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2013年9月 2日

切っても切っても、生えてくる? イモリの謎

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 爬虫類のトカゲは、尾を自分で切ることが知られますね。トカゲの尾は、切れても、また生えてきます。尾ではなくて、四肢【しし】―要するに、手足です―を切ったら、生えてくるのでしょうか? 生えてきません。
 トカゲが再生できるのは、尾だけです。四肢は、失ったら、再生できません。
 それは、私たち、ヒトも同じですね。ヒトを含む哺乳類も、爬虫類と同じく、四肢を再生することは、できません。できたら、どんなにいいかと思いますよね。
 中には、四肢を切っても、また、生えてくる生き物がいます。両生類に、そういうものがいます。例えば、アカハライモリです。日本で、最も平凡なイモリですね。
 アカハライモリは、四肢を失っても、また、生えてきます。尾が切れても、生えてきます。再生した四肢や尾は、元のものと、まったく遜色ありません。骨も皮膚も、きれいに元どおりになります。眼のレンズさえも、再生することができます。
 同じ再生でも、トカゲの尾の再生は、こうは行きません。再生するのは、尾の肉や、皮膚の部分だけです。骨は、再生しません。外見からも、再生した部分は、色味の違いなどで、はっきりわかります。まったく元どおりというわけでは、ないのですね。
 イモリと、よく混同されるヤモリは、爬虫類です。トカゲの仲間の一グループです。トカゲと同じで、四肢を失っても、再生はできません。尾は、トカゲと同じように、再生します。肉だけ再生して、骨は再生しない、ということです。
 なぜ、アカハライモリが、こんなに再生能力が高いのかは、わかっていません。両生類であることに、一つの鍵がありそうです。両生類には、同じように、再生能力が高い種が、他にも見られるからです。例えば、メキシコサンショウウオなどです。
 メキシコサンショウウオは、メキシコを原産とする両生類です。ウーパールーパーという名で、ペットにされます。でも、実際には、実験動物として、よりたくさん飼われています。再生能力の高さゆえ、再生医学の実験などに、使われています。
 将来、ヒトも、イモリ並みの再生能力が......とは、夢物語でしょうか(笑)
図鑑↓↓↓↓↓には、アカハライモリが掲載されています。
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過去の記事でも、イモリや、サンショウウオの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。

サンショウウオのおたまじゃくしとは?(2010/5/10)
生きている化石、イボイモリ(2009/10/16)
イモリとサンショウウオとは、どう違う?(2009/4/20)
最近、アカハライモリのことを(2005/10/13)
などです。br/>br/>

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