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2015年6月30日

ムクゲ

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ムクゲ 画像
和名:ムクゲ
学名:Hibiscus syriacus L.
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東京 港区【2015.06.30】
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2015年6月29日

雑草が穀物になる? メヒシバ

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 夏は、雑草がはびこる季節ですね。一概に「雑草」といわれるものには、多様な種が含まれます。今回は、その中の一種を取り上げましょう。メヒシバです。
 メヒシバは、おそらく、日本の雑草の中で、最も平凡な種の一つです。日本全土に分布します。種名を知らなくても、日本で、メヒシバを見たことのない人は、いないでしょう。畑にも、道端にも、住宅地のコンクリートの隙間にさえ、生えるからです。
 メヒシバは、イネ科メヒシバ属に属する草です。イネ科に多い、細長い葉を付けます。同じく、細長い穂状に果実を付けます。現在の日本では、メヒシバは、邪魔な雑草扱いで、特に役立てられてはいません。昔は、家畜の飼料にされることがありました。
 メヒシバは、日本のみならず、世界中の熱帯と温帯で、平凡な草です。メヒシバに近縁なメヒシバ属の種も、世界に広く分布します。中には、重要な栽培植物になっている種もあります。フォニオ、ブラックフォニオ、ライシャン、オニメヒシバなどです。
 フォニオは、西アフリカで栽培される食用植物です。種子を、穀物として食べます。
 貧弱な土壌の土地でも、降水量が安定しない土地でも、フォニオは、栽培できます。しかも、短い期間で成長し、収穫を得ることができます。これらのことから、フォニオは、世界の食糧事情を良くするかも知れない植物として、注目されています。
 ブラックフォニオは、フォニオと同じく、西アフリカで栽培されます。フォニオより、ずっと限られた地域でしか、栽培されていません。やはり、種子を穀物にします。
 ライシャンは、インドの東北部のカシー丘陵でしか、栽培されていません。とても珍しい穀物です。栽培植物としては、歴史が浅いと考えられています。
 オニメヒシバは、ヨーロッパ原産の種です。昔は、ドイツやポーランドで、種子を穀物として食べていました。現在は、穀物としては、利用されていないようです。牧草としては、利用されます。各地に移入されて、現在は、世界中に分布しています。
 オニメヒシバは、日本にも、外来植物として、入ってきています。メヒシバに似て、しぶとい雑草です。どのような経路で来たのかは、わかっていません。
図鑑↓↓↓↓↓には、メヒシバ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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 過去の記事でも、平凡な雑草として見られる草を取り上げています。また、穀物として利用される植物も、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ヒユとスベリヒユとは、違う? 同じ?(2014/7/11)
食べられるソバ、食べられないソバ(2014/1/24)
ジュズダマは、子供の遊び相手?(2012/11/30)
悩ましいイネの種【しゅ】問題(2012/8/31)
ただの雑草じゃない? スズメノヒエ(2011/12/2)
などです。



2015年6月28日

ガクアジサイ

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ガクアジサイ 画像
和名:ガクアジサイ
学名:Hydrangea macrophylla (Thunb. ex Murray) Ser.
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東京 港区【2015.06.22】
図鑑↓↓↓↓↓には、ガクアジサイ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年6月27日

赤坂の福猫-その2

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赤坂の福猫 ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京 港区【2015.06.22】


2015年6月26日

ヒグマとホッキョクグマとは、近縁?

