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2014年1月31日

種名の地名は、嘘をつく?

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 動植物の種名には、地名が付くことが、よくあります。植物の例を挙げますと、オランダフウロ、アメリカオニアザミ、チョウセンアサガオなどです。普通に考えれば、これらの地名は、その種の産地を表わすと思いますよね。ところが、そうとは限りません。
 例えば、オランダフウロは、確かに、オランダを含むヨーロッパに分布します。けれども、ヨーロッパにしか、分布しないわけではありません。この種は、とても分布が広いのです。西アジアにまで、分布します。「オランダ」が付く種名は、誤解を招きますね。
 では、なぜ、オランダフウロという種名が付いたのでしょう? それは、江戸時代末期に、オランダを通じて、日本に入ったからです。江戸の鎖国の時代も、日本とオランダとは、貿易を続けていましたね。それを反映した種名です。
 植物図鑑を引いてみて、「オランダ」の種名が付く植物が多いことに、気づかれた方もいるでしょう。それらの植物は、たいてい、江戸時代に、オランダ貿易を通じて、日本にやってきた種です。植物の種名のかげには、日本史があります。
 チョウセンアサガオの種名も、オランダフウロと似た経緯で、付いています。この種も、江戸時代に、日本に来ました。朝鮮半島との貿易を通じて、入ったのですね。江戸時代の日本は、オランダ以外に、李氏朝鮮とも貿易をしていました。
 チョウセンアサガオの場合は、原産地が朝鮮半島ではありません。インド原産だといわれます。原産地と種名とが、かけ離れてしまった例です。
 アメリカオニアザミの場合は、もっとはなはだしく、離れています。この種の原産地は、ヨーロッパです。アメリカではありません。でも、現在では、北米、日本を含むアジア、オーストラリアなど、世界各国に、分布を広げています。
 原産地と、まるでかけ離れた種名が付いたのは、この種が、北米との貿易を通じて、日本に入ったからです。じつは、北米においても、本種は外来種でした。
 植物の種名には、その種がたどってきた歴史が、込められています。原産地と食い違った種名でも、世界の歴史に思いを馳せるには、よい名かも知れませんね。

図鑑↓↓↓↓↓には、オランダミミナグサ、アメリカアゼナ、ケチョウセンアサガオなどの地名が種名に付いた植物が掲載されています。
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 過去の記事でも、外来の植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
マツヨイグサとツキミソウとは、違う? 同じ?(2013/5/31)
ノボロギクは、キオン属か? サワギク属か?(2012/12/28)
属名で混乱中、ヒエンソウ(飛燕草)の仲間たち(2011/5/27)

オオイヌノフグリは、妖精の花?(2011/3/18)
じつは外来種です、キショウブ(2009/4/24)
などです。


2014年1月30日

スイレン

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スイレン 画像
和名:スイレンの一種 
学名:Nymphaea spp.
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東京 港区【2014.01.13】



2014年1月29日

シデコブシ

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シデコブシ 画像
和名:シデコブシ 
学名:Magnolia stellate
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東京 新宿区【2014.01.18】



2014年1月28日

シロバナオオベニゴウカン

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シロバナオオベニゴウカン 画像
和名:シロバナオオベニゴウカン 
学名:Calliandra haematocephala cv. Albiflora.
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東京 新宿区【2014.01.18】



2014年1月27日

動植物名のオイランは、差別用語か?

