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2014年2月28日

最も背の高い樹木とは?

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 世界で最も背の高い木は、何という種でしょうか? この質問には、答えるのが難しいです。まだ発見されていないだけで、より高い木が見つかる可能性が、常にあるからです。
 それでも、この質問には、いくつかの答えが用意されています。有力な答えの一つが、「ユーカリの一種だ」というものです。ユーカリとは、フトモモ科ユーカリ属に属する種の総称です。オーストラリアに分布します。コアラの食べる木の葉として、有名ですね。
 ユーカリ属には、五百以上の種が含まれます。そのうちの一種、セイタカユーカリで、高さが132.6mあるものが、十九世紀に発見されました。ラテン語の学名を、Eucalyptus regnansという種です。残念ながら、この最高記録の木は、現存していません。
 では、現存する木の中で、最も高いのは、どの種でしょうか? それは、セコイアだといわれています。北米の西海岸に分布する木です。日本にも移入されて、公園などに植えられています。最高の木は、原産地の北米にあります。高さは、115mです。
 セコイアという日本語の種名は、ラテン語の学名Sequoia sempervirensに由来します。ややこしいことに、この種には、日本語の別名が、いくつもあります。セコイアメスギ、センペルセコイア、レッドウッド、イチイモドキなどが、その別名です。
 さらに、ややこしいことがあります。セコイアには、似た種名の別種があるのです。セコイアデンドロンという種です。この日本語の種名も、Sequioadendron giganteumという、ラテン語の学名に由来します。
 セコイアと区別するために、セコイアデンドロンには、セコイアオスギ、ジャイアント・セコイアなどの別名があります。しかし、単に「セコイア」といった場合、セコイアとセコイアデンドロンと、両方を含んでしまう場合があるので、注意が必要です。
 セコイアデンドロンも、非常に大きくなる木です。高さではなく、体積では、世界最大の木を含むとされます。このことも、混同を生みやすくしています。
 世界最高のセコイアは、現在は、厳重に保護されています。セコイアに限らず、巨木は、生態的に重要なものです。いつまでも長生きして、その雄姿を見せて欲しいですね。

図鑑↓↓↓↓↓には、セコイアが掲載されています。
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 過去の記事でも、巨木になる木や、長寿の木を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
縄文杉に「姉妹」ができる? カウリコーパルノキ(2009/4/21)
世界で最長寿の樹木を発見!(2008/4/23)
などです。


2014年2月27日

カルガモ

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カルガモ 画像
和名:カルガモ
学名:Anas poecilorhyncha
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東京 新宿区【2014.02.20】


図鑑↓↓↓↓↓には、カルガモが掲載されています。
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2014年2月26日

キンクロハジロ

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キンクロハジロ 画像
和名:キンクロハジロ
学名:Aythya fuligula
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オス
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メス
東京 新宿区【2014.02.20】


図鑑↓↓↓↓↓には、キンクロハジロが掲載されています。
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2014年2月25日

カイツブリ

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カイツブリ 画像
和名:カイツブリ
学名:Tachybaptus ruficollis
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東京 新宿区【2014.02.20】


図鑑↓↓↓↓↓には、カイツブリが掲載されています。
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2014年2月24日

