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2014年11月24日

かわいくても、害獣? クリハラリス

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 リスは、かわいい生き物ですね。その姿のために、どこでも、人気があります。地域によっては、餌付けされていることもあります。かわいい姿を見たいからでしょう。
 ところが、かわいいからといって、害がないとは言えません。日本の一部の地域では、リスの害が、問題になっています。そのリスは、もとから日本にいた種ではありません。外来種のクリハラリスが、問題の種です。
 クリハラリスという種名を、聞いたことがある方は、少ないでしょう。でも、「タイワンリス」という名なら、聞いたことがあるのではないでしょうか?
 「タイワンリス」とは、クリハラリスという種の中の、一亜種です。クリハラリスは、台湾をはじめ、中国大陸やマレー半島などに、広く分布します。そのうちの、台湾に分布する亜種が、タイワンリスです。この亜種が、観光用に、日本に入れられました。
 二〇一四年現在では、日本の各地に、クリハラリス(タイワンリス)が定着してしまっています。伊豆大島、神奈川県の鎌倉市、静岡県の一部などにいるものが、有名です。
 クリハラリス(タイワンリス)の害としては、「樹皮をかじって、木を弱らせる」、「電線や電話線をかじって、断線させる」などがあります。このような害が問題になるのは、リスの側が、人馴れしているからです。人の身近に棲むからですね。
 そもそも、観光用に入れられたために、人馴れしているわけです。「かわいいから」と輸入しておいて、害があると、とたんに害獣扱いするのでは、ヒトの身勝手ですね。
 しかし、クリハラリス(タイワンリス)の一番の被害者は、ヒトではないでしょう。元から日本にいた、ニホンリスが、被害にあっています。
 ニホンリスとクリハラリスとは、姿も、生態も似ています。ということは、すみかや、食べ物が、競合するわけです。本来、ニホンリスのものだったすみかや食べ物が、クリハラリスに奪われています。このために、ニホンリスが減っている地域もあるようです。
 これ以上、日本でクリハラリスを増やすのは、ニホンリスのためにも、避けなければなりません。一部の地域では、すでに、クリハラリスの駆除が始まっています。
図鑑↓↓↓↓↓には、クリハラリスに追われているニホンリスが掲載されています。
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 過去の記事でも、リスの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
リスも冬眠する?(2009/12/18)
などです。


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