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 日本に、ヒグマが棲むのは、皆さん、御存知でしょう。日本国内では、北海道と北方領土にだけ、ヒグマが分布します。本州以南には、ツキノワグマが分布します。
 ヒグマは、とても分布域が広いクマです。日本国外では、ユーラシア大陸の北部と中央部、北米大陸の北部に分布します。地域ごとに、さまざまな亜種に分かれています。
 例えば、日本の北海道に棲むのは、エゾヒグマという亜種です。北米の北西部に棲むのは、ハイイログマという亜種です。ハイイログマとヒグマとは、別種だという意見もありましたが、現在は、同種の中の亜種ということになっています。
 ヒグマの中の一部、ハイイログマなどは、ホッキョクグマと同じ地域に棲むことがあります。同じ地域にいても、従来は、食べ物やすみかをめぐって、競合することは、ほとんどありませんでした。生活スタイルが違ったからです。
 ホッキョクグマは、基本的に、海で食べ物を捕ります。アザラシなどを襲って食べます。ヒグマは、思われている以上に、植物食です。陸で、植物の根を掘って食べたり、キイチゴなどの果実類を食べたりします。海と陸とに、生息域が分かれていたわけです。
 ところが、近年になって、ホッキョクグマとヒグマとが、同じ生息域になることが、増えてきました。温暖化のために、北極の氷が、早く溶けるようになったからです。
 海氷が溶けると、ホッキョクグマは、海上で狩りができません。仕方なく、陸に上がって、陸で食べ物を探します。いっぽう、ヒグマは、温暖になった北極圏へ、食べ物を求めて進出してきました。こうして、分かれていた生息域が、重なるようになりました。
 近年、ハイイログマと、ホッキョクグマとの種間雑種が、たびたび目撃されます。その原因は、両者の出会いが増えたからだと、推測できます。
 とはいえ、種が違うもの同士で、そう簡単に、交雑できるものでしょうか?
 じつは、ヒグマとホッキョクグマとは、とても近縁なのですね。これまでは、出会いが少ないために、それぞれ、別種として成立していました。温暖化が進むと、ホッキョクグマという種が、ヒグマに吸収されてしまうかも知れないと、憂慮されています。
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 過去の記事でも、クマの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ホッキョクグマが絶滅する?(2007/9/12)
クマの害を防ぐには?(2006/10/9)
などです。


2015年6月25日

オキザリス・レグネリー

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オキザリス・レグネリー 画像
和名:オキザリス・レグネリー
学名:Oxalis regnellii 'Triangularis'
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東京 港区【2015.06.20】



2015年6月24日

赤坂の福猫

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赤坂の福猫 ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京 港区【2015.06.22】


2015年6月23日

ノビル

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ノビル 画像
和名:ノビル
学名:Allium grayi Regel
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東京 港区【2015.05.19】
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2015年6月22日

「蓼【たで】食う虫も好き好き」の蓼とは?

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 「蓼食う虫も好き好き」という諺【ことわざ】がありますね。これは、蓼という、からい味のする植物があって、成り立つものです。「蓼のようなからい物でも、好きで食べる者がいるよ」という意味ですね。この蓼とは、どんな植物でしょうか?
 タデという種名が付く植物は、何十種もあります。タデ科というグループがあり、そこに含まれる種に、「○○タデ」が多いです。イヌタデ、ハナタデ、オンタデなどです。
 それらのうち、諺に言われる蓼とは、ヤナギタデ(柳蓼)という種です。タデ科イヌタデ属に属する一種です。水辺に生える草です。夏に、淡紅色の花を、穂状に咲かせます。ヤナギタデという種名は、葉が、ヤナギに似ることから、付けられました。
 ヤナギタデの葉には、諺どおり、辛味があります。この辛味が好まれて、刺身のつまに使われたり、蓼酢【たでず】の材料にされたりします。蓼酢とは、酢に、ヤナギタデの葉をすりつぶして混ぜたものです。アユの塩焼きに、かけて食べますね。
 日本では、古来、ヤナギタデを、食用にしてきました。万葉集に詠まれる「蓼」は、ヤナギタデを指すと考えられています。現在でこそ、限られた用途にしか使われませんが、昔は、蓼汁【たでじる】など、さまざまな料理に使われたようです。
 食用のヤナギタデは、栽培されたものが使われます。ヤナギタデには、栽培品種が、いくつもあります。ムラサキタデ(ベニタデ)、アザブタデ、ホソバタデなどです。
 野生のヤナギタデは、日本全国で、平凡に見られます。現在は、水辺の雑草とされることが多いです。海外での分布も広くて、北半球の温帯域と熱帯域に、普通に自生します。
 外国でも、ヤナギタデを食用にする例は、多いです。日本と同じような利用をする地域もあれば、そうでない地域もあります。例えば、ヨーロッパでは、かつて、ヤナギタデの果実を利用しました。果実を、コショウ(胡椒)の代用にしたそうです。このために、ヤナギタデには、water pepper(水辺のコショウ)という英語名があります。
 日本語では、ヤナギタデには、ホンタデ(本蓼)、マタデ(真蓼)などの別名があります、本物の蓼という意味ですね。昔は、現代以上に、重要な食べ物だったのでしょう。
図鑑↓↓↓↓↓には、タデ科の植物が、十種以上掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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 過去の記事でも、諺【ことわざ】や、故事成語に登場する植物を取り上げています。また、万葉集に登場する植物も、取り上げています。よろしければ、以下の記事もお読み下さい。
悪名No.1? ヘクソカズラ(2014/8/1)
「海棠【かいどう】の睡り、未だ足らず」とは?(2013/3/29)
マタタビは、ヒトも食べられる?(2012/3/9)
センダン(栴檀)とは、どんな植物?(2009/5/4)
ヨシとアシは同じもの?(2006/9/8)
などです。



