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2014年8月31日

ネジバナ

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ネジバナ 画像
和名:ネジバナ
学名:Spiranthes sinensis (Pers.) Ames
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長野 立科【2014.08.07-09】
図鑑↓↓↓↓↓には、ネジバナは掲載されています。ban_zukan.net.jpgインターネット生物図鑑-zukan.net-



2014年8月30日

トノサマバッタ

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トノサマバッタ 画像
和名:トノサマバッタ
学名:Locusta migratoria
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長野 立科【2014.08.07-09】
図鑑↓↓↓↓↓には、トノサマバッタは掲載されています。ban_zukan.net.jpgインターネット生物図鑑-zukan.net-


2014年8月29日

古第三紀の記憶を残す? ハエドクソウ

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 ヒトは、美しい花が咲く植物が好きですね。地味な花の植物は、なかなか、ヒトの関心を呼びません。けれども、そのような中にも、興味深い植物があります。
 今回は、そのような植物を紹介しましょう。ハエドクソウです。ハエドクソウ科ハエドクソウ属に属する一種です。夏に、とても小さい、薄いピンクの花を咲かせます。
 ハエドクソウ属には、従来、ハエドクソウ一種だけが属するとされていました。しかし、最近は、二種が属するのではないかという意見もあります。東アジアに分布するハエドクソウと、北米の東部に分布するアメリカハエドクソウとの二種だというのです。
 アメリカハエドクソウと、ハエドクソウとは、非常に似ています。このために、従来は、この二つは、亜種同士―同じ種の中で、少し違うだけ―だとされてきました。そうではなく、別種同士だとする意見もあります。この問題は、まだ、決着がついていません。
 違う種同士だとしても、アメリカハエドクソウと、ハエドクソウとは、たいへん近縁なのは、確かです。そのように近縁なもの同士が、なぜ、東アジアと北米東部とに、飛び離れて分布するのでしょうか? これには、地球の気候変動が関わると考えられています。
 五千万年ほども昔、ハエドクソウ(と、アメリカハエドクソウ)の祖先は、当時の北極の周囲にいました。その当時の地球は、現代よりも温暖でした。北極の周囲でも、普通に植物が育つ環境でした。それが、三千万年ほど前に、様子が変わります。
 その時期に、地球の気候が寒冷化しました。北極の周囲は、普通の植物が暮らせる環境ではなくなりました。そのために、植物たちは、温暖な地を求めて、分布を南に広げました。ハエドクソウの祖先も、そうして、東アジアに、分布するようになりました。
 他の地域に逃れようとした仲間も、いたはずです。ところが、多くの地域では、高い山脈が障壁になりました。そこを越えられず、滅びたものも、多くいたのでしょう。東アジアと北米東部だけが、高い山脈の間を縫って、南へ行ける地域でした。
 これは、あくまで仮説です。ドラマティックな仮説ですね。この仮説によれば、ハエドクソウは、古第三紀【こだいさんき】周北極【しゅうほっきょく】植物群に含まれます。

図鑑↓↓↓↓↓には、ハエドクソウが掲載されています。
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 過去の記事でも、変わった分布の植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
地球の歴史の謎を解く? ドクウツギ(2013/11/8)
フォッサ・マグナ要素の植物とは?(2012/11/2)
仲間は、地球の裏側に? アケビ(2011/10/14)
ヨーロッパ独りぼっち? レンギョウ(2010/3/12)
生き別れの親類が再会? ヤマボウシとハナミズキ(2008/5/19)
などです。


2014年8月28日

タチギボウシ

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タチギボウシ 画像
和名:タチギボウシ
学名:Minois dryas
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長野 立科【2014.08.07-09】
図鑑↓↓↓↓↓には、残念ながらタチギボウシは載ってませんが、コバギボウシは掲載されています。
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2014年8月27日

ジャノメチョウ

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ジャノメチョウ 画像
和名:ジャノメチョウ
学名:Minois dryas
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長野 立科【2014.08.07-09】
図鑑↓↓↓↓↓には、ジャノメチョウは掲載されています。ban_zukan.net.jpgインターネット生物図鑑-zukan.net-


