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2015年10月31日

キジバト

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キジバト  画像
和名:キジバト
学名:Streptopelia orientalis
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東京 町田【2015.09.19】
図鑑↓↓↓↓↓には、キジバト掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年10月30日

富士山の謎のガ(蛾)たち

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 今回は、富士山に分布する昆虫を、二種、紹介しましょう。日本の昆虫の中でも、とびきりに貴重な種です。二種とも、ガ(蛾)の仲間(チョウ目【もく】)です。
 一種は、フジシロミャクヨトウです。ヤガ科ヨトウガ亜科に属します。日本では、富士山でしか、分布が確認されていません。不思議なことに、日本国外では、モンゴル、チベット、ウラル山脈南部、ヨーロッパのアルプス山脈などに、広く分布します。
 国外の分布からすれば、寒い所を好む種なのは、間違いありません。それなら、日本のアルプス山脈などにも、分布しそうなものですね。例えば、日本の南アルプスには、フジシロミャクヨトウの幼虫が食べる植物、ムラサキモメンヅルが分布しています。
 にもかかわらず、富士山以外の日本の山では、フジシロミャクヨトウの定着は、確認されていません。これは、大きな謎です。富士山は、南アルプスなどに比べると、地質学的に、ずっと若い山です。動物が移住して定着するには、不利なはずなのです。
 フジシロミャクヨトウとは別の意味で、謎のあるガ(蛾)がいます。ソウウンクロオビナミシャクです。シャクガ科ナミシャク亜科に属する一種です。
 ソウウンクロオビナミシャクは、富士山を含む本州の高山地帯と、北海道の高山地帯とに分布します。高山でしか見られない、高山性のガです。種名の「ソウウン」は、北海道の地名、層雲峡から取られています。そこに分布するからですね。
 ソウウンクロオビナミシャクが、高山性になった理由には、いくつかあると考えられています。理由の一つが、幼虫の食性です。幼虫は、高山にしか生えない、ハイマツを食べることを選びました。ここに、謎があります。富士山に、ハイマツは分布しません。
 では、ソウウンクロオビナミシャクの幼虫は、富士山で、何を食べているのでしょうか? ハイマツに近縁な、ゴヨウマツを食べているのでは、と推測されています。高山帯近くのゴヨウマツは、まるでハイマツのように、背が低くなり、厳しい気候に耐えています。
 ソウウンクロオビナミシャクも、フジシロミャクヨトウも、富士山での生態は、よくわかっていません。高山の厳しさが、生態を解明するのに、壁になっています。
図鑑↓↓↓↓↓には、残念ながら、フジシロミャクヨトウも、ソウウンクロオビナミシャクも、載っていません。かわりに、日本に分布するガ(蛾)が、二十種ほど掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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 過去の記事でも、富士山に分布する生物を取り上げています。また、日本のガ(蛾)の仲間も、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
絶滅寸前の害虫? ニカメイガなど(2015/8/21)
富士山と白山、植物が多いのは、どっち?(2015/6/12)
空を飛ぶ毛虫がいる?(2015/3/23)
サカキの葉を白くしたのは、誰?(2015/3/2)
上には上がいる? 有毒生物の世界(2014/8/4)
などです。


2015年10月29日

ツルボ

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ツルボ  画像
和名:ツルボ
学名:Scilla scilloides (Lindl.) Druce
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東京 町田【2015.09.19】
図鑑↓↓↓↓↓には、ツルボ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年10月28日

タマスダレ

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タマスダレ  画像
和名:タマスダレ
学名:Zephyranthes candida
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東京 町田【2015.09.19】


2015年10月27日

ユウゲショウ

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ユウゲショウ  画像
和名:ユウゲショウ
学名:Oenothera rosea
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埼玉県 川越【2015.07.19】