都会派のチョウ? ヤマトシジミ

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 生き物が多いのは、街中よりも、山や海ですね。けれども、人が多い住宅街でも、注意深く探せば、たくさんの生き物に出会えます。中には、山よりも、街中のほうが、数が多い生き物がいます。今回は、そんな一種を取り上げましょう。ヤマトシジミです。
 ヤマトシジミは、シジミチョウ科のチョウです。シジミチョウ科に属する種は、どれも、小さいです。ヤマトシジミも、翅【はね】を広げた長さが、1.5cmほどしかありません。色も派手ではなく、全体的に灰色っぽいです。翅の裏には、黒い斑点があります。
 本州以南の日本であれば、ヤマトシジミは、どこでも見られるチョウといえます。モンシロチョウやナミアゲハなどと並んで、日本で最も平凡なチョウの一種です。
 そのわりに、ヤマトシジミの名は、知られていません。小さくて、目立たないためでしょう。しかし、よく観察すれば、街中でも、ちらちらと飛ぶのを見かけます。先に書いたとおり、山奥には、むしろ少ないです。住宅街の公園などに、よくいます。
 その理由は、ヤマトシジミの食べ物にあります。ヤマトシジミの幼虫は、カタバミという草を食べます。この草は、山奥より、人家のある所に多いのですね。道ばたや、庭に生える雑草です。コンクリートの隙間の土に生えていることも、よくあります。
 カタバミは、冬でも、緑の葉を付けていることが多いです。この葉蔭に隠れて、ヤマトシジミの幼虫は、冬を越します。成虫は、桜が咲くころに、姿を現わします。
 ヤマトシジミは、日本をはじめ、アジアに広く分布します。食草のカタバミが、そこにあるからです。カタバミは、現在では、ほぼ、世界中に分布しています。ですから、ヤマトシジミも、世界中に分布を広げる可能性があります。
 カタバミのような背の低い植物は、背の高い植物が多く生える所では、生き残れません。日光を、背の高い植物に奪われるからです。人間が草刈りを行なう公園や道ばたなら、カタバミは生きやすいです。背の高い植物が、刈られてしまうからです。
 結果として、そこは、ヤマトシジミが生きやすい場所にもなっています。ヤマトシジミとカタバミとは、人間をうまく利用して、分布を広げている生き物です。

図鑑↓↓↓↓↓には、ヤマトシジミやカタバミが掲載されています。
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 過去の記事でも、シジミチョウ科のチョウを取り上げています。また、まったく同名のヤマトシジミという貝の一種も、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
アリとアブラムシとシジミチョウとの関係は?(2013/4/8)
チョウ(蝶)には、秋型や夏型がある?(2012/9/3)
チョウ(蝶)には、春型と夏型がある?(2011/4/11)
「森林の妖精? ゼフィルスたち(2010/6/14)
栄養たっぷりの寒しじみと土用しじみ(2006/1/20)
などです。


2014年2月23日

河津桜【カワヅザクラ】

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カワヅザクラ 画像
和名:カワヅザクラ
学名:Cerasus X kanzakura'Kawazu-zakura' Tsunoda&Funatsu
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東京 新宿区【2014.02.20】


図鑑↓↓↓↓↓には、ソメイヨシノ、オオシマザクラ、ヤマザクラなどが掲載されています。
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2014年2月22日

フクジュソウ

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フクジュソウ 画像
和名:フクジュソウ
学名:Adonis ramosa Franch.
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東京 新宿区【2014.02.20】


図鑑↓↓↓↓↓には、フクジュソウが掲載されています。
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2014年2月21日

黄金のリンゴの正体は?

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 リンゴといえば、普通は、赤い果実ですね。現代には、黄色いリンゴの果実もあります。けれども、古代には、そのような果実は、ほとんどありませんでした。
 ギリシア神話に、「黄金のリンゴ」というものが登場します。これは、神々の持ち物とされる果実でした。世界の西の果てにある、「ヘスペリデスの園」という場所にあると考えられていました。この黄金のリンゴの正体は、さまざまに詮索されています。
 正体については、二つの有力な説があります。「オレンジである」説と、「マルメロである」説とです。オレンジは、皆さん、御存知の果物ですね。マルメロのほうは、御存知でない方もいるでしょう。バラ科マルメロ属に属する果樹です。黄色い実がなります。
 ギリシア神話が成立した時代には、オレンジも、マルメロも、ギリシアにはありませんでした。オレンジの原産地は、インドだといわれます。マルメロの原産地は、中央アジアとされます。どちらも、古代ギリシア人にとっては、遠い異国の果実でした。
 西アジアの人々との交易を通じて、「黄色い果実」--オレンジは、黄色というより、オレンジ色ですが--の話は、古代ギリシア人の耳にも入っていたでしょう。その話に、尾ひれが付いて、「黄金のリンゴ」になったのかも知れません。
 マルメロの果実は、「不格好な黄色いリンゴ」に見えないこともありません。外見からは、オレンジより、マルメロのほうが、「黄金のリンゴ」にふさわしいです。
 しかし、「黄金のリンゴ=オレンジ」説も、根強いです。この説にちなんで、ある物質の名前が付けられたほどです。その物質の名は、ヘスペリジンといいます。
 ヘスペリジンは、オレンジ類(ミカン科ミカン属)の果皮に、多く含まれる物質です。さまざまな薬理作用があります。漢方薬の陳皮【ちんぴ】の主成分だとされます。
 ヘスペリジンとは、「ヘスペリデスの園」にちなんだ名前です。「黄金のリンゴ」のある場所ですね。「黄金のリンゴ=オレンジ」説があるからこそ、この名になりました。
 「黄金のリンゴ」の正体が、オレンジなのか、マルメロなのかは、決着がついていません。どちらであっても、神話は神話として、楽しめますね。

