです。しかし、現在、日本でパッションフルーツとして食べられているのは、種名トケイソウの果実ではありません。トケイソウ科トケイソウ属の、別種の果実です。
 じつは、トケイソウ属の種の果実は、みな、パッションフルーツと呼ばれます。トケイソウ属の総称として、トケイソウの名を使うこともあります。その意味では、「パッションフルーツは、トケイソウ(属)の果実だ」という言葉は、間違っていません。
 とはいえ、「(普通に食べられている)パッションフルーツは、(日本で観賞用に栽培されている、種名)トケイソウの果実だ」という意味では、間違いです。
 食用にされるトケイソウ属には、いくつもの種があります。最も有名なのは、クダモノトケイソウという種です。この種も、ブラジル原産です。日本でも、南西諸島や、南九州などで、栽培されます。普通、パッションフルーツと呼ばれるのは、この種です。
 トケイソウ属では、他に、オオミノトケイソウ、モリシマトケイソウ、ミズレモン、アマミクダモノトケイなどの種が、果実を食用にされます。これらも、パッションフルーツというわけです。どれも、中米から南米にかけての、熱帯アメリカに産します。
 種名トケイソウ以外にも、花を観賞する種もあります。ベニバナトケイソウ、ホザキノトケイソウなどです。これらの種も、やはり、南米原産が多いです。
図鑑↓↓↓↓↓には、トケイソウが掲載されています。
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過去の記事でも、熱帯原産の果物を取り上げています。また、熱帯原産の観賞用の植物も、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
バナナは、最古の栽培植物?(2013/1/18)
コチョウラン? ファレノプシス? ややこしいランの名前(2013/01/11)

万葉時代のハイカラ植物? ケイトウ(2010/08/20)
チンパンジーの贈り物はパパイア?(2007/09/13)
などです。

2013年8月15日

日本の誇るべき『大日本魚類画集』

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 今年の夏は、暑いですね。暑さ除けになる展覧会に行ってまいりました。東京ステーションギャラリーで開かれている「大野麥風【おおの ばくふう】展」です。
 大野麥風は、明治から昭和にかけて活躍した画家です。一般には、ほとんど名が知られていませんね。しかし、今回、実物の作品を見たことで、「この人は、今後、何百年も名を残すべき画家だ」と、確信しました。見ておいて、損はありません。
 麥風の業績は、いくつもあります。ここでは、生き物に関することに絞って紹介しましょう。特に大きな業績は、『大日本魚類画集』の原画を担当したことです。
 『大日本魚類画集』は、美しい木版画で、日本の魚類を紹介した本です。淡水魚も、海水魚も、載っています。この木版画が、芸術と科学との融合のお手本になっています。生物学的に正確な生態を表わしつつ、芸術的な美しさに到達しています。
 例えば、フナのような、地味な魚でも、麥風の手にかかれば、精緻【せいち】な美しさを表わします。同じく、地味なマイワシも、流れるような群れで描かれています。今にも、ぴちぴちと、画面から跳ね出してきそうです。写真以上の迫真性です。
 南西諸島など、一部の海域を除いて、日本産の魚には、派手さがありません。そんな魚たちを、「これほど美しく描く手段があったのか」と、驚嘆させられます。
 麥風の魚たちは、群れをなすものは、群れで描かれています。また、魚が暮らす周囲の環境も、適確に描かれています。例えば、「海の岩礁で、フジツボやイソギンチャクと一緒にいる」、「砂の海底にじっとしている」、「藻が生えた淡水にいる」などです。
 『大日本魚類画集』は、解説文も、格調高く、面白いです。けれども、絵を見るだけでも、自然に、魚の生態がわかるように作られています。
 麥風の画業は、一朝一夕になされたものではありません。麥風以前の人々の、博物画【はくぶつが】の伝統を受け継いでいます。会場には、江戸時代に描かれた、魚類や、海産無脊椎動物の絵もあります。麥風以後の博物画も、展示されています。
 涼やかな水中の絵を見ると、暑さが引きます。暑気払いに、いかがですか?