2015年10月26日

コウモリ? いえ、植物です

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 生物の種名の中には、動物なのか、植物なのか、わかりにくいものがあります。例えば、「カニコウモリ」や「ミミコウモリ」という種名を聞いたら、動物のコウモリの仲間だと思いますよね? ところが、これらは、植物の種名です。
 植物の中に、コウモリソウ属というグループがあるのですね。キク科コウモリソウ属です。このグループに属する種には、「○○コウモリ」という種名のものが、多いです。
 そもそも、「コウモリソウ」という名は、なぜ、付いたのでしょうか? 葉の形が、動物のコウモリが翼を広げた形に、似ているからだそうです。言われてみれば、コウモリソウの葉の形などは、そう見えなくもありません。想像力が必要です(笑)
 コウモリソウ属の一種に、ヨブスマソウという種名のものがあります。この種名は、かつて、「よぶすま」と呼ばれた動物にちなんで、付けられました。
 「よぶすま」とは、ムササビのことです。ヨブスマソウの葉の形が、ムササビが飛膜を広げて滑空する姿に似ることから、付けられました。葉の形を見るに、コウモリソウよりも、さらに想像力が必要とされる種名ですね。
 ヨブスマソウの種名を付けるに当たっては、おそらく、コウモリソウに近縁であることが、大きく寄与したのでしょう。ムササビは、コウモリと同じように、「夜、空を飛ぶもの」(正確には、ムササビは、滑空ですが)ですから。
 コウモリソウ属には、他にも、「○○コウモリ」でない種名の種が、属します。モミジガサ、タイミンガサ、タマブキなどです。種名とは関係なく、コウモリソウ属の種は、食用になるものが多いです。特に、モミジガサが、山菜として有名です。
 山菜としてのモミジガサは、シドケ、シトギなどと呼ばれることが多いです。春に出る、若い芽を食べます。食用にするために、栽培されることもあります。
 モミジガサ以外に、ヨブスマソウ、ミミコウモリ、タマブキ、コウモリソウなど、多くの種が、食用になります。モミジガサ以外の種は、日本では、ほとんど栽培されません。地元の人が、野生のものを採取して食べているようです。
図鑑↓↓↓↓↓には、モミジガサが掲載されています。
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 過去の記事でも、山菜にされる植物を取り上げています。また、コウモリソウと名前が紛らわしいコウモリの仲間も、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ミツバウツギは、ウツギと遠縁(2015/5/29)
「山ごぼう」に御注意を(2014/10/31)
コウモリの分布の謎(2012/5/21)
コウモリは、なぜ冬眠するか?(2012/1/9)
「たらの芽」は、タラノキの芽ではない?(2010/2/26)などです。



2015年10月25日

【2015年 紅葉】ハナミズキ その3

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ハナミズキ  画像
和名:ハナミズキ
学名:Cornus florida L.
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山梨県 河口湖町【2015.10.13】
図鑑↓↓↓↓↓には、ハナミズキ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年10月24日

【2015年 紅葉】イロハモミジ その2

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イロハモミジ  画像
和名:イロハモミジ
学名:Acer palmatum Thunb. ex Murray
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山梨県 河口湖町【2015.10.13】
図鑑↓↓↓↓↓には、イロハモミジ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年10月23日