図鑑↓↓↓↓↓には、、普通のリンゴが載っています。また、オレンジの仲間のナツミカン/b>も掲載されています。
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 過去の記事でも、神話に登場する植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ジンチョウゲは、ゲッケイジュと近縁か?(2013/3/8)
ギリシア神話にも登場、クルミ(胡桃)(2012/11/9)
ヒマワリは、日にしたがって回るか?(2011/8/26)

不毛の愛に身をやつす? 水仙(スイセン)(2006/1/6)
などです。


2014年2月20日

ツグミ

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ツグミ 画像
和名:ツグミ
学名:Turdus naumanni
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東京 新宿区【2014.02.20】


図鑑↓↓↓↓↓には、ツグミが掲載されています。
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2014年2月19日

ロウバイ

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ロウバイ 画像
和名:ロウバイ
学名:Chimonanthus praecox (L.) Link
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東京 新宿区【2014.01.18】


図鑑↓↓↓↓↓には、ロウバイが掲載されています。
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2014年2月18日

ダーウィンフィンチの展覧会

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 国立科学博物館で、ミニ企画展「ダーウィンフィンチ」が開かれています。これを見に行ってまいりました。ミニ企画展なので、ごく小さな展覧会です。常設展と一緒に見るのが、良いと思います。常設展と同じチケットで、見られます。
 小さくても、見る価値がある展覧会でした。何といっても、ダーウィンフィンチの実物標本を見られるのが、素晴らしいです。これまで、日本では、生きたダーウィンフィンチどころか、標本を見ることさえ、ほぼ不可能だったからです。
 ダーウィンフィンチとは、世界中で、ガラパゴス諸島と、ココ島にだけ分布する小鳥の一グループです。全部で十五種います。ダーウィンという名は、進化論を提唱した学者のダーウィンにちなんでいます。その名のとおり、進化論を示唆する鳥たちです。
 ガラパゴス諸島に、ダーウィンフィンチの祖先がやってきた時には、一種の小鳥だったと考えられています。それが、ガラパゴス諸島の多様な環境に適応して、十四もの種に分化しました。残りの一種は、ココ島のものです。
 他のガラパゴス諸島の生き物と同じように、ダーウィンフィンチも、厳重に保護されています。標本でさえ、特別な許可を得なければ、移動することができません。このために、日本では、ダーウィンフィンチの標本すら、見られなかったわけです。
 展覧会では、標本以外に、精密な模型や、博物画を見ることもできます。模型は、バードカービングと呼ばれるものです。木で作った鳥の彫刻です。日本のバードカービングの第一人者、内山春雄さんの作品です。
 内山さんのバードカービングは、「彫刻」というイメージを超えています。生きた鳥が、目の前にいるかのようです。博物館の展示に使われるのも、当然だと感じます。
 最近の研究により、ダーウィンフィンチのそれぞれの種が、どのように分化してきたのか、わかってきました。展覧会で、その成果も、披露されています。
 ダーウィンフィンチの中には、驚くべき食べ物を、常食している種もいます。その食べ物とは? ぜひ、展覧会で、確かめて下さい。


図鑑↓↓↓↓↓には、残念ながら、ダーウィンフィンチは、載っていません。かわりに、日本の鳥が、二百種以上が掲載されています。
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 ミニ企画展「ダーウィンフィンチ」については、以下のページに載っています。
ダーウィンフィンチ(国立科学博物館の公式サイト内ページ)


 過去の記事でも、さまざまな鳥類について、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
新種発見、その時、歴史が動いた?(2014/2/3)
オオセッカの画像(2014/1/5)
夏鳥と冬鳥と、どちらが多い?(2013/9/30)
アカゲラ? いえ、オオアカゲラです(2013/8/19)
ヤマバト(山鳩)とは、どんなハト?(2013/5/6)
などです。


2014年2月17日

魚類も、変態する?