2015年6月21日

ドクダミ

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ドクダミ 画像
和名:ドクダミ
学名:Houttuynia cordata Thunb.
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東京 港区【2015.05.19】
図鑑↓↓↓↓↓には、ドクダミ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年6月20日

ユキノシタ

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ユキノシタ 画像
和名:ユキノシタ
学名:Saxifraga stolonifera Meerb.
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東京 港区【2015.05.19】
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2015年6月19日

キリギリスは、一種じゃない?

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 昆虫に詳しくない方でも、キリギリスの名は、御存知でしょう。「アリとキリギリス」の童話にも、登場しますね。夏に、「チョン、ギース」と鳴く声を、聞いた方も多いでしょう。平安時代から、風情ある鳴く虫として、認識されていたようです。
 ところが、二〇一五年現在では、「キリギリス」という種名の昆虫は、いないといわれます。これは、どうしたことでしょうか?
 少し前まで、日本には、「キリギリス」という種名の昆虫が、広く分布すると考えられていました。それが、地域によって、違う種が分布すると、わかってきたのですね。
 現在は、おおむね、東日本に「ヒガシキリギリス」という種が、西日本に「ニシキリギリス」という種が、分布するとされます。つまり、「キリギリス」という一種が、「ヒガシキリギリス」と、「ニシキリギリス」という二つの種に、分割されました。
 しかし、話は、これで終わりません。ヒガシキリギリスも、ニシキリギリスも、それぞれの種内で、かなり変異があることが、確認されています。
 例えば、ニシキリギリスの中では、四国にいるもの、対馬にいるもの、五島列島にいるもの、奄美大島にいるものは、みな、違う特徴を持ちます。ヒガシキリギリスの中でも、例えば、中部地方の山地にいるものは、他の地域のものと違うといわれます。
 今後、ヒガシキリギリスと、ニシキリギリスとは、さらに、種を分けられる可能性が、高いです。種を分けられなくとも、亜種には、分けられるのではないでしょうか。
 なお、北海道と沖縄とには、以前から、「キリギリス」(ヒガシキリギリスと、ニシキリギリスを合わせたもの)とは、違う種が分布するとされていました。
 北海道には、ハネナガキリギリスと、カラフトキリギリスとが、分布します。カラフトキリギリスは、他の日本のキリギリス(キリギリス属に属します)とは違い、カラフトキリギリス属に属します。沖縄には、オキナワキリギリスが、分布します。
 現時点では、日本国内に、五種の「キリギリス」がいるわけです。けれども、前記のとおり、この分類は、流動的です。日本の「キリギリス」の分類は、研究途上です。
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 過去の記事でも、キリギリスの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
雌(メス)が鳴く種もいる? 鳴く虫たち(2012/8/6)
冬にも、バッタやキリギリスがいる?(2010/1/8)
日本の誇る虫文化【むしぶんか】(2009/9/14)
エクアドルで、十二の新種を発見(2009/6/18)
キリギリスは草食か肉食か?(2006/6/30)
などです。


2015年6月18日

ヤマボウシ

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ヤマボウシ 画像
和名:ヤマボウシ
学名:Cornus kousa Hance
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東京 港区【2015.05.19】
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2015年6月17日

トキワツユクサ

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トキワツユクサ 画像
和名:トキワツユクサ
学名:Tradescantia fluminensis
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東京 港区【2015.05.19】

2015年6月16日

カシワバアジサイ

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カシワバアジサイ 画像
和名:カシワバアジサイ
学名:Hydrangea quercifolia
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東京 港区【2015.05.19】


2015年6月15日

伊吹山には、薬草が多い?