ナミヤモリの隠蔽種【いんぺいしゅ】たち

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 以前、このブログで、隠蔽種というものを取り上げましたね(二〇一四年は、サンショウウオの当たり年? その2(2015/9/11))。この時は、日本の両生類の隠蔽種を紹介しました。今回は、日本の爬虫類の隠蔽種を紹介しましょう。
 ミナミヤモリという、ヤモリの一種がいます。このヤモリは、長い間、日本の九州南部と、南西諸島に分布すると考えられてきました。国外では、台湾と、中国南部に分布するとされています。ところが、この分布が、間違いだという意見が、出てきました。
 それは、「ミナミヤモリ」の中に、別の種が紛れ込んでいるために、そのような分布に見えているのだということです。現時点では、「ミナミヤモリ」の中に、四種が隠蔽されていたと考えられています。まだ、完全には、そうと確認されていません。
 「ミナミヤモリ」のうち、奄美大島と、トカラ列島の小宝島に分布するものは、アマミヤモリという新種であることが、認められました。ラテン語の学名も、Gekko vertebralisと付けられました。国際的に、正式に、種として記載されたわけです。
 トカラ列島の宝島に分布する「ミナミヤモリ」は、タカラヤモリという新種になりました。ラテン語の学名は、Gekko shibataiです。こちらも、正式に記載です。
 他の二種の隠蔽種については、まだ、ラテン語の学名が付いていません。正式に、新種として認められていない状態です。ただ、日本語名だけは、付けられています。
 九州の西部と、五島列島などの島々に分布するのは、ニシヤモリだとされています。沖縄本島と、久米島と、伊平屋島に分布するのは、オキナワヤモリとされています。
 これで、国内の「ミナミヤモリ」の分布地は、ほぼ、九州南部と、先島諸島だけが残る形になりました。けれども、このように、次々と隠蔽種が発見される状態では、残る分布地にも、疑問が向けられます。海外の分布地も、どうなるか、わかりません。
 九州南部の「ミナミヤモリ」と、先島諸島の「ミナミヤモリ」との間に、タカラヤモリ、アマミヤモリ、オキナワヤモリがいます。先島諸島の「ミナミヤモリ」も、九州南部の「ミナミヤモリ」とは、別種かも知れません。
図鑑↓↓↓↓↓には、ニホンヤモリ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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 過去の記事でも、ヤモリの仲間を取り上げています。また、隠蔽種についても、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
二〇一四年は、サンショウウオの当たり年? その2(2015/9/11)
日本固有種がいっぱい? ヤモリの仲間たち(2015/5/25)
トカゲモドキの美人コンテスト?(2013/11/11)
小笠原諸島のトカゲたち(2011/9/26)
ホオグロヤモリは、国際派?(2011/5/23)
などです。


2015年10月22日

秋でも、蝉(セミ)類博物館

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 もう、すっかり秋ですね。セミの声も、聞こえなくなりました。そんな時期に、セミの展覧会が開かれています。セミの研究は、一年中、行なわれていますからね。
 その展覧会とは、石神井【しゃくじい】公園ふるさと文化館で開催中の『蝉類博物館』です。たくさんのセミの標本が、展示されています。
 これらの標本は、もと、加藤正世さんという昆虫の研究者が所蔵していたものです。加藤さんは、大正時代から、昭和の初期にかけて活躍された方です。特に、セミの研究で有名でした。クマゼミやエゾゼミの、種の基準となる標本を作った方です。
 クマゼミも、エゾゼミも、現在の日本で、平凡なセミですね。とりわけ、西日本にお住まいなら、クマゼミを知らない方は、いないでしょう。「シャーシャー」という鳴き声がうるさいセミです(笑) 日本一鳴き声が大きく、体も大きいセミです。
 こんなに目立つセミでも、加藤さんが生きた時代には、まだ、正式な種名が決まっていなかったのですね。加藤さんは、日本のセミ学の基礎を作った方といえます。
 会場には、セミ以外の昆虫の標本も、たくさん展示されています。その多くが、加藤さんがお元気だった当時、都内の石神井公園付近で採集したものだそうです。現在の東京では、見られなくなってしまった種も、多いです。かつて、都内に、これほど豊かな昆虫たちがいたことに、驚かされます。研究史上、貴重な標本ばかりです。
 会場にあるのは、昆虫の標本ばかりではありません。鳥類、植物、魚類、昆虫以外の無脊椎動物などの標本もあります。どれも、加藤さんが、自ら採集したものです。
 加藤さんは、昆虫が御専門なのに、なぜ、昆虫以外の生物も、採集したのでしょうか? ある生物を知るには、その生物が生きている環境を、まるごと知ることが、有効だからです。そのためには、直接の研究対象以外の生物も、観察することが必要です。
 会場では、まるでタイムカプセルのように、かつての武蔵野の自然を見ることができます。また、戦前の台湾や、朝鮮半島で採集された昆虫標本も、見られます。どれも、変わりゆく自然環境を知る、よすがとなるものばかりです。
『蝉(セミ)類博物館』の情報は、以下のページにあります。
蝉類博物館(石神井公園ふるさと文化館の公式サイト内ページ)