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 クサキョウチクトウ(草夾竹桃)という植物を、御存知でしょうか? 多くの方は、聞いたことがない名前だと思います。では、フロックスという名は?
 こちらなら、聞いたことがある方が多いでしょう。フロックスは、世界各国で栽培される園芸植物です。これの正式な日本語名(標準和名)が、クサキョウチクトウなのですね。
 クサキョウチクトウという名前は、長過ぎて、覚えにくいうえに、言いにくいですね。このために、ラテン語の学名から取った、フロックスという名が、普及しました。
 「もっと短くて、覚えやすい日本語名を付ければ良かったのに」と思いますよね。じつは、昔は、そういう名前がありました。オイランソウ(花魁草)という名です。
 オイランソウという名が、使われなくなったのには、理由があります。花魁【おいらん】が、差別的な用語だから、というのです。
 そのわりには、他の植物で、花魁の名が付いた種があります。アザミの一種の、オイランアザミ(花魁薊)です。この種は、改名しようという話を、聞いたことがありません。フロックスと違って、有名でない種のために、大目に見られているのでしょう。
 動物にも、花魁の名が付いた種があります。例えば、魚類には、オイランハゼというハゼの一種がいます。オイランヨウジというヨウジウオの一種もいます。貝類には、オイランカワザンショウという巻貝の一種がいます。
 オイランの名が付く動物には、色や模様が華やかな種が多いです。そこから、花魁が連想されたのでしょう。種名を付けた人にしてみれば、特徴を適確に表わしたかっただけで、差別をするつもりなど、毛頭なかったと思います。この問題は、難しいですね。
 現在の日本では、職業としての花魁は、絶滅しました。ですから、花魁という呼び名で、差別される側の人は、いないわけです。すでに、花魁は、歴史上だけの存在です。
 このような状況では、あまり問題にしても、仕方がないのでは、と思います。やり過ぎると、言葉狩りになってしまいます。もし、改名しろと主張するなら、短くて覚えやすく、特徴を表わした代案を、示す必要があるでしょう。

図鑑↓↓↓↓↓には、日本に分布する動植物が、千種以上が掲載されています。
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 過去の記事でも、動植物の種名に関することを取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
深海魚には、長い名前が多い?(2013/1/21)
トゲアリトゲナシトゲトゲの秘密(2011/6/6)
学名と標準和名とは、違う? 同じ?(2009/8/7)

トンビやオケラは、存在しない?生き物の名前の話(2008/4/11)
新しい名前で出ています――魚類の改名(2007/2/2)
などです。



2014年1月26日

メジロ

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紅梅にメジロが来ていました。 メジロ 画像
和名:メジロ 
学名:Zosterops japonicus
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東京 港区【2014.01.23】


図鑑↓↓↓↓↓には、メジロが掲載されています。
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2014年1月25日

ウメ

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紅梅 ウメ 画像
和名:ウメ 
学名:Armeniaca mume Siebold
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東京 港区【2014.01.13】


図鑑↓↓↓↓↓には、ウメが掲載されています。
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2014年1月24日

食べられるソバ、食べられないソバ

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 ソバは、日本人なら、誰でも知っている植物ですね。植物自体を見たことがなくても、「そば」という食べ物を知らない方は、いないでしょう。あの「そば」は、ソバという植物の果実から作られます。「そのくらいは、知っているよ」という方が、多いでしょう。
 植物学的にいえば、ソバとは、タデ科ソバ属に属する一年草の一種です。日本には、もとは、自生しませんでした。現在は、各地で栽培されていますね。
 じつは、食用になる「そば」には、もう一種あります。ダッタンソバという種です。普通のソバと同じく、タデ科ソバ属に属する一年草の一種です。ソバ粉の中には、普通のソバだけでなく、ダッタンソバの果実の粉を混ぜることもあります。
 けれども、ダッタンソバの味は、とても苦いです。このため、ソバ粉に混ぜすぎると、まずい「そば」になってしまいます。ダッタンソバは、麺の「そば」にして食べるより、ダッタンソバ茶という、お茶にして飲むことが多いです。
 タデ科には、他にも、「○○ソバ」という種名の付く植物があります。ミゾソバ、タニソバ、ツルソバ、ヒメツルソバなどです。これらの種は、タデ科イヌタデ属に属します。
 イヌタデ属の「○○ソバ」たちは、麺の「そば」にはされません。外見が、ソバに似るところがあるために、このような名が付きました。
 前記の「○○ソバ」のうち、ツルソバは、若い芽や果実を食用にすることがあるそうです。とはいえ、一般的な食べ物ではありません。食用にするために、わざわざ栽培されることは、ないようです。普通は、道端の雑草扱いですね。
 現在、日本の住宅地で、もっともよく見られる「○○ソバ」は、ヒメツルソバでしょう。ツルソバに似ているために、この名が付きました。もとから日本にあった種ではありません。ヒマラヤ原産です。ツルソバと違い、ヒメツルソバは、食べるとは聞きません。
 ヒメツルソバは、背が低く、地面を這うように広がります。ピンク色の、金平糖に似た形の花が付きます。この様子が愛らしいので、観賞用に、日本に入れられました。それが、野生化しました。今では、タンポポと同じくらい、平凡に見られる草です。