2014年8月26日

知の地層、インターメディアテク

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 夏休みも、そろそろ、終わりですね。宿題が片付かなくて、焦っている方も多いのではないでしょうか?(笑) 今回は、夏休みの自由研究に役立ちそうな博物館を紹介しましょう。インターメディアテクという博物館です。
 ここは、新しい博物館です。開館して、まだ一年しか経ちません。なのに、展示物や、展示の仕方が、古めかしいです。それは、わざとそうしているのですね。ヨーロッパの歴史ある博物館を、イメージしているそうです。
 とはいえ、標本に古い物が多いのは、本当です。ここにあるのは、明治時代から、東京大学によって、集められてきた標本だからです。東京大学の総合研究博物館のコレクションが、ここで公開されています。むろん、最近の新しい標本もあります。
 展示室内では、大型の骨格標本が、目立ちます。クジラ、イルカ、オットセイ、キリン、ウマなどの骨格標本に、見下ろされます。もう少し小さいところでは、イヌ、ネコ、カピバラなどの骨格標本もあります。もっとずっと小さい、モグラ、コウモリ、ハツカネズミなどの骨格標本も、見ることができます。
 哺乳類ばかりでなく、鳥類、爬虫類、両生類、魚類の骨格標本もあります。哺乳類と鳥類と爬虫類については、剥製【はくせい】の標本も、展示されています。
 特に、鳥類の剥製標本は、充実しています。ちょうど今、「アヴェス・ヤポニカエ――日本の鳥」という特別展示が、行なわれています。この企画では、鳥の剥製標本の隣に、同種の鳥の博物画を並べて、展示しています。見比べることができるのですね。
 博物画とは、主に、十九世紀以前の時代に描かれた絵です。動物や、植物や、鉱物といった自然の産物を、可能な限り、事物に即して、正確に描きました。なぜなら、それは、自然を分類し、体系づけるための絵だったからです。科学の芽生えですね。
 日本では、明治時代になってから、本格的に科学が始まりました。でも、江戸時代以前の日本に、科学の芽がなかったわけではありません。会場にある博物画が、それを示しています。日本の科学は、長い時間に積み重ねられた、知の地層の上にあるのですね。
図鑑↓↓↓↓↓には、日本に生息する野生生物が、二千種近くも掲載されています。ban_zukan.net.jpgインターネット生物図鑑-zukan.net-


 インターメディアテクの情報は、以下の公式サイトにあります。
インターメディアテク 公式サイト


 過去の記事でも、夏休みの自由研究に役立つ博物館を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
どうする? どうなる! 外来生物(2014/7/23)
古代から現生へ、哺乳類たち(2014/7/22)
毒毒毒毒毒毒毒毒毒展【もうどくてん】(2014/7/17)
などです。


2014年8月25日

ワニやトカゲは、体が固い?

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 最近は、イヌやネコばかりでなく、変わったペットを飼う方も、増えましたね。イグアナや、フトアゴヒゲトカゲなど、爬虫類を飼う方も多いです。
 例えば、グリーンイグアナを飼う場合、良心的なペットショップで入手したのでしたら、必ず言われることがあります。それは、「将来は大きくなって、場所を取りますよ」ということです。グリーンイグアナは、大きくなると、全長1mを越えます。
 とはいえ、考えてみれば、全長1mといえば、中型犬くらいですよね。イグアナは、イヌほど活発ではありません。「そのぶん、中型犬より、スペースが要らないのでは?」と思う方も、いるでしょう。ところが、実際には、そうではありません。
 成長したグリーンイグアナのケージを用意するならば、大型犬が入れるくらいのケージが必要です。なぜなら、イグアナは、狭い場所で体を丸めたりして、器用に動きまわることができないからです。それは、イグアナの体が固いためです。
 イグアナに限らず、トカゲやワニなどの爬虫類は、哺乳類に比べると、体が固いです(ヘビは、特殊化しているので、例外です)。トカゲは、イヌやネコのように、「体をねじって、完全に後ろを振り向く」ことが、できません。それには、理由があります。
 トカゲやワニの骨格を見ると、前肢と後肢の間、胴体の全部に、肋骨が付いています。イヌやネコの骨格を見ると、胸の部分にだけ、肋骨があります。腹部には、肋骨がありません。このために、腹部がやわらかく曲がり、「体をねじる」動きができるのです。
 腹部に肋骨がないのは、哺乳類の大きな特徴です。ここは、爬虫類と哺乳類とを見分けるうえで、大きなポイントです。私たちヒトの腹部にも、肋骨はありませんね。
 哺乳類は、腹部の肋骨をなくすことで、体の柔軟性や、高い呼吸効率を手に入れました。それらは、体温が気温に左右されない、恒温動物になるために、必要な要素でした。
 爬虫類は、腹部に肋骨を持つことで、腹部の内臓を、しっかり保護しています。その代わり、体が固くて、柔軟に曲げることはできません。道理で、動きが不器用なわけです。爬虫類を飼うなら、その不器用さを受け入れて、飼う必要がありますね。

