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2014年2月14日

ミカンとオレンジとは、違う? 同じ?

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 「こたつにミカン」は、日本の冬の風物詩ですね。日本で普通にミカンと呼ばれているのは、ウンシュウミカン(温州蜜柑)という種です。ミカン科ミカン属の一種です。
 ミカンの仲間は、ウンシュウミカン以外にも、たくさんあります。ナツミカン、バレンシアオレンジ、グレープフルーツ、レモン、ユズ、イヨカンなどです。これらのミカン科ミカン属の果実は、まとめて、柑橘類【かんきつるい】と呼ばれますね。
 柑橘類の分類は、難しいことで有名です。どこまでが一つの種で、どこからが雑種(別の種同士が交配したもの)や変種(一つの種の中の変異)なのか、わかりにくいからです。
 柑橘類は、違う種同士でも、よく交配します。また、同じ種の中でも、変異が出やすいです。例えば、ウンシュウミカンの場合は、おそらく、中国大陸で発生した交配種が、日本に伝わって、変異を起こしたものだと考えられています。
 ですから、ウンシュウミカンを独立種と見なせるかどうかは、微妙な問題です。それでも、便宜的には、「ウンシュウミカン」という独立種として、扱われています。
 このような事情は、例えば、イヨカン(伊予柑)でも同じです。イヨカンも、便宜的には、独立種として扱われています。けれども、実際には、別々の種が交配した、雑種が起源だろうといわれます。親になった種は、知られていません。
 分類が混乱していても、柑橘類の利用には、あまり関係ありません。世界中の人類に、大いに利用されています。このため、柑橘類は、生物学的な分類とは別に、利用法や風味などによって、便宜的な分類が普及しています。
 その分類は、柑橘類を、オレンジ類、グレープフルーツ類、ミカン類などに分けるものです。この分類によれば、ウンシュウミカンは、ミカン類に入ります。バレンシアオレンジは、オレンジ類です。イヨカンは、タンゴール類に入れられています。
 では、ウンシュウミカンを、英語でorangeと呼んだら、間違いなのでしょうか? 間違いとは、言いきれません。柑橘類全般を指して、orangeと呼ぶこともあるからです。しかし、一般的には、ウンシュウミカンは、英語でSatsumaやMikanと呼ばれます。

図鑑↓↓↓↓↓には、残念ながら、ウンシュウミカンは載っていません。かわりに、ナツミカン、レモンなどの柑橘類【かんきつるい】が掲載されています。
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 過去の記事でも、柑橘類【かんきつるい】を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ミカン? いえ、カラタチです(2009/2/13)
金柑【キンカン】(2008/1/25)
お釈迦さまも食べた? レモン(2006/8/21)

冬のフルーツ代表「タンカン」(2006/3/10)
代々の実が付くおめでたい果実、ダイダイ(2005/12/31)
などです。



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