図鑑↓↓↓↓↓には、日本産の魚類が、五十種ほど掲載されています。
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 大野麥風【おおの ばくふう】展の情報は、以下のサイトにあります。
大野麥風展(東京ステーションギャラリーの公式サイト内ページ)


 過去の記事でも、現在、開催中の生物に関する展覧会を紹介しています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
じつは先進国だった? 江戸の園芸文化(2013/7/31)
大昆虫展 in 東京タワー(2013/7/23)
マンモスYUKAと、現生のゾウとの関係は?(2013/7/20) 
特別展「深海」には、深海生物がいっぱい!(2013/7/11)などです。


2013年8月14日

オミナエシ

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オミナエシ 画像
和名:オミナエシ
学名:Patrinia scabiosifolia Fisch. ex Trevir.
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東京 町田【2013.08.11】


図鑑↓↓↓↓↓には、オミナエシ掲載されています。
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2013年8月13日

アオバハゴロモ

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アオバハゴロモ 画像
和名:アオバハゴロモ
学名:Geisha distinctissima
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東京 町田【2013.08.11】


図鑑↓↓↓↓↓には、アオバハゴロモ掲載されています。
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2013年8月12日

ウミヘビがいるなら、カワヘビもいる?

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 海にもヘビが棲むことは、知られていますね。ウミヘビと呼ばれるヘビがいます。
 では、川などの、淡水に棲むヘビはいるのでしょうか? います。ただし、カワヘビと呼ばれる種は、いません。「○○ミズヘビ」という種名のものが、多いです。
 「○○ミズヘビ」という種は、多くが、ナミヘビ科ミズヘビ属に属します。ナミヘビ科では、他の属―ミズベヘビ属など―にも、「○○ミズヘビ」という種名の種がいます。属が違っても、「淡水に棲む」生態が似るために、このような種名が付きました。
 日本には、「○○ミズヘビ」という種名のヘビは、いません。かといって、淡水に棲むヘビが、いないわけではありません。日本に分布するヘビの中では、唯一、ほぼ完全な淡水性と考えられている種がいます。キクザトサワヘビという種です。
 キクザトサワヘビは、ナミヘビ科サワヘビ属に属します。この属のヘビは、山地の渓流に棲むために、サワ(沢)ヘビと呼ばれるようになりました。キクザトサワヘビも、ほとんどの時間を、沢の水中で過ごすと考えられています。
 日本のヘビの中で、キクザトサワヘビは、最も珍しい種だといわれます。非常に分布が限られているからです。世界じゅうで、日本の南西諸島の久米島にしか、分布しません。世界的に見ても、たいへん珍しい種です。
 ナミヘビ科サワヘビ属のうち、日本に分布するのは、キクザトサワヘビ一種だけです。同じサワヘビ属の種は、中国南部や、東南アジアに分布します。なぜ、キクザトサワヘビだけが、飛び離れて久米島に分布するのかは、わかっていません。
 キクザトサワヘビは、生態も、わかっていないことが多いです。何を食べるのかも、はっきりしません。観察された例では、クメジマサワガニなどの稚ガニを食べるようです。他に、水生昆虫や、カエルの幼生(おたまじゃくし)なども食べると推測されています。
 この種の生態が不明なのは、個体数が少ないことに、大きな原因があります。特異な環境に棲むため、もともと、少なかったと考えられます。加えて、近年では、生息環境の破壊が懸念されています。貴重なヘビを、絶滅させたくはありませんね。
図鑑↓↓↓↓↓には、残念ながら、キクザトサワヘビは載っていません。そのかわり、日本のヘビが、十五が掲載されています。
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過去の記事でも、ヘビの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ヘビは、耳が聞こえないとは、本当か?(2013/06/17)
ヘビは、暗闇でも眼が見える?(2013/03/18)
シロヘビ(白蛇)に会うと、福を授かる?(2013/01/14)
日本にも、コブラがいる?(2012/03/12)
美しい偏食ヘビ、リュウキュウアオヘビ(2009/12/14)
などです。
 

2013年8月11日

ヒマワリ

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ヒマワリ 画像
和名:ヒマワリ
学名:Helianthus annuus L.
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東京 港区【2013.08.04】


図鑑↓↓↓↓↓には、ヒマワリ掲載されています。
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2013年8月10日

ケチョウセンアサガオ

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ケチョウセンアサガオ 画像
和名:ケチョウセンアサガオ
学名:Datura innoxia Mill.
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東京 港区【2013.08.04】


図鑑↓↓↓↓↓には、ケチョウセンアサガオ掲載されています。
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2013年8月 9日