図鑑↓↓↓↓↓には、日本に分布するトカゲが、十種ほど掲載されています。
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 過去の記事でも、イグアナなどのトカゲの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
キノボリトカゲは、駆除すべき?(2010/12/31)
日本に、新種のトカゲあらわる?(2010/4/9)
エクアドルで、十二の新種を発見(2009/6/18)
ガラパゴスより、ゾウガメとイグアナの報告(2009/1/27)
新種のフィジーイグアナを発見(2008/9/23)
などです。


2014年8月24日

コスモス

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コスモス 画像
和名:コスモス
学名:Cosmos bipinnatus Cav.
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長野 立科【2014.08.07-09】
図鑑↓↓↓↓↓には、コスモスは掲載されています。ban_zukan.net.jpgインターネット生物図鑑-zukan.net-


2014年8月23日

キバナヤマオダマキ

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キバナヤマオダマキ 画像
和名:キバナヤマオダマキ
学名:Aquilegia buergeriana
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長野 立科【2014.08.07-09】


2014年8月22日

ノブドウは、ブドウの祖先か?

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 ブドウ(葡萄)は、世界じゅうで、好まれる果物です。日本でも、たくさん栽培されて、消費されていますね。栽培されるブドウの元になったのは、どんな植物でしょうか?
 日本の野山には、ノブドウ(野葡萄)という植物があります。栽培されるブドウと同じく、つる状です。葉の形も、ブドウと似ます。これが、ブドウの祖先なのでしょうか?
 違います。ノブドウは、栽培されるブドウと近縁ですが、ブドウの祖先ではありません。ブドウ科ノブドウ属に属する一種です。栽培されるブドウには、ブドウ科ブドウ属に属する複数の種が、含まれます。「ブドウ」という一種では、ないのですね。
 現在、日本で栽培されるブドウは、多くが、ヨーロッパブドウという種を祖先とします。種名のとおり、ヨーロッパから入りました。けれども、この種そのものは、西アジアが原産だろうと推定されています。五千年以上前から、人類によって栽培されてきました。
 日本の在来種のブドウ(ブドウ属の種)は、ないのでしょうか? あります。ヤマブドウ(山葡萄)という種が、日本の野山に生えています。ノブドウと、紛らわしい種名ですね。ヤマブドウとノブドウとは、まったくの別種です。
 日本のヤマブドウも、果実が食用になります。しかし、歴史的には、栽培して食べることは、あまりされてきませんでした。商業的な利用が始まったのは、最近です。普通に「ブドウ」として売られる中には、ヤマブドウが混じることは、まず、ありません。
 ヤマブドウとノブドウとを、混同してはいけません。ノブドウのほうは、果実が食べられないからです。ノブドウの果実は、ブドウのように房状にはなりません。青や紫色の果実が、まばらにまとまった感じで付きます。
 ノブドウは、この果実がきれいなので、観賞用に栽培されることがあります。ところが、じつは、色がきれいなノブドウの果実は、「正常」な果実ではありません。寄生昆虫が寄生した果実が、美しく色づくのです。「正常」な果実は、めったに見られません。
 ノブドウにとっては、寄生されるほうが普通の状態です。なぜ、こんなに高確率で、寄生昆虫が付くのでしょうか? その謎は、解けていません。

図鑑↓↓↓↓↓には、ヨーロッパブドウ、ヤマブドウ、ノブドウが掲載されています。
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 過去の記事でも、果実が食用になる植物を取り上げています。また、昆虫によく寄生される植物も、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ナツメ(棗)は、夏芽【なつめ】?(2013/8/23)
トケイソウの果実が、パッションフルーツ?(2013/8/16)
仏典【ぶってん】にも登場、マンゴー(2013/8/9)
年に二回、花が咲く? エゴノキ(2010/5/28)
果実? いえ「虫こぶ」です、イスノキ(2009/10/19)
などです。