図鑑↓↓↓↓↓には、エゾゼミ、クマゼミをはじめ、日本に分布するセミが、八種ほど掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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 過去の記事でも、現在、開催中の生物に関する展覧会を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
人類の原器、ヒョウタン(瓢箪)(2015/9/17)
生き物を描く(2015/8/12)

2015年10月21日

【2015年 紅葉】ソメイヨシノ その1

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ソメイヨシノ  画像
和名:ソメイヨシノ
学名:Prunus cerasoides
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山梨県 河口湖町【2015.10.13】
図鑑↓↓↓↓↓には、ソメイヨシノ 掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年10月20日

セイタカアワダチソウ

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セイタカアワダチソウ  画像
和名:セイタカアワダチソウ
学名:Solidago altissima L.
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山梨県 河口湖町【2015.10.13】
図鑑↓↓↓↓↓には、セイタカアワダチソウ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年10月19日

属はどこですか? ミズキの仲間たち

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 植物の葉が、紅葉や黄葉を始める頃ですね。カエデやイチョウほど美しくなくても、多くの植物が、色づきます。例えば、ミズキの葉なども、きれいに紅葉します。
 ミズキは、日本の北海道から九州まで、自生する樹木です。公園や庭にも、よく植えられます。普段は目立たないので、見過ごされることが多い木です。
 ミズキが最も目立つのは、紅葉の季節でしょう。花の季節よりも、目立つかも知れません。ミズキの花は、初夏に、白く、細かい花が、集まって咲きます。華やかな花ではありません。遠くから見ると、枝の上側が、白く、けばだって見えます。
 ミズキについて、少し詳しく調べようとすると、困った事態にぶつかります。書籍やウェブサイトによって、分類や、ラテン語の学名が違うのです。例えば、ミズキのラテン語の学名は、Cornus controversaと、Swida controversaと、二種類あります。
 これは、どうしたわけでしょうか? じつは、ミズキ科の分類が、定まっていないことに原因があります。ミズキが属するミズキ科は、分類が、議論の的になっています。
 ミズキ科の中には、いくつもの属が含まれます。その一つに、ミズキ属があります。もともと、ミズキ属を示すラテン語の学名は、Cornusでした。
 ミズキ属には、たくさんの種が含まれます。ミズキ、サンシュユ、ヤマボウシ、ゴゼンタチバナなどです。これらの種は、みな、「Cornus~」という学名を持っていました。
 ところが、「ミズキ属は、複数の属に分割すべきだ」という意見が、出てきました。その案によれば、ミズキ属、サンシュユ属、ヤマボウシ属、ゴゼンタチバナ属の四つの属に分割されるというのです。属が変われば、当然、ラテン語の学名も、変わりますね。
 分割案でも、ミズキは、ミズキ属に入ります。しかし、ややこしいことに、分割案によれば、ミズキ属のラテン語の学名が変わります。それが、Swidaです。旧ミズキ属を指すCornusは、分割案では、サンシュユ属を指すことになります。
 ミズキ科の分類がどうなるか、現時点では、わかりません。しばらくは、二つの分類(ラテン語の学名)が、並立してしまうでしょう。悩ましいですね。
図鑑↓↓↓↓↓には、ミズキ、サンシュユ、ヤマボウシなどが掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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 過去の記事でも、ミズキ科の植物を取り上げています。また、紅葉が美しい植物も、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ニシキギの品種が、マユミ?(2014/12/12)
見た目どおりの孤立種? ハナイカダ(2014/9/5)※ハナイカダは、以前、ミズキ科に含まれました。
分類が混乱中? カエデの仲間(2010/11/1)
謎の植物、茱萸【しゅゆ】とは?(2008/9/1)
生き別れの親類が再会? ヤマボウシとハナミズキ(2008/5/19)
などです。