図鑑↓↓↓↓↓には、ソバ、ヒメツルソバ、ミゾソバが掲載されています。
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 過去の記事でも、タデ科の植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
植物の世界は、「虎の尾」だらけ?(2009/11/16)
などです。


2014年1月23日

キンシャチ

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キンシャチ 画像
和名:キンシャチ 
学名:Echinocactus grusonii Hildm.
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東京 新宿区【2014.01.18】



2014年1月22日

カカオ

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カカオ 画像
和名:カカオ 
学名:Theobroma cacao L.
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東京 新宿区【2014.01.18】



2014年1月21日

オオベニゴウカン

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オオベニゴウカン 画像
和名:オオベニゴウカン 
学名:Calliandra haematocephala
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東京 新宿区【2014.01.18】



2014年1月20日

鷹狩りには、タカを使わない?

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 日本の伝統的な狩猟の方法に、鷹狩りがあります。鳥のタカを使って、獲物を捕らえる狩りですね。鷹狩りを行なうのは、鷹匠【たかじょう】と呼ばれる専門職の人たちです。現代でも、非常に数は少ないものの、鷹匠をやっている人がいます。
 鷹狩りに使うタカは、どの種のタカでもいいわけではありません。体の大きさや、気性などにより、使いやすい種があります。そのような種を選んで、使われてきました。
 日本では、伝統的には、オオタカやハイタカなどが使われました。かつては、クマタカを使う狩りもあったそうです。現代では、クマタカの鷹狩りは、消えてしまいました。
 鷹狩りは、海外でも行なわれています。ユーラシア大陸の各地で、鷹狩りが見られます。世界の鷹狩りは、互いに影響を与えつつも、地方ごとに、独自に発達したと考えられています。地方により、狩りに使う種が違います。
 私が知る限り、鷹狩りに使われる種で、最も大型なのは、イヌワシですね。モンゴルに、イヌワシを使う狩りがあると聞いています。イヌワシは、両方の翼を広げると、160cm以上にもなります。こんな大きな猛禽を、飼い馴らすなんて、びっくりですね。
 じつは、タカを使わない鷹狩りも、存在します。タカでないなら、何を使うのでしょうか? ハヤブサです。ハヤブサを使った鷹狩りは、日本でも、世界の各地でも、よく行なわれてきました。ハヤブサが、世界的に分布する鳥だからでしょう。
 ハヤブサは、タカの類(タカ目【もく】タカ科の鳥たち)にそっくりです。けれども、分類上は、遠縁です。ハヤブサ目【もく】ハヤブサ科に属する一種です。ハヤブサ科に属する種の総称として、ハヤブサと呼ぶこともあります。
 ハヤブサ科の鳥たちは、英語でfalconと呼ばれます。このfalconという単語は、動詞で「鷹狩りをする」という意味でも使われます。falconerという名詞形になると、「鷹狩りをする人」という意味で、鷹匠を指します。「鷹狩り」自体は、falconryといいます。
 こんな言葉ができるほどですから、世界の各地で、ハヤブサが、鷹狩りに重宝されてきたことがわかりますね。その技術は、現代でも、役立つことがあると思います。

図鑑↓↓↓↓↓には、ハヤブサ、ハイタカ、オオタカ、クマタカなどの猛禽【もうきん】が掲載されています。
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 過去の記事でも、タカやハヤブサなどの猛禽【もうきん】を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ワシ(鷲)とタカ(鷹)とハヤブサ(隼)、どう違う?(2013/1/4)
オガサワラノスリは、絶滅寸前?(2009/10/30)
家庭でも防げる、バードストライク(鳥の衝突)(2009/5/11)

オオワシとオジロワシには、流氷が似合う(2008/2/8)
ハチクマはスズメバチの天敵?(2007/9/24)
などです。



2014年1月19日

ウナズキヒメフヨウ

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ウナズキヒメフヨウ 画像
和名:ウナズキヒメフヨウ 
学名:Malvavis arboreus var. mexicanus Schlechtend.
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東京 新宿区【2014.01.18】




2014年1月18日

ウメ

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ウメ 画像
和名:ウメ 
学名:Armeniaca mume Siebold
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東京 港区【2014.01.13】


図鑑↓↓↓↓↓には、ウメが掲載されています。
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2014年1月17日

シロダモ、アオダモの「ダモ」とは?