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 以前、このブログで、「ハクサン○○」という名を持つ植物が多いと書きましたね(富士山と白山、植物が多いのは、どっち?)。白山という山にちなんだ植物名が、多いです。同じように、山の名で、植物名に多く付けられている例があります。
 それは、伊吹山です。「イブキ○○」という名を持つ植物が、二十種ほどもあります。イブキジャコウソウ、イブキノエンドウ、イブキトラノオなどの種です。
 なぜ、伊吹山にちなんだ名を持つ植物が、多いのでしょうか? 伊吹山は、古代から、薬草が多く生える山として、知られていました。このために、伊吹山の植物の研究が、早くから進められました。伊吹山で発見されて、種名を付けられた植物が、多いのですね。
 伊吹山に、薬草が多いというのは、本当でしょうか? あながち、嘘ではありません。地理的な位置や、地質のために、伊吹山には、バラエティに富んだ植物が生えているからです。種類が多くなれば、その中に、薬草が含まれることも、多くなるわけです。
 例えば、イブキトラノオは、漢方薬として、用いられます。タデ科イブキトラノオ属の一種ですね。イブキジャコウソウも、ヨーロッパのハーブであるタイム(シソ科イブキジャコウソウ属)の仲間です。食べ物の香り付けや、民間薬にされることがあります。
 ただし、現在の伊吹山は、基本的に、植物の採取は禁止です。国定公園だからです。
 伊吹山は、古代の都から近かったことも、薬草採集地になった理由でしょう。都から、ちょっと遠出すれば行ける場所に、植物の豊富に生える山があったわけです。古代から、薬草が生える山として、神聖視され、大事にされてきました。
 中世には、伊吹山に、薬草園が作られました。作らせたのは、織田信長です。新しいもの好きの信長は、ヨーロッパ人から入手した薬草を、何千種も植えさせたといいます。
 この薬草園の名残が、今も、伊吹山に残っています。ヨーロッパから移入された植物のうち、いくらかの種が、日本の風土に適応して、伊吹山に自生するようになりました。
 その一種が、イブキノエンドウです。この種は、ヨーロッパ原産です。でも、薬草ではありません。他の薬草に紛れて、ちゃっかり日本にやってきたと考えられています。
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 過去の記事でも、山地に生える植物を取り上げています。また、漢方薬やハーブに使われる植物も、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
富士山と白山、植物が多いのは、どっち?
ローズヒップは、バラの果実?(2015/2/6)
雑草だけど薬草、ミゾカクシ(2014/12/5)
日本にも、タイムが生える?(2011/6/10)
植物の世界は、「虎の尾」だらけ?(2009/11/16)
などです。


2015年6月14日

シロツメクサの原っぱ

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シロツメクサ 画像
和名:シロツメクサ
学名:Trifolium repens L.
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東京 品川区【2015.05.17】
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2015年6月13日

ムラサキツユクサ

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ムラサキツユクサ 画像
和名:ムラサキツユクサ
学名:Tradescantia ohiensis Raf.
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東京 港区【2015.05.16】
図鑑↓↓↓↓↓には、ムラサキツユクサ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年6月12日

富士山と白山、植物が多いのは、どっち?