2015年10月18日

カルガモ

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カルガモ  画像
和名:カルガモ
学名:Anas poecilorhyncha
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山梨県 河口湖町【2015.10.13】
図鑑↓↓↓↓↓には、カルガモ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年10月17日

ムラサキツメクサ

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ムラサキツメクサ  画像
和名:ムラサキツメクサ
学名:Trifolium pratense L.
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山梨県 河口湖町【2015.10.13】
図鑑↓↓↓↓↓には、ムラサキツメクサ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年10月16日

世界最大のクラゲとは?

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 世界最大のクラゲとは、どんな種でしょうか? それは、どのくらいの大きさなのでしょうか? これらの質問に答えるのは、難しいです。「大きさ」を、どう定義するかによって、答えが違うからです。長さで決めるべきでしょうか、それとも、重さで?
 長さで言うなら、世界最長のクラゲは、マヨイアイオイクラゲです。以前、このブログで取り上げましたね(世界最長生物とは?(2014/9/29))。
 しかし、マヨイアイオイクラゲは、群体生物です。多くの個体が集まって、一つの体を作っています。これでは、「個体として最大」とは言いがたいですね。
 個体として、世界最大のクラゲには、いくつかの候補があります。その一つが、スティギオメデューサ・ギガンテアStygiomedusa giganteaという種です。この、ややこしい種名は、ラテン語の学名です。日本語名は、付いていません。
 スティギオメデューサは、傘の直径だけで、1mほどあります。加えて、傘から伸びる触手が、類を見ないほど巨大です。なんと、長さが6mにもなります。触手は、四本しかありませんが、幅広く、肉厚で、重量感があります。
 こんな巨大クラゲに、海の中で出会ったら、ヒトのほうが食べられてしまいそうですね。けれども、その心配はありません。スティギオメデューサは、水深1000mほどの深海に棲むからです。深海で、彼らが何を食べているのかは、わかっていません。
 スティギオメデューサが、マヨイアイオイクラゲと同じ深海生物なのは、偶然ではありません。クラゲのように柔らかい体で、巨体なのは、海の表面近くでは、不利だからです。浅い海では、波が荒くて、体が崩されてしまうおそれがあります。
 スティギオメデューサは、刺胞動物門【しほうどうぶつもん】鉢虫綱【はちむしこう】旗口【はたくち】クラゲ目【もく】ミズクラゲ科に属します。日本で最も平凡なクラゲ、ミズクラゲに近縁です。でも、スティギオメデューサは、とても珍しい種です。
 もし、何かの原因で、スティギオメデューサが、浅い海で目撃されたら......伝説の怪物、クラーケンや、シーサーペント(大海蛇)だと思われそうですね。
図鑑↓↓↓↓↓には、ミズクラゲなどが掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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 過去の記事でも、クラゲの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
クラゲダコとタコクラゲ、実在するのは、どっち?(2015/6/8)
世界最長生物とは?(2014/9/29)
一つの種に、二つの種名がある?(2013/5/13)
光合成するクラゲがいる?(2013/3/11)
不老不死のクラゲがいる?(2011/1/7)
などです。


2015年10月15日

カルガモ

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カルガモ  画像
和名:カルガモ
学名:Anas poecilorhyncha
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東京 港区【2015.10.12】
図鑑↓↓↓↓↓には、カルガモ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年10月14日

サルビア・ガラニチカ

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サルビア・ガラニチカ (メドーセージ)  画像
和名:サルビア・ガラニチカ
学名:Salvia guaranitica
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東京 港区【2015.10.12】


2015年10月13日

タイワンホトトギス

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タイワンホトトギス  画像
和名:タイワンホトトギス
学名:Tricyrtis formosana
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東京 港区【2015.10.12】



2015年10月12日

シナモンになるのは、どんな植物?