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 両生類が、変態することは、よく知られていますね。オタマジャクシが、カエルになります。親子なのに、オタマジャクシとカエルとは、まるで似ていませんね。
 同じように、親子でまるで似ていない種が、魚類にもあります。親子で、別種だと思われていた魚もいます。以前、このブログで、その例を取り上げました。クジラウオ目【もく】の例です(複数の科が、一つの科に? 魚の分類が変わる(2009/1/29))。
 前記のクジラウオ目の中では、リボンイワシ科(別名、トクビレイワシ科)に属するとされていた魚たちが、じつは、クジラウオ科の稚魚だとわかりました。
 科のレベルで違うとされるほど、外見が似ていない親子です。ここまで違えば、稚魚から成魚になるに際して、「変態する」という言葉を使えるでしょう。
 他の例では、マンボウも、稚魚と成魚とで、ずいぶん姿が違います。成魚は、お馴染みの、後半身が切れたような姿ですね。稚魚は、もっと丸くて、全身に棘があります。生きている金平糖のようです。小さくて弱い稚魚には、棘が必要なのでしょう。
 もっと身近な魚では、ウナギ目【もく】のものが、「変態」します。ウナギ目の稚魚は、レプトケファルスと呼ばれます。ヤナギの葉のように、平たく、細長い形で、透明です。その繊細な様子を見ると、これが、あの黒くて長いウナギになるとは、思えません。
 ニホンウナギの場合、成魚は、レプトケファルスの二十倍近い大きさになります。けれども、すべてのレプトケファルスが、そのように大きくなるわけではありません。
 レプトケファルスの姿のままで、成魚と同じくらい大きくなる種もいます。それから、成魚に「変態」するのです。例えば、ソコギス目【もく】の種が、そうです。ソコギス目のレプトケファルスには、全長が1メートル以上になるものもいます。
 初めて、そのような巨大なレプトケファルスが発見された時には、大騒ぎになりました。これが稚魚ならば、何十倍もの大きさになると考えられたからです。「これこそ、伝説の大海蛇の正体」などといわれました。のちに、そのままの大きさで成魚になることが判明し、騒ぎは収まりました。大海蛇の正体ではなくて、ちょっと残念ですね(笑)

図鑑↓↓↓↓↓には、ウナギ(ニホンウナギ)やマンボウが掲載されています。
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 過去の記事でも、変態する魚であるウナギの仲間や、マンボウを取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ウミヘビ(海蛇)は、魚? 爬虫類?(2011/4/18)
フクロウナギは、ウナギの仲間か?(2011/2/21)
ウナギとオオウナギとは、違う? 同じ?(2010/5/21)
「翻車魚」と書くのは、どんな魚?(2009/7/13)
複数の科が、一つの科に? 魚の分類が変わる(2009/1/29)
などです。



2014年2月16日

ムラサキゴテン

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ムラサキゴテン 画像
和名:ムラサキゴテン
学名:Tradescantia pallida 'Purpurea'
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東京 新宿区【2014.01.18】



2014年2月15日

ムニンタツナミソウ

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父島。兄島に生息する、小笠原諸島の固有種 ムニンタツナミソウ 画像
和名:ムニンタツナミソウ
学名:Scutellaria longituba Koidzumi
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東京 新宿区【2014.01.18】



2014年2月14日

ミカンとオレンジとは、違う? 同じ?