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 日本で一番有名な山は、富士山で、間違いありませんね。ところが、富士山にちなんだ種名を持つ生物は、意外に少ないです。植物では、フジハタザオ(富士旗竿)、フジアザミ(富士薊)、フジテンニンソウ(富士天人草)があるくらいです。
 その理由は、富士山が、地質学的に若い山だからです。多くの生物が棲みつき、種として分化するには、短い時間しか、経っていません。富士山に登った方なら、おわかりでしょうが、富士山の上の方は、砂と岩ばかりですよね。そもそも、生物が少ないです。
 フジハタザオも、フジアザミも、フジテンニンソウも、富士山にしか、生えないわけではありません。フジハタザオと、フジテンニンソウとは、本州の山地に、広く分布します。フジアザミは、関東と中部の山地に分布します。
 これらの種に、「富士」の種名が付いたのは、単純に、富士山の周辺に多いからです。
 山の名前が、種名に付いた例では、「白山【はくさん】何とか」という種が多いです。植物の例を挙げれば、ハクサンハタザオ(白山旗竿)、ハクサンシャクナゲ(白山石楠花)、ハクサンアザミ(白山薊)、ハクサンフウロ(白山風露)など、枚挙にいとまがありません。
 白山とは、むろん、石川県と岐阜県との境界にある白山を指します。富士山、立山【たてやま】と並んで、日本三名山といわれる山です。知名度で富士山に負けても、植物名の多さでは、白山が、圧勝しています。二十種以上の「ハクサン○○」があります。
 こうなったのには、理由があります。白山は、高山帯を持つ日本の山としては、最西に位置するからです。高山帯とは、標高が高すぎて、樹木が生えない地帯を指します。そのような地帯には、高山帯特有の草が生えます。
 白山は、位置と標高とからいって、高山帯が存在する限界点の山です。このことが珍しがられて、白山は、早くから、生物の調査が進みました。おかげで、白山で発見された植物が、多いです。それらの種には、白山にちなんだ種名が付けられた、というわけです。
 富士山でも、白山でも、高山帯に棲む生物は、とても繊細です。わずかな環境の乱れで、絶滅しかねません。そんなことにならないようにしたいですね。
図鑑↓↓↓↓↓には、フジアザミ、ハクサンシャクナゲが掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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 過去の記事でも、山地に生える植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
満天の星、ドウダンツツジ(2014/5/9)
ブナの生存戦略(2013/11/22)
マツヨイグサとツキミソウとは、違う? 同じ?(2013/5/31)
登山者を慰める? フウロソウの仲間たち(2011/7/22)
植物の世界は、「虎の尾」だらけ?(2009/11/16)
などです。


2015年6月11日

サンショウ

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サンショウ 画像
和名:サンショウ
学名:Zanthoxylum piperitum (L.) DC.
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東京 港区【2015.05.16】
図鑑↓↓↓↓↓には、サンショウ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年6月10日

ガクアジサイ

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ガクアジサイ 画像
和名:ガクアジサイ
学名:Hydrangea macrophylla (Thunb. ex Murray) Ser.
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東京 港区【2015.05.16】
図鑑↓↓↓↓↓には、ガクアジサイ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年6月 9日

シロツメクサ

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シロツメクサ 画像
和名:シロツメクサ
学名:Trifolium repens L.
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東京 港区【2015.05.08】
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2015年6月 8日

クラゲダコとタコクラゲ、実在するのは、どっち?