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 シナモンの香りを知らない方は、ほとんど、いらっしゃらないでしょう。甘い中に、スパイシーさがある香りですね。八ツ橋【やつはし】などの和菓子にも、シナモンロールなどの洋菓子にも、使われます。シナモンは、どんな植物から作られるのでしょうか?
 シナモンの原料になるのは、一種だけの植物ではありません。クスノキ科ニッケイ属―クスノキ属ともいいます―の種のうち、数種が、スパイスのシナモンになります。
 クスノキ科と聞いて、「おや?」と思われた方がいるでしょう。シナモンの原料になる植物は、日本に自生するクスノキと、近縁です。クスノキは、シナモンが取れる数種と同じ、クスノキ科ニッケイ属に属します。でも、クスノキからは、シナモンはできません。
 日本に自生するクスノキ科ニッケイ属としては、他に、ヤブニッケイ(藪肉桂)、ニッケイ(肉桂)などの種があります。ニッケイからは、シナモンができます。
 しかし、シナモンの原料にされる種は、多くが、熱帯アジアを原産地とします。ですから、日本で使われるシナモンには、輸入ものが多いです。現在、「シナモン」として輸入されているものの、原料の植物には、以下の三種があるといわれます。
 まず一種が、セイロンニッケイです。この種は、原産地がわかりません。あまりにも古くから、栽培されているためです。熱帯アジアのどこかが原産なのは、間違いなさそうです。紀元前の古代エジプトでも使われていた、由緒ある香料です。
 次の一種が、トンキンニッケイです。この種の原産地は、中国南部からベトナムにかけてです。カシアという別名があります。厳密に香りを区別したい場合には、トンキンニッケイの香りを「カシア」として、「シナモン」と区別されます。
 最後の一種が、ジャワニッケイです。種名のとおり、インドネシアが原産地です。現在は、「シナモン」の原料とするために、広く栽培されています。
 厳密にいえば、ニッケイ、セイロンニッケイ、トンキンニッケイ、ジャワニッケイの香りは、それぞれ違います。けれども、それにこだわるのは、一部の菓子職人などだけでしょう。普通の人にとっては、どれも、甘くて心地よい「シナモン」の香りです。

図鑑↓↓↓↓↓には、クスノキ科ニッケイ属(クスノキ属)のヤブニッケイと、クスノキ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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 過去の記事でも、香料になる植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
香りの木は、神の木か? クロモジ(2011/11/18)
日本にも、タイムが生える?(2011/6/10)
桂【けい】とは、どんな植物?(2010/11/22)
センダン(栴檀)とは、どんな植物?(2009/5/4)
フジバカマは桜餅【さくらもち】の香り?(2007/9/10)
などです。


2015年10月11日

ノボタン

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ノボタン  画像
和名:ノボタン
学名:Tibouchina semidecandra
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東京 町田【2015.09.22】


2015年10月10日

コスモス

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コスモス  画像
和名:コスモス
学名:Cosmos bipinnatus Cav.
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東京 町田【2015.09.22】
図鑑↓↓↓↓↓には、コスモス掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年10月 9日

