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2015年8月10日

ブーゲンビリアは、イカダカズラか?

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 ブーゲンビリアという植物は、熱帯の雰囲気を表わすものとして、人気がありますね。たいていの植物園の温室には、ブーゲンビリアが植えられています。
 名前を知らなくても、実物を見れば、「ああ、これか」と思う方は、多いでしょう。つる状で、よく繁茂する植物です。赤紫系の花が、たくさん付きます。品種によっては、黄色、白、ピンク、赤などの花が咲きます。観賞用に、多くの園芸品種が作られています。
 あの華やかな花の色は、花弁の色ではありません。色づくのは、苞葉【ほうよう】という部分です。苞葉は、本物の花を取り巻く部分です。ブーゲンビリアの花をよく見ると、色づいた苞葉の真ん中に、白い、小さい、本物の花が咲いています。
 本物の花が終わった後も、苞葉の美しい色は、長く残ります。このために、観賞できる期間が長いのですね。園芸植物として、喜ばれるわけです。
 ブーゲンビリアという名は、一種だけを指すのではありません。オシロイバナ科イカダカズラ属の種の、総称です。イカダカズラ属には、イカダカズラ、テリハイカダカズラなどの種が、属します。日本語名が付いていない種も、いくつもあります。
 日本語名がないのは、もともと、日本にはない種ばかりだからです。イカダカズラ属の原産地は、南米のブラジルあたりです。印象どおりの、熱帯の植物です。
 書物やウェブサイトによっては、「ブーゲンビリアの日本語名は、イカダカズラだ」と紹介しています。これは、誤解を招く書き方です。正確には、イカダカズラとは、ブーゲンビリア(イカダカズラ属)の中の、特定の一種を指す種名です。
 普通に栽培されている「ブーゲンビリア」には、イカダカズラではない種が多いです。ラテン語の学名で、Bougainvillea x buttianaという種―日本語名がありません―が、よく栽培されています。この種は、園芸用に、人工的に作られた種です。
 Bougainvillea x buttianaは、テリハイカダカズラと、ラテン語の学名Bougainvillea peruviana―この種も、日本語名がありません―とを交配して、作られました。たくさんの美しい品種に分かれており、今では、世界中の温室を彩っています。

図鑑↓↓↓↓↓には、ブーゲンビリア掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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 過去の記事でも、熱帯の植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
お酒を出す木がある?(2015/3/13)
静かなる植物の闘い(2015/1/23)
トケイソウの果実が、パッションフルーツ?(2013/8/16)
ヤシ(椰子)の葉の秘密とは?(2011/1/17)
イグ・ノーベル賞のバニラ【Vanilla】の研究とは?(2007/10/18)
などです。



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