図鑑.netブログ- zukan.net -

http://blog.zukan.net/blog/

2014年7月22日

古代から現生へ、哺乳類たち

ico_weather_kumori.gif
 上野の国立科学博物館で、「太古の哺乳類展」という展覧会が開催されています。題名のとおり、主役は、古代の絶滅した哺乳類です。けれども、最後のコーナーには、現在、日本で生きている哺乳類が、紹介されています。
 哺乳類は、地球の歴史の中では、最近に現われた動物です。このために、化石種であっても、現生種とつながりが深いものが多いです。現生種に近縁だったり、直接の祖先だったりするわけですね。中には、現生種と同種の場合もあります。
 例えば、ナウマンゾウは、現生のアジアゾウやアフリカゾウと近縁です。現代の日本には、野生のゾウはいませんが、すぐ隣のアジア大陸には、アジアゾウがいますね。約二万年前までは、日本にも、ナウマンゾウが栄えていました。
 日本からは、トラの化石も出ています。これは、現生種のトラと、まったく同じものだと考えられています。日本にも、トラがいたんですね。歴史時代に入る前、旧石器時代のヒトと、トラとは、同じ日本列島で暮らしていました。
 会場では、絶滅した哺乳類の化石と、現生の哺乳類の標本とを、見比べることができます。トラは、隣のアジア大陸では、今でも生きているのに、なぜ、日本列島では、滅びてしまったのでしょうか? この謎は、解けていません。
 ナウマンゾウのように、滅びた原因が、ある程度、推測されている種もいます。ナウマンゾウは、気候変動のために滅びたと考えられています。しかし、トラのように、絶滅原因がはっきりしない種も、多いのです。
 現代の日本の本土には、トラなどのネコ科の肉食獣は、いませんね。イヌ科の肉食獣なら、キツネやタヌキがいます。ニホンオオカミも、つい最近、ヒトによって滅ぼされるまでは、日本の肉食獣の頂点に立っていました。
 日本本土で、イヌ科が生き残って、ネコ科が滅びたのは、なぜでしょうか? イリオモテヤマネコや、ツシマヤマネコのように、離島に生きるネコ科がいるだけに、不思議ですね。太古の哺乳類展は、現生の哺乳類についても、考えさせてくれます。
図鑑↓↓↓↓↓には、日本に生きる哺乳類が、八十種ほど掲載されています。ban_zukan.net.jpgインターネット生物図鑑-zukan.net-


 太古の哺乳類展は、以下に公式サイトがあります。
太古の哺乳類展
 過去の記事でも、生き物に関する催しを取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
毒毒毒毒毒毒毒毒毒展【もうどくてん】(2014/7/17)
毒毒毒毒毒毒毒毒毒展【もうどくてん】(2014/7/17)

http://blog.zukan.net/blog/2014/07/22-post_1376.php
トラックバックhttp://blog.zukan.net/MovableType4/mt-tb.cgi/7386

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL
http://blog.zukan.net/MovableType4/mt-tb.cgi/7386

コメント

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)