仏典【ぶってん】にも登場、マンゴー

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 マンゴーは、夏の果物として、すっかり定着しましたね。日本では、南九州や南西諸島などで、栽培されます。熱帯の植物ですので、原産地は、日本ではありません。インドからマレー半島にかけての地域が、原産地だと推定されています。
 マンゴーの栽培が始まったのは、インドだろうといわれます。少なくとも、四千年ほど前には、インドでマンゴーが栽培されていました。もちろん、果実を食べるためです。
 古代インドといえば、仏教が生まれた地ですね。お釈迦さまにとっても、マンゴーは、親しいものでした。仏典(仏教の聖典)には、マンゴーがよく登場します。
 例えば、お釈迦さまは、マンゴーの林で説法をしました。また、お釈迦さまの弟子になった人が、マンゴー林を寄付したこともありました。
 古代インドの言葉では、マンゴーを、アームラと呼びました。日本語の仏典では、これに漢字を当てて、菴羅【あんら】や菴摩羅【あんまら】などと呼ばれます。
 菴羅ことマンゴーは、仏典の譬【たと】え話にも、登場します。お釈迦さまの前世を語る『ジャータカ』には、「マンゴーの花は多いが、実を結ぶものは少ない」とあります。
 実際、マンゴーには、細かい花が、おびただしく咲きます。一つの花序に、数百から数千もの花が付きます。けれども、結実するのは、そのうちの二、三個です。
 ある仏典には、「僧侶の内面を知りがたいのは、マンゴーの果実が熟れているかどうか、知りがたいのと同じだ」とあります。これも、マンゴーをよく観察していなければ、出てこない譬えです。マンゴーの果実は、外見から、熟し方を知るのが難しいのです。
 野生のマンゴーの果実は、大きさも、形も、色も、味も、ばらつきが大きいです。果実の色だけを見ても、緑、黄、赤、紫などがあります。これに、栽培品種まで加えたら、どれほどの変異があるか、想像を絶するほどです。
 「完全に熟しても、緑色のままの果実があるように、人間の内面もわからない」と、仏典で言っているわけですね。マンゴーの果実を引き合いに、人間の本質を突いています。古代インドで、深い洞察をやさしく語るのに、マンゴーは適していたのでしょう。
図鑑↓↓↓↓↓には、マンゴーが掲載されています。
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過去の記事でも、熱帯産の果物を取り上げています。また、仏教に関係する果物も、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
バナナは、最古の栽培植物?(2013/01/18)
スイカの故郷は、どこ?(2011/09/02)
ザクロが人肉の味というのは、本当?(2007/09/28)
チンパンジーの贈り物はパパイア?(2007/09/13)
お釈迦さまも食べた? レモン(2006/08/21)
などです。

2013年8月 8日

赤坂の福猫

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赤坂の福猫 ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京 港区【2013.08.01】



2013年8月 7日

フヨウ

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フヨウ 画像
和名:フヨウ
学名:Felis catus
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東京 港区【2013.08.01】


図鑑↓↓↓↓↓には、フヨウ掲載されています。
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2013年8月 6日

赤坂の福猫

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赤坂の福猫 ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京 港区【2013.08.01】



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2013年8月 5日

アリの巣に、居候【いそうろう】がいる?

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 アリは、どんな人でも知っている昆虫ですね。住宅地でも、普通に見られます。けれども、そのわりに、わかっていることが少ない昆虫でもあります。
 例えば、アリの巣の中に、アリではない種の昆虫も棲むことを、御存知でしょうか?
 近年の研究によれば、多くの種の昆虫が、アリと同居しています。有名なのは、一部のチョウ(蝶)の幼虫ですね。クロシジミの幼虫などが、アリの巣で暮らします。
 アリと同居するのは、チョウの仲間(鱗翅目【りんしもく】、または、チョウ目【もく】)ばかりではありません。甲虫目【こうちゅうもく】、ハエ目【もく】、バッタ目【もく】、ハチ目【もく】、シミ目【もく】など、多岐にわたる分類グループがいます。
 アリの巣に、アリと同居する昆虫たちを、好蟻性【こうぎせい】昆虫と呼びます。好蟻性昆虫の研究は、まだまだ、発展途上です。観察が難しい、アリの巣の中にいるからです。そのうえ、小型の種が多いことも、観察の難しさに拍車をかけています。
 中には、アリよりも大きくて、比較的、観察しやすい種もいます。アリスアブの仲間などが、そうです。アリスアブとは、ハエ目【もく】ハナアブ科アリスアブ亜科に属する種の総称です。アリノスアブと呼ばれることもあります。
 アリスアブは、幼虫が、アリの巣に棲みます。大きさは、種によります。終齢幼虫(幼虫の最終段階)では、棲んでいる巣のアリよりも、たいてい、大きくなります。
 アリスアブの幼虫は、一見、昆虫に見えません。半球形の、ぽてっとした形です。体に区切りがなく、どこに頭があるのかさえ、わかりません。ナメクジの仲間のように見えます。実際、最初に発見された時には、ナメクジの類だとされたようです。
 のちに、それは、アブの幼虫だとわかりました。羽化して、成虫になると、普通のアブの姿になります。アブだとわかってからも、幼虫が、アリの巣で、何を食べているのか、長い間、不明でした。最近になって、アリの幼虫を食べるとわかりました。
 巣内に、恐ろしい敵がいるのに、アリは、アリスアブの幼虫を攻撃しません。なぜ、このようなことが起こるのかは、これからの研究課題です。
図鑑↓↓↓↓↓には、アリの仲間のクロオオアリ、クロヤマアリ、トゲアリが載っています。また、アリスアブに近縁なハナアブ科の種も、四種ほどが掲載されています。
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過去の記事でも、アリや、アリと共生する生き物を取り上げています。また、アリスアブに近縁なハナアブを取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
アリとアブラムシとシジミチョウとの関係は?(2013/04/08)
刺すアリがいる?(2013/04/01)
恐るべき?社会寄生、トゲアリ(2010/07/12)
アリが、植物に登るのは、何のため?(2010/04/16
ミツバチのそっくりさん、ハナアブ(2006/03/10)
などです。

