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2015年4月27日

聴覚テストになる? ヤブサメの鳴き声

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 日本に、夏鳥たちがやってくる季節になりました。春に日本に来て、夏に繁殖し、秋に飛び去る鳥たちですね。有名なのは、ツバメ、ホトトギス、オオルリなどです。
 今回は、あまり知られない夏鳥を紹介しましょう。ヤブサメです。
 ヤブサメは、ウグイス科に属します。ウグイスと近縁です。頭部を見ると、ウグイスとよく似ています。体色も、ウグイスと同じようです。くすんで、緑がかった褐色です。
 ウグイスと違うのは、体の大きさと、体型です。ヤブサメは、日本の鳥の中で、最小の座を争うほど、小さいです。ウグイスも小鳥ですが、それより、まだ小さいのですね。小ささでは、ミソサザイや、キクイタダキと並びます。
 ヤブサメの体型は、尾が短いです。ウグイスの、すんなりと伸びた尾とは、対照的です。尾が短いために、ヤブサメは、頭でっかちに見えます。二頭身くらいに見えることもあります。「寸詰まり体型のウグイス」を見たら、それが、ヤブサメです(笑)
 とはいえ、野外でヤブサメの姿を見ることは、やさしくありません。体が小さいうえに、藪の中にいることが多いからです。ヤブサメという種名は、それに由来するといわれます。ヤブサメの「サメ」のほうは、どういう意味なのか、諸説があります。
 ヤブサメは、鳴き声で、その存在を知られることが多いです。姿と違い、鳴き声のほうは、ウグイスとは、まったく似ていません。「シシシシ」と聞こえる、高い声です。初めて聞くと、鳥の声に聞こえません。虫の声かと思ってしまいます。
 声だけがして、姿が見えないのが、ヤブサメです。私も、野外で、ヤブサメの姿を見たことがありません。見えるのは、藪ばかりです。姿を見られたら、運がいいですね。
 バードウォッチャーの方に聞きますと、「ヤブサメは、年齢を感じさせる鳥」だそうです。なぜならば、高齢になると、ヤブサメの鳴き声が聞こえにくくなるからです。耳が老化すると、高い音が聞こえなくなるのですね。
 鳴き声が聞こえにくくなっても、ヤブサメを探して、バードウォッチングを続けるのは、健康に良さそうですね。高齢バードウォッチャーの目標になる鳥かも知れません。
図鑑↓↓↓↓↓には、ヤブサメ掲載されています。
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 過去の記事でも、ウグイス科の鳥を取り上げています。また、日本の夏鳥を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
仲間うちでは、変わり者? サンショウクイ(2014/5/26)
夏鳥と冬鳥と、どちらが多い?(2013/9/30)
ヨシキリは、ヨシキリ科か?(2012/8/20)
最小の座を争う、ミソサザイとキクイタダキ(2010/7/19)
絶滅種に、再発見の可能性はあるか?(2010/3/22)
などです。


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