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2015年2月13日

キクイモは、菊の花咲くイモ?

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 日本では、よく、特定の健康食品がブームになりますね。一時期はやっても、すぐに忘れられるものが、大部分です。けれども、健康食品の原料となる動植物は、ヒトのブームには関係なく、ずっとあり続けます。今回は、そんな植物の一種を紹介しましょう。
 それは、キクイモ(菊芋)です。種名のとおり、キク(菊)に似た、黄色い花を咲かせます。地中には、イモ(芋)状の地下茎があります。この地下茎が、食用になります。
 キクイモの地下茎(イモ)は、一時期、健康食品として、もてはやされました。その効果のほどは、定かではありません。ヒトの食用になるのは、確かです。日本の地域によっては、キクイモの栽培を奨励し、特産品として、売り出しています。
 キクイモは、イモを食用や飼料にするために、日本に移入されたと考えられています。原産地は、北米です。日本に来たのは、江戸時代末期のようです。
 キクイモの花が、キクに似ているのは、偶然ではありません。キクイモが、キク科ヒマワリ属に属するからです。キクに近縁なのですね。キク科の中でも、ヒマワリに近縁です。
 キク科の中のヒマワリ属の種は、すべて、北米大陸が原産地です。北米生まれ・北米育ちのグループといえます。とはいえ、現在では、北米を飛び出して、世界じゅうに分布を広げているものが、珍しくありません。キクイモも、その一種です。
 現在、キクイモは、日本を含むアジア、ヨーロッパ、南米、オセアニアに分布します。これは、決して、喜ばしいこととはいえません。栽培されるのならいいのですが、ヒトの手を離れて、野生化しているものも多いのが、問題です。
 外来の生物種は、元からいた在来種を圧迫して、絶滅に追いやることがあります。キクイモも、場所によっては、在来種の脅威となってしまっています。
 キクイモに似て、かつ、近縁な(ヒマワリ属の)種として、イヌキクイモがあります。キクイモより、小さなイモができる種です。やはり、北米原産です。
 イヌキクイモは、いつ頃、何のために、日本に入れられたのかが、はっきりしません。現在は、キクイモと、ほぼ同様に分布します。キクイモと混同されることがあります。
図鑑↓↓↓↓↓には、イヌキクイモが掲載されています。
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 過去の記事でも、キク科の植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
「山ごぼう」に御注意を(2014/10/31)
マリーゴールドの正体は?(2014/10/3)
同名異種? ネコノシタとクマノギク(2014/9/19)
妖精の差す傘? ヤブレガサ(2014/6/6)
ハンゴンソウとは、どんな意味の名前?(2013/9/27)
などです。


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