鳥か魚か哺乳類か? ネズッポ科のものたち

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 ヤマドリという名を聞いて、皆さんは、どんな生き物を思い浮かべますか? ほとんどの方は、キジ科の鳥、ヤマドリ(山鳥)を思い浮かべるでしょう。
 ところが、日本には、ヤマドリという名の魚もいます。ほぼ、日本全域の海に分布する魚です。小さな魚なので、食用には、されません。ダイビングをやる方には、観賞するのに、喜ばれます。体色が美しいためです。伊豆の海で、よく見られます。
 ヤマドリは、ネズッポ科コウワンテグリ属に属する一種です。こんな鳥と紛らわしい種名が、なぜ、付いたのでしょうか? それは、はっきりしません。
 ネズッポ科という、科の名前も、面白いですね。この仲間には、どこか、ネズミを思わせるところがあるようです。ネズッポ科には、ネズッポや、ネズミゴチといった種名の魚が、属します。他の種でも、方言名で、ネズッポなどと呼ばれるものが多いです。
 海釣りをやる方なら、ネズミゴチ(鼠鯒)は、御存知かも知れませんね。キス釣りの外道で、よく釣れるからです。外道でも、天ぷらなどにすると、美味しい魚です。
 コチ(鯒)と名が付いても、ネズミゴチは、マゴチ(真鯒)やメゴチ(女鯒)とは、近縁ではありません。マゴチやメゴチは、コチ科に属します。コチ科は、ネズッポ科とは遠縁です。方言名で、ネズミゴチを、「メゴチ」と呼ぶ地方もあるので、注意が必要です。
 ネズッポ科の魚には、先述のヤマドリのように、観賞用に喜ばれる種もいれば、ネズミゴチのように、食用にされる種もいます。観賞用のネズッポ科の種で、最も有名なのは、ニシキテグリでしょう。沖縄などのサンゴ礁に棲む魚です。
 ニシキテグリは、ヤマドリと同じく、ネズッポ科コウワンテグリ属に属します。コウワンテグリ属には、華やかな色彩の種が多いのですね。ニシキテグリも、いかにもサンゴ礁の魚らしい華やかさです。この種は、観賞魚として、飼育されることもあります。
 他のネズッポ科の種では、例えば、ベニテグリなども、鮮やかな赤い体色を持ちます。しかし、ベニテグリは、深い海に棲むため、飼育も、見に行くのも、容易ではありません。美しい体色には気遣われずに、食用にされています。


 過去の記事でも、紛らわしい種名を持つ生き物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
クラゲダコとタコクラゲ、実在するのは、どっち?(2015/6/8)
コデマリとオオデマリとは、どう違う?(2014/5/2)
シャコとアナジャコとは、違う? 同じ?(2013/4/15)
ゴジュウカラは、シジュウカラより年上?(2009/12/11)
カニでないカニがいる?(2006/12/24)
などです。


2015年10月 8日

イヌタデ

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イヌタデ  画像
和名:イヌタデ
学名:Persicaria longiseta (Bruyn) Kitag
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東京 町田【2015.09.22】
図鑑↓↓↓↓↓には、イヌタデ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年10月 7日

シロミノコムラサキ

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シロミノコムラサキ  画像
和名:シロミノコムラサキ
学名:Callicarpa dichotoma var. albi-fructus
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東京 町田【2015.09.22】
図鑑↓↓↓↓↓には、シロミノコムラサキは載っていませんが、コムラサキは掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年10月 6日

コムラサキ

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コムラサキ  画像
和名:コムラサキ
学名:Callicarpa dichotoma (Lour.) K.Koch
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東京 町田【2015.09.22】
図鑑↓↓↓↓↓には、コムラサキ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年10月 5日