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 動植物の名前には、意味がわからない言葉が、時々ありますね。今回は、そのような名の植物を取り上げましょう。シロダモです。日本に自生する常緑樹の一種です。
 シロダモという種名のうち、「シロ」は、「白」の意味だといわれます。この木は、葉の裏が白いことから、「白」が付いたとされます。では、「ダモ」とは、何でしょう?
 「○○ダモ」と名が付く植物は、他にも、いくつかあります。アオダモ、マルバアオダモ、ヤチダモなどです。これらの「○○ダモ」も、日本に自生する樹木です。
 「○○ダモ」という植物は、みな、互いに近縁なのでしょうか? そのために、似た名前が付いたのでしょうか? そうではありません。
 前記の「○○ダモ」のうち、シロダモだけが、分類が違います。シロダモは、クスノキ科シロダモ属に属します。アオダモ、マルバアオダモ、ヤチダモなどは、モクセイ科トネリコ属に属します。それなら、なぜ、同じ「ダモ」が付いたのでしょう?
 じつは、シロダモの「ダモ」と、マルバアオダモなどの「ダモ」とは、語源が違うといわれます。シロダモの「ダモ」は、「タブ」がなまったものです。その証拠に、シロダモには、「シロタブ」という別名があります。この「タブ」とは、タブノキの意味です。
 タブノキは、クスノキ科タブノキ属に属する樹木です。シロダモとは、科が同じなので、近縁です。全体の印象にも、似たところがあります。このために、「葉の白いタブノキ」の意味で、シロタブと名づけられ、それが「シロダモ」になまりました。
 アオダモなどの「ダモ」は、どんな意味でしょうか? こちらの「ダモ」は、「タモノキ」の意味だとされます。タモノキとは、トネリコの別名です。トネリコと近縁で、似た雰囲気の樹木に、「○○なタモノキ」=「○○ダモ」と名づけられました。
 アオダモは、野球のバットの材料になることで知られます。アオダモに限らず、モクセイ科トネリコ属の樹木は、材木が有用な種が多いです。木材業界で「タモ」といえば、トネリコではなく、この仲間のヤチダモの材木を指します。
 シロダモも、木材を利用することがあります。シロダモは、種子の油も利用されます。


図鑑↓↓↓↓↓には、シロダモ、マルバアオダモが掲載されています。
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 過去の記事でも、クスノキ科や、モクセイ科の樹木を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
香りの木は、神の木か? クロモジ(2011/11/18)
ウメじゃない梅がある?(2011/2/18)
桂【けい】とは、どんな植物?(2010/11/22)

「つまま」の正体は、タブノキ?(2010/6/11)
この木なんの木、ナンジャモンジャの木?(2009/5/29)
などです。



2014年1月16日

赤坂の福猫

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赤坂の福猫 ノネコ 画像
和名:ノネコ 
学名:Felis catus
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東京 港区【2013.08.23】




2014年1月15日

ウメ

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ウメ 画像
和名:ウメ 
学名:Armeniaca mume Siebold
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東京 港区【2014.01.13】


図鑑↓↓↓↓↓には、ウメが掲載されています。
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2014年1月14日

スイセン

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スイセン 画像
和名:スイセン 
学名:Narcissus tazetta L.
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東京 港区【2014.01.13】


図鑑↓↓↓↓↓には、スイセンが掲載されています。
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2014年1月13日

サラブレッドと道産子は、同じ種か?