2014年8月21日

カワラナデシコ

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カワラナデシコ 画像
和名:カワラナデシコ
学名:Dianthus superbus L.
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長野 立科【2014.08.07-09】
図鑑↓↓↓↓↓には、カワラナデシコは掲載されています。ban_zukan.net.jpgインターネット生物図鑑-zukan.net-


2014年8月20日

オカトラノオ

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オカトラノオ 画像
和名:オカトラノオ
学名:Lysimachia clethroides
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長野 立科【2014.08.07-09】
図鑑↓↓↓↓↓には、オカトラノオは掲載されています。ban_zukan.net.jpgインターネット生物図鑑-zukan.net-


2014年8月19日

ウメノキゴケ

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ウメノキゴケ 画像
和名:ウメノキゴケ
学名:Parmotrema tinctorum
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長野 立科【2014.08.07-09】



2014年8月18日

ハリネズミは、ネズミじゃない?

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 ハリネズミを御存知ですか? ヨーロッパの絵本などに、よく登場する哺乳類です。名のとおり、ネズミに似た姿で、背中一面に、針状の体毛が生えています。
 ハリネズミと呼ばれるのは、一種だけではありません。ハリネズミ目【もく】ハリネズミ科ハリネズミ亜科に属する種を、ハリネズミと総称します。
 ここで、ハリネズミの分類を、不審に思った方がいるでしょう。ハリネズミは、ハリネズミ目【もく】であって、普通のネズミと同じ、齧歯目【げっしもく】ではないのでしょうか? そのとおりです。ハリネズミは、普通のネズミとは、遠縁です。
 ハリネズミには、似ている生物が多いです。このため、他のいろいろな生物と、混同されやすいです。前記のとおり、普通のネズミ(齧歯目)ではありません。
 同じように針があっても、ハリモグラとも、ヤマアラシとも違います。ハリモグラは、単孔目【たんこうもく】に属します。ヤマアラシは、齧歯目に属します。
 じつは、日本のハリネズミには、一つ、謎があります。日本には、野生のハリネズミが分布しないことです。すぐそばの中国大陸や、朝鮮半島にまで分布しますのに。
 不思議なことに、日本では、ハリネズミの化石が見つかっています。過去には、生息していたのですね。それが、なぜ滅びたのか、わかっていません。
 不思議さに拍車をかけるのが、二〇一四年現在、外国から、日本に帰化してしまったハリネズミがいることです。神奈川県の一部などに、アムールハリネズミと見られる種が、棲みついています。アムールハリネズミは、中国や朝鮮半島に分布する種です。
 ハリネズミの仲間は、一時期、ペットとして人気がありました。それが、逃げ出したり、捨てられたりして、野生化してしまったと考えられます。野生化できるほどですから、ハリネズミが日本に棲むのに、障害はないのでしょう。なら、なぜ滅びたのでしょうね?
 現在、ハリネズミ目【もく】のうち、ハリネズミ属の種は、飼育することも、販売することも、禁止されています。どんなにかわいくても、飼ってはいけません。外来生物として、野に放たれてしまうと、在来生物を脅かすおそれがあるからです。
図鑑↓↓↓↓↓には、残念ながら、ハリネズミは載っていません。かわりに、日本の哺乳類が、八〇種以上が掲載されています。
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 過去の記事でも、ハリネズミの分類について、取り上げています。また、ハリネズミと似て非なるトゲネズミを取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
哺乳類の世界は、ネズミだらけ?(2012/11/19)
食虫目【しょくちゅうもく】とは、どんな哺乳類?(2010/5/3)
再発見! オキナワトゲネズミ(2008/3/7)
ネズミでないネズミがいる?(2007/12/21)
新種発見! トゲネズミ(2006/7/10)
などです。


2014年8月17日

ウツボグサ

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ウツボグサ 画像
和名:ウツボグサ
学名:Prunella vulgaris L.
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長野 立科【2014.08.07-09】
図鑑↓↓↓↓↓には、ウツボグサは掲載されています。ban_zukan.net.jpgインターネット生物図鑑-zukan.net-



2014年8月16日

イブキジャコウソウ

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イブキジャコウソウ 画像
和名:イブキジャコウソウ
学名:Thymus serpyllum L.
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長野 立科【2014.08.07-09】
図鑑↓↓↓↓↓には、イブキジャコウソウは掲載されています。ban_zukan.net.jpgインターネット生物図鑑-zukan.net-