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 深海には、奇妙な生物が、たくさん棲んでいますね。今回は、そのような生物の一種を紹介しましょう。クラゲダコです。クラゲなのかタコなのか、わからない名ですね?
 クラゲダコは、一見、クラゲに見えます。体が透明で、ゼラチン質だからです。その姿で、ふわふわと海中を漂う様子は、クラゲとしか思えません。
 でも、クラゲダコは、タコです。タコの中の、クラゲダコ属を指します。よく見れば、八本の腕があります。眼も、発達したものが、二つ、付いています。
 クラゲダコは、なぜ、クラゲに似た姿なのでしょうか? 体を軽くして、浮力を稼ぐためです。体をゼラチン質にすれば、軽くなります。食べ物が少ない深海では、筋力(エネルギー)を使わずに浮いていられるなら、それに越したことはありません。
 クラゲの体がゼラチン質なのも、同じ理由です。体を軽くしたおかげで、クラゲは、泳ぐための筋肉を、発達させなくてもよくなりました。海の浮力を利用して、漂うように泳ぎます。それでも、クラゲの仲間は、充分に、海で栄えています。深海にも、多いです。
 クラゲダコの場合は、クラゲと遠縁でありながら、深海で生活するのに直面した問題を、クラゲと同じ方法で、解決したわけですね。
 先述のとおり、クラゲダコには、よく発達した眼があります。透明な体のために、筒状に、体の中に伸びているのが、見えます。双眼鏡のようです。クラゲダコは、暗い深海で、この眼を存分に利用して、獲物をとらえたり、敵から逃れたりしているのでしょう。
 紛らわしいことに、タコクラゲという種名の生き物も、います。タコクラゲのほうは、正真正銘のクラゲです。タコではありません。タコクラゲという種名が付いたのは、体が不透明なのに加えて、八本の腕に見えるものが、体に付いているからです。
 遠目に見れば、タコクラゲの泳ぐ姿は、タコに見えなくもありません。とはいえ、やはり、体には、普通のタコと違う透明感があります。タコならばあるはずの眼や漏斗【ろうと】も、ありません。タコクラゲは、クラゲダコと違って、浅い海に棲みます。
 同じ海にいても、クラゲダコとタコクラゲとが出会うことは、まず、ないでしょうね。
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 過去の記事でも、タコの仲間を取り上げています。また、クラゲの仲間も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
世界最長生物とは?(2014/9/29)
アンモナイトじゃない? アオイガイ(2013/9/9)
光合成するクラゲがいる?(2013/3/11)
コウモリダコは、タコ? イカ?(2012/10/22)
パウルくんは、マダコ(真蛸)か?(2010/9/13)
などです。


2015年6月 7日

フジ

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フジ 画像
和名:フジ
学名:Wisteria floribunda (Willd.) DC.
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東京 港区【2015.05.06】
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2015年6月 6日

クサフジ

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クサフジ 画像
和名:クサフジ
学名:Vicia caracca
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東京 港区【2015.05.06】


2015年6月 5日

名前が総入れ替わり? ユキザサ

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 以前、このブログで、「一つの種に、複数の学名は、あり?」(2009/8/24)という話を、しましたね。本来、一つの種には、一つの学名しかありません。それが、さまざまな事情により、複数の学名が付いてしまうことがあると、説明しました。
 今回は、その例を、取り上げましょう。ユキザサ(雪笹)という植物の一種です。
 現在、ユキザサをネットで検索すると、二つの学名が出てくるでしょう。Maianthemum japonicumと、Smilacina japonicaとです。これは、どういうわけでしょうか?
 もともと、ユキザサのラテン語の学名は、Smilacina japonicaでした。それが、最近になって、学名が変わったのですね。Maianthemum japonicumになりました。紙の書籍やウェブサイトには、古い学名が残っているため、二つの学名が出てきます。
 学名が変わったのは、ユキザサの分類が、変わったからです。以前、ユキザサは、ユリ科ユキザサ属に属するとされていました。ところが、ユリ科の分類は、大きく組み替えられている最中です。これにともない、ユキザサの分類も、大きく変わりました。
 現在、ユキザサは、クサスギカズラ科マイヅルソウ属に属するとされることが多いです。科も、属も、違うことになりました。クサスギカズラ科は、キジカクシ科とも呼ばれます。
 ユキザサの旧学名のSmilacinaは、「ユキザサ属」を示します。ここが、「マイヅルソウ属」を示すMaianthemumに変わりました。種小名のjaponicaが、japonicumになったのは、ラテン語の語形変化の法則によります。
 ユキザサには、近縁な種が、いくつもあります。以前は、同じユリ科ユキザサ属に属していた種です。これらのユキザサ属の種は、まるごと、クサスギカズラ科マイヅルソウ属に含まれることになりました。マイヅルソウ(舞鶴草)などの種と、近縁なのですね。
 言われてみれば、マイヅルソウと、ユキザサとには、似た点が多いです。どちらも、落葉樹林の下草として生えます。同じ所に、両種が生えていることも多いです。両種とも、白い、細かい花が、小さな房状になって、初夏に咲きます。
 日本語の種名としては、ユキザサも、マイヅルソウも、美しい名だと思います。
図鑑↓↓↓↓↓には、ユキザサ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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 過去の記事でも、生物のラテン語の学名について、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
一つの種に、複数の学名は、あり?(2009/8/24)
学名の正しい読み方は?(2009/8/19)
学名で分類がわかるって、本当?(2009/8/17)
生物分類の、目【もく】や科とは、なに?(2009/8/12)
学名と標準和名とは、違う? 同じ?(2009/8/7)
などです。