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 二〇一四年(平成二十六年)は、午【うま】年ですね。それにちなんで、ウマの話をしましょう。野生の馬と、家畜の馬との差についてです。
 現在、世界のあちこちに、野生馬といわれるウマがいます。ヒトに飼われていないウマですね。有名なのは、米国のマスタング、フランスのカマルグ、日本の御崎馬【みさきうま】などです。ところが、これらは、本当の意味での野生ウマではありません。
 これらのウマは、すべて、一度家畜化されたものです。それが、再野生化したのです。最初から野生のウマで、現在も見られるのは、唯一、モウコノウマだけです。
 モウコノウマは、現在は、モンゴルのごく一部に棲んでいます。昔は、ユーラシア大陸の広い範囲にいたと考えられています。モウコノウマは、多くの家畜ウマの祖先になりました。けれども、モウコノウマだけが、家畜ウマの祖先というわけではありません。
 ヨーロッパや西アジアには、かつて、ターパンという野生ウマがいました。モウコノウマと同じく、最初から野生のウマです。このターパンからも、家畜のウマが作られたと考えられています。残念ながら、ターパンは、絶滅してしまいました。
 モウコノウマとターパンとは、違う種なのでしょうか? それぞれの子孫である家畜ウマは、互いに、違う種なのでしょうか? そんなことは、ありません。
 モウコノウマとターパンとの差は、亜種レベルだと考えられています。種としては、どちらも、「ウマ」という同じ種です。ですから、彼らの子孫である家畜ウマたちも、みな同じ「ウマ」という種です。
 家畜のウマには、たくさんの品種がありますね。品種によって、ずいぶん姿が違います。例えば、競馬場で走っているサラブレッドは、脚が長く、とてもスマートですね。それに比べると、北海道の在来馬である道産子【どさんこ】は、ずんぐりしています。
 こんなに違っても、サラブレッドも道産子も、同じ「ウマ」という種です。品種の違いは、生物学的には、亜種レベルの違いとして扱われます。生物学的に見れば、何億円もするサラブレッドも、田舎で畑を耕している農耕馬も、価値に違いはありません。


図鑑↓↓↓↓↓には、残念ながら、ウマは載っていません。かわりに、日本の哺乳類が、八十種ほど掲載されています。
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 過去の記事でも、干支【えと】に関係する動物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
シロヘビ(白蛇)に会うと、福を授かる?(2013/1/14)
これでも魚類です、タツノオトシゴ(2011/12/5)
アマミノクロウサギは、生きている化石か?(2011/2/28)

トラフシジミは、草食性のトラ(虎)?(2009/11/20)
和牛は「日本のウシ」ではない?(2008/11/24)
などです。


2014年1月12日

ミツマタ

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ミツマタ 画像
和名:ミツマタ 
学名:Edgeworthia chrysantha Lindl.
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東京 港区【2014.01.13】


図鑑↓↓↓↓↓には、ミツマタが掲載されています。
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2014年1月11日

ピラカンサス

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ピラカンサス 画像
和名:ピラカンサス 
学名:Pyracantha angustifolia
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東京 港区【2014.01.13】



2014年1月10日

セイヨウヒイラギの仲間たち

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 冬、さびしい光景の中に、常緑の木や、果実を付けている木があるのは、良いものですね。そのような木は、観賞用に栽培されることが多いです。中で、近年、知られるようになったのは、セイヨウヒイラギでしょう。クリスマスの飾りつけにされる木です。
 セイヨウヒイラギについては、以前、このコラムで取り上げましたね(西洋ヒイラギはクリスマスに、ヒイラギは節分に(2005/12/23))。この時に書いたように、セイヨウヒイラギは、日本のヒイラギとは、まったく違う種です。
 ヒイラギとは別に、セイヨウヒイラギに近縁な種が、日本にも分布します。モチノキ科モチノキ属の樹木たちです。クロガネモチ、タラヨウ、モチノキ、ソヨゴなどの種です。
 これらの種は、実物を見れば、セイヨウヒイラギに近縁なことが、わかるでしょう。セイヨウヒイラギと同じく、冬に葉が常緑なところに、赤い果実が付くからです。全体の印象が、セイヨウヒイラギと似ています。観賞用に栽培されるのも、同じです。
 クロガネモチや、モチノキなどが、セイヨウヒイラギと違うのは、葉に棘がないことです。ところが、年を取ったセイヨウヒイラギと比べると、区別がつかないほど、似ることがあります。セイヨウヒイラギは、老木になると、葉に棘がなくなるからです。
 若いセイヨウヒイラギの葉に棘があるのは、動物に食べられるのを防ぐためだろうと考えられています。若いうちに動物に食べられると、損害が大きくて、回復できない可能性が高いです。ある程度大きくなれば、食べられても、回復する余力が付きます。
 セイヨウヒイラギは、昔から、ヨーロッパで栽培されてきました。このために、たくさんの栽培品種があります。品種により、葉の形や模様は、さまざまです。若いうちから、葉に棘のない品種もあります。こうなると、モチノキなどと区別が難しいです。
 モチノキ属の種の間では、雑種ができることがあります。例えば、日本にも分布するタラヨウと、セイヨウヒイラギとの間にできた雑種があります。この雑種は、タラヨウのように葉が大きく、セイヨウヒイラギのように葉に棘があります。
 こんな状況なので、セイヨウヒイラギと、近縁な種との区別は、なかなか難しいです。