2014年8月15日

悪役は一日にして成らず? ネナシカズラ

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 寄生生物というと、ちょっと隠微な感じがありますね。容易に正体が見られず、不気味に感じられる方が多いでしょう。ところが、実際には、身近で見られることがあります。
 例えば、ネナシカズラなどは、比較的、簡単に見られる寄生生物です。植物に寄生する植物です。ヒトには寄生しませんから、触っても安心です。
 ネナシカズラは、名のとおり、地面に張る根がありません。正確には、種子から発芽したばかりの時には、根があります。その後、寄生する相手を見つけると、地面の根を枯らして、なくしてしまいます。もう必要がなくなるからです。
 ネナシカズラには、寄生根という、特殊な根があります。これを、寄生相手の植物に打ち込みます。そうして、相手から、水や栄養分を奪います。
 寄生植物の多くは、普通の植物のような、根や葉を持ちません。水や栄養分を、自力で得る必要がないからです。光合成をする葉や、土から水を吸う根は、要らないわけです。
 ネナシカズラも、寄生根以外の根や、葉をなくしてしまいました。残ったのは、茎です。つる状の茎が、わさわさと、他の植物に覆いかぶさって見えます。畑の作物に寄生して、害を与えることがあるので、農家の方には、嫌われます。
 畑の害草になるほどですから、ネナシカズラは、珍しい植物ではありません。道ばたでも、見られることがあります。近年では、アメリカネナシカズラ、アマダオシ、ツメクサダオシなどの外来のネナシカズラ属が、人家の近くに生えることが増えました。
 ネナシカズラ属は、ヒルガオ科に属します。あの、可憐な花が咲くヒルガオに近縁です。意外に思われる方が、多いでしょうか。でも、ヒルガオの性質を知る方は、納得するかも知れません。ヒルガオは、とても強健で、よく増える植物だからです。
 ヒルガオも、ネナシカズラと同じく、つる草です。たった一年で、たいへん広い面積を占有してしまいます。ヒルガオも、畑に入り込んで、害草になることがあります。
 ネナシカズラの性質は、ヒルガオの性質を、極端に押し進めたものといえます。ネナシカズラの祖先は、ヒルガオに似たつる草だったのかも知れませんね。

図鑑↓↓↓↓↓には、ネナシカズラが掲載されています。
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 過去の記事でも、ヒルガオ科の植物を取り上げています。また、寄生植物についても、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
寄生植物は、分類が難しい?(2013/7/12)
ススキの下で、何を思う? ナンバンギセル(2010/9/10)
「かおばな」の正体は、ヒルガオ(昼顔)?(2010/6/18)
サツマイモの故郷は、どこ?(2008/9/22)
行司の軍配(グンバイヒルガオ)(2005/12/18)
などです。


2014年8月14日

アキアカネ

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アキアカネ 画像
和名:アキアカネ
学名:Sympetrum frequens
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長野 立科【2014.08.07-09】
図鑑↓↓↓↓↓には、アキアカネは掲載されています。ban_zukan.net.jpgインターネット生物図鑑-zukan.net-


2014年8月13日

サルスベリ

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サルスベリ 画像
和名:サルスベリ
学名:Lagerstroemia indica L.
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東京 渋谷【2014.08.05】
図鑑↓↓↓↓↓には、サルスベリは掲載されています。ban_zukan.net.jpgインターネット生物図鑑-zukan.net-



2014年8月12日

ゴーヤの実

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ゴーヤの実 ツルレイシ 画像
和名:ツルレイシ(別名:ニガウリ)
学名:Momordica charantia var. pavel
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東京 港区【2014.08.05】