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 「こたつにミカン」は、日本の冬の風物詩ですね。日本で普通にミカンと呼ばれているのは、ウンシュウミカン(温州蜜柑)という種です。ミカン科ミカン属の一種です。
 ミカンの仲間は、ウンシュウミカン以外にも、たくさんあります。ナツミカン、バレンシアオレンジ、グレープフルーツ、レモン、ユズ、イヨカンなどです。これらのミカン科ミカン属の果実は、まとめて、柑橘類【かんきつるい】と呼ばれますね。
 柑橘類の分類は、難しいことで有名です。どこまでが一つの種で、どこからが雑種(別の種同士が交配したもの)や変種(一つの種の中の変異)なのか、わかりにくいからです。
 柑橘類は、違う種同士でも、よく交配します。また、同じ種の中でも、変異が出やすいです。例えば、ウンシュウミカンの場合は、おそらく、中国大陸で発生した交配種が、日本に伝わって、変異を起こしたものだと考えられています。
 ですから、ウンシュウミカンを独立種と見なせるかどうかは、微妙な問題です。それでも、便宜的には、「ウンシュウミカン」という独立種として、扱われています。
 このような事情は、例えば、イヨカン(伊予柑)でも同じです。イヨカンも、便宜的には、独立種として扱われています。けれども、実際には、別々の種が交配した、雑種が起源だろうといわれます。親になった種は、知られていません。
 分類が混乱していても、柑橘類の利用には、あまり関係ありません。世界中の人類に、大いに利用されています。このため、柑橘類は、生物学的な分類とは別に、利用法や風味などによって、便宜的な分類が普及しています。
 その分類は、柑橘類を、オレンジ類、グレープフルーツ類、ミカン類などに分けるものです。この分類によれば、ウンシュウミカンは、ミカン類に入ります。バレンシアオレンジは、オレンジ類です。イヨカンは、タンゴール類に入れられています。
 では、ウンシュウミカンを、英語でorangeと呼んだら、間違いなのでしょうか? 間違いとは、言いきれません。柑橘類全般を指して、orangeと呼ぶこともあるからです。しかし、一般的には、ウンシュウミカンは、英語でSatsumaやMikanと呼ばれます。

図鑑↓↓↓↓↓には、残念ながら、ウンシュウミカンは載っていません。かわりに、ナツミカン、レモンなどの柑橘類【かんきつるい】が掲載されています。
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 過去の記事でも、柑橘類【かんきつるい】を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ミカン? いえ、カラタチです(2009/2/13)
金柑【キンカン】(2008/1/25)
お釈迦さまも食べた? レモン(2006/8/21)

冬のフルーツ代表「タンカン」(2006/3/10)
代々の実が付くおめでたい果実、ダイダイ(2005/12/31)
などです。



2014年2月13日

ミツマタ

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ミツマタ 画像
和名:ミツマタ
学名:Edgeworthia chrysantha Lindl.
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東京 新宿区【2014.01.18】


図鑑↓↓↓↓↓には、ミツマタが掲載されています。
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2014年2月12日

ベニゲンペイカズラ

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ベニゲンペイカズラ 画像
和名:ベニゲンペイカズラ
学名:Clerodendrum x speciosum
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東京 新宿区【2014.01.18】




2014年2月11日

御苑の福猫

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御苑の福猫 ノネコ 画像
和名:ノネコ 
学名:Felis catus
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東京 新宿区【2014.01.18】




2014年2月10日

海中の羽根ペン? いえ、ウミエラです

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 海の中には、ひらひらと触手を広げて、食べ物を待つ生物が、たくさんいます。今回は、そのような生き物の一つを取り上げましょう。ウミエラ(海鰓)です。
 ウミエラとは、刺胞動物門【しほうどうぶつもん】花虫綱【はなむしこう】ウミエラ目【もく】に属する生き物の総称です。サンゴのように、多くのポリプが集まって生活する、群体生物です。でも、サンゴの仲間とは、遠縁です。同じ刺胞動物ですが。
 そもそも、ウミエラという名が、不思議ですね。この名は、ウミエラの外見に由来します。多くのウミエラは、真ん中に一本の軸があり、それを海底に突き立てています。その軸から、両側に枝が出て、その枝の上に、たくさんのポリプが付きます。
 この様子が、水中でひらめく鰓【えら】に見えたのでしょう。大きな鳥の羽毛のようにも見えます。ウミエラの英語名を、sea pen(海のペン)というのも、そこに由来します。昔、ヨーロッパで使われた「羽根ペン」に似ているために、この名が付きました。
 ウミエラの仲間は、浅い海から深海にまで、生息します。日本周辺の浅い海には、ヤナギウミエラ、トゲウミエラなどの種がいます。深海にも、何種ものウミエラがいます。
 どこに棲むウミエラであっても、生態がわかっているとは、言いがたいです。人間にとって、害にも益にもならない(と思われている)ため、研究が進んでいないからです。
 浅い海のウミエラは、昼間は、体を縮めて、海底の砂の中に隠れていることが多いです。とはいえ、昼間に、まったく姿が見られないわけではありません。時には、昼間に体を伸ばして、ゆらゆらしていることもあります。
 ウミエラがゆらめくのは、海水の流れに乗ってくるプランクトンを、うまく捕らえて食べるためだと考えられています。このため、彼らが体を伸ばすのは、潮の流れの都合がいい時ではないかといわれます。しかし、本当のところは、まだ不明です。
 私は、足がつく浅い海で、ウミエラの仲間を見たことがあります。普通、ウミエラの仲間は、これほど浅い所にはいません。生物には、このように、例外が付きものです。なぜ、あんなに浅い海にいたのか、ウミエラに聞いてみたいところです(笑)