図鑑↓↓↓↓↓には、クロガネモチ、タラヨウ、モチノキなどのモチノキ科の植物が掲載されています。
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 過去の記事でも、モチノキ科の植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
タラヨウとタラジュとは、違う? 同じ?(2013/7/26)
「あはき」の正体は、モチノキ?(2012/12/14)
ウメモドキ? いえ、ツルウメモドキです(2009/12/25)

西洋ヒイラギはクリスマスに、ヒイラギは節分に(2005/12/23)
などです。


2014年1月 9日

品川の福猫

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赤坂の福猫 ノネコ 画像
和名:ノネコ 
学名:Felis catus
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東京 品川区【2014.01.01】




2014年1月 8日

サザンカ

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サザンカ栽培品種 サザンカ 画像
和名:サザンカ【画像、栽培品種】 
学名:Camellia sasanqua Thunb. ex Murray
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東京 品川区【2014.01.01】

図鑑↓↓↓↓↓には、サザンカが掲載されています。
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2014年1月 7日

オナガガモ

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オナガガモ 画像
和名:オナガガモ 
学名:Anas acuta
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東京 品川区【2014.01.01】

図鑑↓↓↓↓↓には、オナガガモが掲載されています。
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2014年1月 6日

メダカという種はいない?

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 メダカは、昔から、日本人に親しまれてきた魚ですね。童謡の『めだかの学校』に歌われるほどです。近年は、絶滅危惧種に指定されたことでも、有名になりました。身近だったメダカが、絶滅しそうなほど減ってしまったなんて、衝撃的ですよね。
 じつは、種名として見れば、「メダカ」は、すでに消えています。現在、メダカという種名の魚は、いません。それは、「メダカ」が絶滅したからではありません。
 これまで、日本には、「メダカ」という一種が、広く分布していると考えられていました。ところが、「メダカ」は、二つの種に分けられることが、わかりました。研究が進んだためです。キタノメダカという種と、ミナミメダカという種とに、分けられました。
 キタノメダカは、種名のとおり、北日本に分布します。ミナミメダカは、南日本に分布します。この二種の間には、雑種ができることがあります。丹後【たんご】や但馬【たじま】地方(京都府北部や兵庫県北部)には、そのような雑種集団がいます。
 丹後や但馬の交雑集団は、一応、キタノメダカに入れられています。これらの地方は、キタノメダカとミナミメダカの分布の境界域なので、交雑が起こります。
 「メダカ」の分類については、以前から、議論がありました。「メダカ」は一種ではないという説が、根強かったのです。二種どころか、もっと多くの種に分けられるという意見もあります。近い将来、「メダカ」の種は、もっと細分化されるかも知れません。
 種より大きな分類レベルでも、「メダカ」の分類に、変更がありました。目【もく】や科のレベルです。「メダカ」は、近年、くるくると分類が変えられた魚でした。図鑑やウェブサイトによって、どのように分類されているかが、非常に違います。
 古い図鑑などでは、「メダカ」は、「メダカ目【もく】メダカ科メダカ属」とされていることがあります。現在では、こうではないことが多いです。キタノメダカと、ミナミメダカとは、普通、「ダツ目【もく】アドリアニクチス科メダカ属」に分類されます。
 キタノメダカと、ミナミメダカとの分類は、まだまだ、流動的です。近い将来、何らかの変更がある可能性が高いです。それは、科学が進歩している証拠でもあります。

図鑑↓↓↓↓↓には、メダカが掲載されています。
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インターネット生物図鑑-zukan.net-