2014年8月11日

他人の武器は、自分の武器? ウミウシ

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 以前のこのブログで、「植物の毒を、自分の体にためる昆虫」の話をしましたね(上には上がいる? 有毒生物の世界)。あのように、植物の毒を、自分の武器として利用してしまう昆虫が、何種もいます。陸上の生物では、よく見られる関係です。
 陸上でそうなら、水中の生物では、どうでしょうか? 同じような関係を持つものが、いるんですね。でも、水中では、植物と昆虫との関係ではありません。
 よく知られているのは、ウミウシの例です。貝殻を持たない巻貝の仲間ですね。
 ウミウシには、カイメン(海綿)を食べる種が多くいます。カイメンは、じっと動かないけれども、動物の仲間ですね。動いて逃げられない代わりに、毒を持つカイメンが多いです。もちろん、他の生物に、食べられないためです。
 ところが、毒を持つカイメンでも、ウミウシは、平気で食べてしまいます。そして、その毒を、体にためます。こうすることによって、ウミウシ自身が、敵に食べられないようにしています。陸上の有毒植物と、それを食べる昆虫との関係に、そっくりですね。
 もっと進んでいる(?)ウミウシもいます。ミノウミウシの仲間です。
 ミノウミウシの一種、アオミノウミウシは、カツオノエボシを食べます。あの、強烈な毒を持つクラゲ、カツオノエボシです。あんなに強くても、カツオノエボシは、無敵ではありません。なす術もなく、アオミノウミウシに食べられてしまいます。
 カツオノエボシが刺すのは、刺胞【しほう】の働きによります。刺胞とは、ばね仕掛けで飛び出す、細胞の武器です。小さすぎて、肉眼では、その仕組みは見えません。
 アオミノウミウシは、カツオノエボシの刺胞攻撃を、ものともしません。それどころか、食べた刺胞を、そのまま自分の体にためて、自分の武器として使います。
 どうしたら、食べた物を消化せずに、そんなことができるのでしょうか? これは、わかっていません。ミノウミウシの類には、同じく、食べた刺胞を利用する種が多いです。
 ウミウシの仲間には、派手な体色や体型をした種が、たくさんいます。それは、毒や刺胞という武器を持つことを、敵に知らせているのだと考えられています。

図鑑↓↓↓↓↓には、日本近海に棲むウミウシが、三種ほど載っています。また、カイメンの仲間や、カツオノエボシも掲載されています。
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 過去の記事でも、ウミウシの仲間を取り上げています。また、カイメンの仲間や、カツオノエボシも取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
深海に立つシャンデリア? いえ、生き物です(2013/10/14)
どんな形にもなれる? カイメン(海綿)(2012/12/24)
ウミウシは、海のナメクジか?(2011/1/14)
鰹(カツオ)を連れてくるクラゲがいる?(2007/5/14)
電気クラゲとはどんなクラゲ?(2006/8/1)
などです。



2014年8月10日

シオカラトンボ

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シオカラトンボ 画像
和名:シオカラトンボ
学名:Orthetrum albistylum speciosum
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東京 港区【2014.08.02】
図鑑↓↓↓↓↓には、シオカラトンボは掲載されています。ban_zukan.net.jpgインターネット生物図鑑-zukan.net-


2014年8月 9日

シモクレンの葉

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シモクレンの葉 シモクレン 画像
和名:シモクレン
学名:Magnolia quinquepeta (Buc'hoz) Dandy
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東京 港区【2014.07.29】
図鑑↓↓↓↓↓には、シモクレンは掲載されています。ban_zukan.net.jpgインターネット生物図鑑-zukan.net-


2014年8月 8日

ピーマンとトウガラシとは、同じ? 違う?

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 ピーマンは、日本でお馴染みの野菜ですね。子供が嫌う野菜No.1としても、知られます(笑) じつは、ピーマンは、ある別の野菜の変種です。どんな野菜だと思いますか?
 それは、トウガラシ(唐辛子)です。生物学的には、トウガラシとピーマンとは、同じ種です。トウガラシの中の、辛くない変種が、ピーマンなのですね。
 だとすれば、ピーマンに似たパプリカや、シシトウ(獅子唐)も、トウガラシと同種なのでしょうか? そのとおりです。パプリカは、トウガラシという種の中の、パプリカという栽培品種です。シシトウは、植物学的には、ピーマンと同じものです。
 シシトウの正式名称は、「シシトウガラシ(獅子唐辛子)」です。トウガラシの仲間であることを示していますね。ピーマンと同じ、辛くないトウガラシの変種です。
 ピーマンとトウガラシの関係とは逆に、一般的に「唐辛子」と呼ばれる中には、トウガラシと別種のものが混ざっています。例えば、南西諸島で栽培される島唐辛子【しまとうがらし】が、そうです。島唐辛子は、トウガラシとは別のキダチトウガラシという種です。
 トウガラシとキダチトウガラシとは、外見がとても似ています。果実が辛くなるのも、同じです。混同されるのは、無理もありません。どちらも、ナス科トウガラシ属の一種です。島唐辛子は、キダチトウガラシの中の一品種です。
 ナス科トウガラシ属には、他にも、果実が辛くなり、その辛みが、人間に利用される種があります。ハバネロや、ブート・ジョロキアが、そうです。
 ハバネロも、ブート・ジョロキアも、トウガラシの一品種のように扱われますね。じつは、違います。ナス科トウガラシ属の、トウガラシとは別の種です。その種には、日本語名が付いていません。ラテン語の学名では、Capsicum chinenseといいます。
 ハバネロは、Capsicum chinenseの中の一品種です。ブート・ジョロキアも、Capsicum chinenseの中の一品種ということにされています。が、実際には、キダチトウガラシの系統も、混じっているようです。トウガラシ属の種は、交雑しやすいのですね。
 交雑しやすい性質のために、トウガラシ属の分類には、まだまだ、議論が多いです。