図鑑↓↓↓↓↓には、残念ながら、ウミエラは載っていません。かわりに、日本近海に棲む刺胞動物が、二十種以上が掲載されています。
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 過去の記事でも、刺胞【しほう】動物の仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
毒のあるサンゴがいる?(2013/6/24)
海中の植物園? サンゴの仲間たち(2011/8/1)
刺す海藻? いえ、クラゲです(2010/8/2)

刺すイソギンチャクがいる?(2010/2/22)
管の中の花? ハナギンチャク(2009/4/27)
などです。


2014年2月 9日

ヒボケ

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ヒボケ 画像
和名:ヒボケ
学名:Chaenomeles speciosa (Sweet) Nakai
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東京 新宿区【2014.01.18】




2014年2月 8日

パパイヤ

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パパイヤ 画像
和名:パパイヤ
学名:Carica Papaya
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東京 新宿区【2014.01.18】




2014年2月 7日

赤いフクジュソウの物語

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 日本で、フクジュソウと言えば、早春に咲く草花ですね。地域によっては、ちょうど旧正月の頃、金色の花が咲くので、「おめでたい」と喜ばれます。フクジュソウ(福寿草)という種名も、いかにも日本的ですね。この植物は、日本にしか、ないのでしょうか?
 フクジュソウという「種」に限れば、日本にしか、分布しないようです。ただし、フクジュソウ属というグループで見れば、ユーラシア大陸に広く分布します。
 日本のフクジュソウと同じ、フクジュソウ属の種には、ずいぶんイメージの違う種もあります。例えば、ヨーロッパに分布する、ナツザキフクジュソウなどが、そうです。
 ナツザキフクジュソウは、種名のとおり、夏に花が咲きます。そのうえ、花の色は、赤です。日本のフクジュソウとは、まるで違う植物に見えますね。
 似た花として、アキザキフクジュソウもあります。こちらにも、赤い花が咲きます。種名のとおり、花が咲くのは、秋です。こちらも、ヨーロッパに分布します。
 ヨーロッパには、ナツザキフクジュソウ、または、アキザキフクジュソウをモデルにしたといわれる神話があります。ギリシア神話のアドニスの物語です。
 アドニスは、たいへんな美少年でした。その美貌に、女神のアフロディテが恋してしまいます。アドニスのほうも、女神の思いに応えました。
 ところが、アドニスは、猪【いのしし】狩りに出かけて、命を落としてしまいます。嘆き悲しむアフロディテは、流れ出る彼の血から、血のように赤い花を咲かせました。その花は、彼の名にちなんで、アドニスと呼ばれるようになりました。
 こんにち、フクジュソウ属の種には、Adonisというラテン語の学名が付いています。この名は、前記の神話に基づいて付けられました。
 日本で、ギリシア神話を紹介する本やウェブサイトには、「アドニスが、フクジュソウになった」と書かれていることがあります。これでは、ぴんと来ないでしょう。
 日本のフクジュソウのように、黄色い花では、神話のイメージと違ってしまいます。ギリシア神話のアドニスは、やはり、ヨーロッパの赤いフクジュソウのイメージです。


図鑑↓↓↓↓↓には、フクジュソウが掲載されています。
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 過去の記事でも、フクジュソウを取り上げています。また、ギリシャ神話に登場する植物を、他にも取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ギリシア神話にも登場、クルミ(胡桃)(2012/11/9)
ヒマワリは、日にしたがって回るか?(2011/8/26)
お花のサンルーム(2006/2/21)