2013年8月 4日

ニイニイゼミ

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ニイニイゼミ 画像
和名:ニイニイゼミ
学名:Sophora japonica L.
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東京 品川区【2013.07.28】

図鑑↓↓↓↓↓には、ニイニイゼミ掲載されています。
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2013年8月 3日

エンジュ

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エンジュ 画像
和名:エンジュ
学名:Sophora japonica L.
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東京 渋谷区【2013.07.27】

図鑑↓↓↓↓↓には、エンジュ掲載されています。
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2013年8月 2日

チダケサシとアスチルベとは、同じ? 違う?

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 花壇で栽培される草花は、たいてい、野生種そのままではありません。人間が品種改良した、栽培品種がほとんどです。そのような栽培品種には、複雑な起源を持つものが、少なくありません。今回は、そのような栽培品種を紹介しましょう。アスチルベです。
 アスチルベには、ふわふわした、ピンクや赤や白の花が咲きます。細かい花がたくさん集まって、ふわふわの塊【かたまり】に見えます。
 栽培品種としてのアスチルベは、ユキノシタ科チダケサシ属に属します。アスチルベという名は、「チダケサシ属」を指すラテン語の学名Astilbeに由来します。園芸の世界で、アスチルベといえば、「チダケサシ属の栽培品種の一群」を指します。
 けれども、植物学の世界での「アスチルベAstilbe」は、「チダケサシ属」を指す学名です。栽培品種だけを指すとは限りません。御注意下さい。
 なぜ、こんな、ややこしいことになったのでしょうか? 栽培品種のアスチルベが、多くのチダケサシ属の種から作られたからです。起源の種が多すぎて、もはや、種を決められない状態です。「チダケサシ属」としか、呼びようがないのですね。
 栽培品種のアスチルベは、アワモリソウ(泡盛草)、アワモリショウマ(泡盛升麻)、アケボノショウマ(曙升麻)などと呼ばれることがあります。しかし、これらの呼び名は、ほとんどの場合、不正確です。これには、また、ややこしい事情があります。
 チダケサシ属の中に、正式な日本語名(標準和名)を、アワモリショウマという種があります。この種は、日本に自生する野生種です。アワモリソウという別名があります。
 アワモリショウマ(アワモリソウ)は、栽培品種のアスチルベの起源の一種になりました。とはいえ、栽培品種のアスチルベは、他に、何種も交配して作られています。野生種のアワモリショウマと同一視するのは、問題があります。
 栽培品種のアスチルベは、チダケサシ、ヒトツバショウマなどの野生種も、起源となっています。チダケサシもヒトツバショウマも、日本に自生する種です。栽培品種よりは、ずっと地味です。チダケサシなどは、まれに、観賞用に栽培されることもあります。

図鑑↓↓↓↓↓には、チダケサシが掲載されています。
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過去の記事でも、野生種から作られた栽培品種を取り上げています。また、野生種のアワモリショウマについても、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
仙人の薬になる? センニンソウ(2012/11/16)
ブルーベリーは、一種じゃない?(2012/05/25)
シンビジウムは、シュンラン(春蘭)の仲間か?(2012/01/02)
などです。

2013年8月 1日

ミンミンゼミ

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ミンミンゼミ 画像
和名:ミンミンゼミ
学名:Oncotympana maculaticollis
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東京 港区【2013.07.25】

図鑑↓↓↓↓↓には、ミンミンゼミ掲載されています。
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