図鑑↓↓↓↓↓には、トウガラシ(ピーマンとシシトウを含む)が掲載されています。
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 過去の記事でも、さまざまな野菜を取り上げています。中には、トウガラシと同じく、中米や南米が原産地の野菜もあります。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
古代文明に貢献? ゴマ(胡麻)(2013/6/14)
野菜の水菜【みずな】の正体は?(2012/4/27)
キャベツとブロッコリーとは、同じ種か?(2011/2/25)
サツマイモの故郷は、どこ?(2008/9/22)
ハロウィーンは南瓜【かぼちゃ】祭り?(2006/10/31)
などです。


2014年8月 7日

ヒルガオ

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ヒルガオ 画像
和名:ヒルガオ
学名:Calystegia japonica Choisy
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東京 港区【2014.07.29】
図鑑↓↓↓↓↓には、ヒルガオは掲載されています。ban_zukan.net.jpgインターネット生物図鑑-zukan.net-


2014年8月 6日

ヤブラン

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ヤブラン 画像
和名:ヤブラン
学名:Spiranthes sinensis (Pers.) Ames
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東京 品川【2014.07.26】
図鑑↓↓↓↓↓には、ヤブランは掲載されています。ban_zukan.net.jpgインターネット生物図鑑-zukan.net-



2014年8月 5日

ネジバナ

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ネジバナ 画像
和名:ネジバナ
学名:Spiranthes sinensis (Pers.) Ames
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東京 品川【2014.07.22】
図鑑↓↓↓↓↓には、ネジバナは掲載されています。ban_zukan.net.jpgインターネット生物図鑑-zukan.net-


2014年8月 4日

上には上がいる? 有毒生物の世界

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 世界には、毒を持つ生物が、たくさんいますね。そういった生物は、なぜ、毒を持つのでしょうか? 多くの場合は、身を守るためです。毒があれば、敵に食べられません。
 具体的な例を挙げてみましょう。植物のキョウチクトウ(夾竹桃)です。
 キョウチクトウは、よく、街路樹などに使われていますね。夏に、白やピンクの花を咲かせます。キョウチクトウには、ほとんど害虫が付きません。有毒だからです。
 例えば、サクラと比べると、キョウチクトウの有利さが、際立ちます。
 毒のないサクラには、多種の毛虫が付きますよね。あの毛虫は、モンクロシャチホコ、アメリカシロヒトリ、マイマイガなどの、ガ(蛾)の幼虫です。学校などのサクラの木には、必ず、農薬がかけられます。ああしないと、毛虫が大発生しやすいからですね。
 それに比べれば、キョウチクトウには、「毛虫大発生」などということは、ありません。街路樹のキョウチクトウの葉を見ても、虫に食われず、きれいな形のものが多いです。
 ところが、中には、猛毒のキョウチクトウを食べる昆虫がいます。キョウチクトウスズメや、シロマダラノメイガです。どちらも、ガ(蛾)の一種です。
 これらのガの幼虫は、なぜ、わざわざ、有毒の植物を食べるようになったのでしょうか? 他の昆虫が食べない植物を食べれば、食べ物を独占できるからです。
 もう一つ、とても有利になることがあります。植物の毒を体にためて、自分も有毒になることです。毒を持てば、敵に食べられることが、少なくなります。
 有毒植物を食べるどころか、その毒を流用して、自分の武器にしてしまうわけです。たくましいですね。これらのガの幼虫が、どうやって、害を受けずに、自分の体に毒を貯められるのかは、わかっていません。外見は、どちらの種も、ごく普通のイモムシです。
 シロマダラノメイガのほうは、昔から、日本にいました。インド原産のキョウチクトウが日本に来る前は、ガガイモ、キジョランなどを食べていたようです。
 キョウチクトウスズメのほうは、近年に日本に来たのかも知れません。主に、九州以南に分布します。時おり、本州でも発生して、話題になることがあります。