黄金の花には意味がある、福寿草(フクジュソウ)(2006/2/20)
不毛の愛に身をやつす? 水仙(スイセン)(2006/1/6)
などです。


2014年2月 6日

ハナキリン

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ハナキリン 画像
和名:ハナキリン
学名:Euphorbia miliivar. splendens
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東京 新宿区【2014.01.18】




2014年2月 5日

ドムベア・ウオリッキー

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和名:ドムベア・ウオリッキー
学名:Dombeya wallichii
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東京 新宿区【2014.01.18】



2014年2月 4日

ツタスミレ

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 ツタスミレ 画像
和名:ツタスミレ
学名:Viola hederacea
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東京 新宿区【2014.01.18】




2014年2月 3日

新種発見、その時、歴史が動いた?

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 二十一世紀に入ってから、日本で、新種の鳥が「発見」されました。日本のように都市化が進んだ国で、鳥類の新種が発見されるのは、珍しいことです。
 ところが、この「発見」は、ほとんど報道されませんでした。ヤンバルクイナ―二十世紀の後半に発見されました―は、大々的に報道されたのに、なぜでしょうか?
 それを説明する前に、「新種」の種名を挙げておきましょう。シジュウカラです。
 「シジュウカラなんて、ずっと前から知られた鳥じゃないか!」と、お叱りを受けそうですね。けれども、生物学的には、「新種」でした。そのからくりは、以下のとおりです。
 長いあいだ、日本のシジュウカラは、ユーラシア大陸に広く分布する「シジュウカラ」と、同じ種だと思われてきました。二〇〇〇年代になってから、「ユーラシア大陸の西半分(ヨーロッパなど)の『シジュウカラ』と、東半分(日本を含みます)のシジュウカラとは、違う種だ」とわかってきました。
 日本のシジュウカラは、ヨーロッパや中央アジアの「シジュウカラ」から分離して、新たな種になったわけですね。「新種発見」です。
 とはいえ、シジュウカラそのものは、日本で、昔から馴染みのある鳥です。新種になったからといって、姿や、生態が変わるわけでもありません。普通の人には、何がどうなって「新種発見」なのか、わかりにくいですね。このために、報道されなかったのでしょう。
 この「新種発見」で、一つ、困ったことが起きました。ヨーロッパや中央アジアの「シジュウカラ」に、正式な日本語名(標準和名)が、なくなってしまいました。シジュウカラとは、日本のシジュウカラに対して付けられた標準和名ですからね
 ラテン語の学名では、ヨーロッパや中央アジアの「シジュウカラ」には、Parus majorという種名が付いています。以前は、日本のシジュウカラも、ラテン語の学名は、Parus majorでした。より正確には、Parus major minorでした。
 日本のシジュウカラは、Parus majorの中の、亜種扱いだったのですね。現在では、独立種として、Parus minorというラテン語の学名が付いています。

図鑑↓↓↓↓↓には、シジュウカラが掲載されています。
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インターネット生物図鑑-zukan.net-



 過去の記事でも、シジュウカラを取り上げています。また、シジュウカラと同じように、街中でも見られる鳥を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ヒヨドリ(鵯)は、漂鳥【ひょうちょう】か?(2010/10/22)
ゴジュウカラは、シジュウカラより年上?(2009/12/11)
街中のキツツキ? コゲラ(2009/1/12)

スズメ? いえ、カワラヒワです(2008/11/21)
ネクタイをした鳥? シジュウカラ(四十雀)(2007/2/26)
などです。



2014年2月 2日

ソシンロウバイ

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 ソシンロウバイ 画像
和名:ロウバイ【ソシンロウバイは、ロウバイの栽培品種】
学名:Chimonanthus praecox (L.) Link
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東京 港区【2014.01.13】


図鑑↓↓↓↓↓には、ロウバイが掲載されています。
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インターネット生物図鑑-zukan.net-



2014年2月 1日

ハクセキレイ

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 ハクセキレイ 画像
和名:ハクセキレイ 
学名:Motacilla alba
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東京 港区【2014.01.13】


図鑑↓↓↓↓↓には、ハクセキレイが掲載されています。
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インターネット生物図鑑-zukan.net-