2015年6月 4日

品川の福猫

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ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京 品川区【2015.05.06】


2015年6月 3日

シャリンバイ

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シャリンバイ 画像
和名:シャリンバイ
学名:Rhaphiolepis indica (L.) Lindl. ex Ker
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東京 港区【2015.05.04】
図鑑↓↓↓↓↓には、シャリンバイ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年6月 2日

スジモンヒトリ

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スジモンヒトリ 画像
和名:スジモンヒトリ
学名:Spilarctia seriatopunctata
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東京 品川区【2015.05.01】


2015年6月 1日

ガ(蛾)? いえ、トビケラです

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 皆さんの中に、渓流釣りをやる方は、おられますか? ヤマメやイワナを狙う釣りですね。渓流釣りをやる方は、魚だけでなく、水生昆虫にも、詳しいことが多いです。
 なぜなら、ヤマメやイワナは、水生昆虫が大好物だからです。魚をうまく釣るには、餌になる水生昆虫について、よく知らなければなりません。
 渓流に棲む昆虫といえば、カゲロウや、トビケラや、カワゲラです。これらは、一般の人には、あまり馴染みがない昆虫でしょう。でも、渓流釣りをやる方には、とても馴染みのある昆虫です。今回は、渓流にいる昆虫のうち、トビケラを取り上げましょう。
 トビケラの種のうち、多くは、幼虫が渓流に棲みます。カゲロウやカワゲラと、同じです。成虫になると、翅【はね】が生えて、空を飛ぶようになります。成虫の姿は、ガ(蛾)に似ています。ちょうどガのように、屋根型に翅をたたんで、止まります。
 けれども、トビケラには、鱗粉【りんぷん】がありません。この点が、ガとの大きな違いです。かわりに、トビケラの体には、刺毛【しもう】という、微細な毛が生えます。
 トビケラとガとは、目【もく】のレベルで、分類が違います。トビケラとは、トビケラ目【もく】―毛翅目【もうしもく】ともいいます―に属する昆虫の総称です。ガが属するのは、チョウ目【もく】―鱗翅目【りんしもく】ともいいます―ですね。
 とはいえ、トビケラとガとの間には、何らかの関係があると考えられています。単に外見が似るばかりでなく、他にも、共通点があるからです。
 その共通点の一つが、「幼虫が、糸を吐くこと」です。ガの幼虫が、糸を吐いて繭【まゆ】を作ることは、知られますね。トビケラの幼虫も、蛹【さなぎ】になる時に、糸を吐いて繭を作ります。トビケラの繭は、水中に作られるため、人目につきにくいです。
 トビケラの場合、蛹になる前の幼虫の頃から、糸で巣を作ります。巣の材料には、川底の小石などが使われます。まるでミノムシ(ミノガの幼虫ですね)のように、巣を背負って、水中で暮らします。ミノムシと同じく、敵から身を守るためと考えられます。
 トビケラ目とチョウ目との関係については、まだ、研究が進んでいません。
図鑑↓↓↓↓↓には、トビケラ目【もく】の昆虫は、載っていません、かわりに、日本に分布する水生昆虫が、四十種以上掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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 過去の記事でも、水生昆虫を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
絶滅寸前? イトアメンボ(2012/9/24)
温泉に入る昆虫がいる?(2012/6/25)
肉食の背泳選手? マツモムシ(2010/5/31)
冬にも、カゲロウ(蜉蝣)がいる?(2010/2/15)
泳ぎが苦手な水生昆虫? ガムシ(2009/9/7)
などです。