図鑑↓↓↓↓↓には、キョウチクトウが掲載されています。
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 過去の記事でも、ガ(蛾)の仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ドクロメンガタスズメの正体とは?(2013/12/9)
妖精? いえ、ガ(蛾)の仲間です(2012/7/30)
浜辺の夜に恋の花? ハマオモト(2010/7/16)※ハマオモトに受粉するのは、ガの仲間です。
春のチョウ(蝶)? いえ、ガ(蛾)です(2009/3/9)
歌うガ(蛾)が、存在する?(2008/10/17)
などです。


2014年8月 3日

ムクゲ

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ムクゲ 画像
和名:ムクゲ
学名:Hibiscus syriacus L.
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東京 品川【2014.07.20】
図鑑↓↓↓↓↓には、ムクゲは掲載されています。ban_zukan.net.jpgインターネット生物図鑑-zukan.net-



2014年8月 2日

ヒノキ

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ヒノキ 画像
和名:ヒノキ
学名:Chamaecyparis obtusa (Siebold & Zucc.) Endl.
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東京 品川【2014.07.20】
図鑑↓↓↓↓↓には、ヒノキは掲載されています。ban_zukan.net.jpgインターネット生物図鑑-zukan.net-


2014年8月 1日

悪名No.1? ヘクソカズラ

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 もしも、植物に口が利けたなら、人間に何を言うでしょうか? おそらく、真っ先に「名前を変えてくれ」と言う植物が、いると思います。それは、ヘクソカズラです。
 ヘクソカズラ(屁屎葛)とは、ひどい種名が付けられたものですね。種名だけ聞くと、どんなに醜い植物かと思ってしまいます。ところが、実物は、醜くはありません。特に美しいとは言えませんが、普通のつる草です。住宅街でも、よく見られます。
 この種名は、見た目ではなく、臭気から名づけられました。茎や葉を取ってもむと、臭いのです。古語でも、屎葛【くそかづら】と呼ばれています。
 昔の人は、現代人より、植物の臭気に敏感だったのでしょう。草むらを歩くうちに、このつる草に引っかかってしまって、いやな臭気に悩まされる、などということが、よくあったのかも知れません。万葉集にも、屎葛の名で、登場しています。
 万葉集の花の中には、現代では、見ることが難しくなってしまったものが、少なくありません。そんな中で、この草は、現代の都会でも、たくましく生きています。住宅街のフェンスなどに、からみ付いているのを見かけます。
 ヘクソカズラが、都会にも多いのは、都会に棲む鳥たちと、うまく共存しているからだという説があります。一九八〇年代のデータですが、都会に棲むヒヨドリ、ムクドリ、ツグミなどの鳥の糞を調べたところ、この種の種子が、たくさん見つかったといいます。
 ヘクソカズラにとっては、鳥たちが果実を食べて、糞の中に種子を出してもらうことで、生息地を広げることができます。鳥たちにとっては、都会で、ヘクソカズラの果実が、貴重な食べ物になります。共存共栄ですね。
 都会のヘクソカズラも、鳥たちも、人間が作り変えた環境に、したたかに適応しているようです。ひどい種名を付けられても、めげていません(笑)
 ヘクソカズラという種名が、あまりにひどいので、種名を変えようという動きもあります。別名の一つ「ヤイトバナ」のほうを、正式な種名(標準和名)にしようというのですね。書籍やウェブサイトによっては、種名をヤイトバナにしています。
図鑑↓↓↓↓↓には、ヘクソカズラ(ヤイトバナ)が載っています。また、その果実を食べるヒヨドリ、ムクドリ、ツグミなども掲載されています。
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 過去の記事でも、ヘクソカズラ(ヤイトバナ)と同じ、アカネ科の植物を取り上げています。また、万葉集に登場する植物や、臭気がある植物も、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
クチナシは、口無し?(2014/1/3)
臭いけれども、食べられる? クサギ(2013/12/20)
シイ(椎)の本名は、スダジイ?(2012/9/14)
扉【とびら】に挿すトベラの木(2007/1/29)
などです。