 過去の記事でも、「メダカ」を取り上げています。また、近年、分類が変更された(されつつある)生き物も、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ハオリムシ(羽織虫)の分類は?(2012/12/10)
六本脚でも、昆虫ではない?(2012/4/2)
ラフレシアは、世界最大の花か?(2012/1/20)
野ネズミは、ネズミ科じゃない?(2011/10/3)
ちょっと待って! メダカの放流(2008/4/25)
などです。



2014年1月 5日

オオセッカ

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オオセッカ 画像
和名:オオセッカ 
学名:Locustella pryeri
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東京 目黒区【2013.11.02】

図鑑↓↓↓↓↓には、オオセッカが掲載されています。
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インターネット生物図鑑-zukan.net-



2014年1月 4日

赤坂の福猫

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赤坂の福猫 ノネコ 画像
和名:ノネコ 
学名:Felis catus
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東京 港区【2013.05.14】




2014年1月 3日

クチナシは、口無し?

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 クチナシという植物の名は、多くの方が、聞いたことがおありでしょう。夏に、香りの良い、白い花を咲かせますね。秋から冬には、橙【だいだい】色の果実を付けます。
 クチナシは、日本の野山に自生する樹木です。中部地方以南に分布します。けれども、普段、見られるのは、人間が植えたものが多いですね。花を観賞するためです。
 観賞用のクチナシは、ガーデニアと呼ばれることがあります。この名は、ラテン語の学名に由来します。「クチナシ属」を表わすラテン語の学名が、Gardeniaなのですね。これが、そのまま英語にも入って、英語名も、gardeniaになりました。
 ガーデニアと呼ばれるのは、八重咲きのクチナシが多いです。八重咲きのクチナシは、観賞用に、人間が品種改良したものです。野生種のクチナシは、一重咲きです。一重咲きのものでないと、果実は付きません。この点は、他の植物と同じです。
 クチナシは、花よりも、果実のほうが役立つかも知れません。果実は、薬や、染料に用いられます。おせち料理の栗きんとんに、クチナシの果実で色を付けるのは、有名ですね。人体に無害なため、食べ物の色づけに、よく使われます。
 日本語のクチナシという種名は、果実の形から付いたといわれます。果実が熟しても開かないため、「口無し」だというのです。これには、異説もあります。どの説でも、果実に由来する名であることは、間違いないようです。
 語源がどうであれ、クチナシは、「口無し」と、掛け言葉にして使われることが、よくあります。例えば、将棋盤や碁盤の脚は、クチナシの果実をかたどって作られます。これは、将棋や囲碁の勝負には、他人が「口出し無用」であることを、意味するそうです。
 中国でのクチナシの名「梔子」も、果実の形に由来します。「梔子」の「梔」という字は、木へんに「巵」という字から成りますね。これは、古代中国の「巵」という杯の形に、果実が似るからだそうです。杯の「巵」と区別するために、木へんが付けられました。
 クチナシは、分布が広い種です。日本以外に、朝鮮半島、中国、台湾、東南アジアに分布します。外国でも、清楚な花の姿と、甘い香りが、好まれています。

図鑑↓↓↓↓↓には、クチナシが掲載されています。
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インターネット生物図鑑-zukan.net-


 過去の記事でも、染料や媒染剤【ばいせんざい】に用いられる植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
灰から錦【にしき】? ハイノキの仲間(2012/11/23)
万葉時代のハイカラ植物? ケイトウ(2010/8/20)
キブシ、キフジ、どちらが本当?(2009/2/27)
源氏物語のヒロインも嘆く? ムラサキの運命(2008/6/6)
ツユクサの青は、染めものに使える?(2007/8/29)
などです。



2014年1月 2日

ヤマハッカ

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ヤマハッカ 画像
和名:ヤマハッカ 
学名:Rabdosia inflexa (Thunb.) Hara
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東京 目黒区【2013.11.02】

図鑑↓↓↓↓↓には、ヤマハッカが掲載されています。
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インターネット生物図鑑-zukan.net-



2014年1月 1日

富士山

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富士山 画像
あけましておめでとうございます。今年最初も、富士山です(笑)。
今年もよろしくお願いいたします。
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山梨県【2004.10.28】