天使の植物? シシウド属の植物たち

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 アンゼリカという、かわいらしい植物の名を、聞いたことがあるでしょうか? 洋菓子を作る方なら、おそらく、御存知でしょう。アンゼリカの砂糖漬けが、ケーキなどに使われるからです。アンゼリカという呼び名は、ラテン語の学名に由来します。
 洋菓子に使われるアンゼリカは、日本語名を、セイヨウトウキ(西洋当帰)という種です。セリ科シシウド属の一種です。シシウド属のラテン語の学名が、Angelicaです。
 アンゼリカAngelicaという名は、本来は、シシウド属全体を指すラテン語です。けれども、日本では、ほぼ、セイヨウトウキを専門に指す名になってしまいました。
 セイヨウトウキは、日本には、自生しません。ですが、同じセリ科シシウド属の種が、日本にも、たくさん分布します。シシウド、ノダケ、トウキ、アマニュウ、エゾニュウ、アシタバ、ヨロイグサなどの種があります。薬用や食用になる種が、多いです。
 シシウド属で、最も有名な種は、アシタバでしょう。あの、野菜のアシタバ(明日葉)です。日本で、普通に食用にされていますね。食べるために、栽培もされています。
 シシウド属では、他に、アマニュウやエゾニュウなどの種も、食用にされます。アマニュウやエゾニュウは、野菜というより、山菜です。山に生えるものを、採って食べます。
 薬用になる種としては、シシウド、トウキ、ヨロイグサなどが、知られます。中でも、トウキ(当帰)は、その種名が、そもそも、漢方薬から取られています。
 もともと、中国に、当帰と呼ばれる植物がありました。これは、セリ科シシウド属の、カラトウキという種です。中国から、薬の知識が伝えられた時に、「カラトウキに似て、同じ薬効がある植物」として、日本の植物の中から、トウキが見出されました。
 アンゼリカことセイヨウトウキにも、薬効があります。原産地のヨーロッパで、伝統的に、薬草や香草として使われてきました。日本語名が、セイヨウトウキとされたのは、トウキと近縁で、かつ、同じように、薬効があるからでしょう。
 ラテン語の学名Angelicaも、セイヨウトウキの薬効に由来します。天使(angel)のお恵みのように、よく効く薬草ということらしいです。
図鑑↓↓↓↓↓には、シシウド、ノダケが掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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 過去の記事でも、セリ科の植物を取り上げています。また、薬草や香草として使われる植物も、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
伊吹山には、薬草が多い?(2015/6/15)
ローズヒップは、バラの果実?(2015/2/6)
ハッカ(薄荷)は、分類学者泣かせ?(2013/9/6)
日本にも、タイムが生える?(2011/6/10)
ニンジン(人参)がいっぱい?(2009/9/4)
などです。



2015年10月 4日

ケチョウセンアサガオ

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ケチョウセンアサガオ  画像
和名:ケチョウセンアサガオ
学名:Datura innoxia Mill.
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東京 町田【2015.09.22】
図鑑↓↓↓↓↓には、ケチョウセンアサガオ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年10月 3日

ヤブラン

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ヤブラン  画像
和名:ヤブラン
学名:Liriope platyphylla F.T.Wang & Ts.Tang
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東京 町田【2015.09.22】
図鑑↓↓↓↓↓には、ヤブラン掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年10月 2日

悪役か善役か? 寄生バチ分類

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 秋になると、「スズメバチに刺された」ニュースが、日本列島を駆け巡りますね。このようなニュースの印象のためか、ハチといえば、スズメバチを思い浮かべる方が多いようです。あるいは、蜂蜜を取るミツバチも、よく思い起こされるでしょう。
 ところが、スズメバチやミツバチのように、「集団で、巣を作って暮らす」ハチは、ハチ目【もく】の中では、少数派です。大部分の種は、単独で暮らします。その中でも、最も種の数が多いのは、寄生バチです。他の生物に寄生するハチですね。
 種の数が多いわりに、寄生バチは、目立ちません。これは、単純に、体の小さい種が多いからです。寄生する側が、寄生される側より大きいようでは、栄養が足りなくなってしまいますよね。このために、寄生生物は、たいがい、小さな生物です。
 寄生バチには、何百もの種があります。中で、最も有名で、研究も進んでいる種として、アオムシサムライコマユバチがいます。ハチ目コマユバチ科に属する一種です。
 アオムシサムライコマユバチが寄生するのは、主に、モンシロチョウの幼虫です。キャベツなどのアブラナ科植物を食べる、いわゆる青虫ですね。
 アオムシサムライコマユバチの成虫は、モンシロチョウの幼虫などに卵を産みつけます。孵化したアオムシサムライコマユバチの幼虫は、宿った幼虫の体内で、体液を吸って成長します。最後には、宿主の幼虫の体を食い破って、殺してしまいます。
 モンシロチョウにとって、アオムシサムライコマユバチは、恐ろしい敵ですね。けれども、キャベツにしてみれば、アオムシサムライコマユバチは、頼もしい味方でしょう。
 驚くべきことに、キャベツなどのアブラナ科植物は、アオムシサムライコマユバチを呼びつける仕組みを持っています。青虫に食べられた時に、特殊な化学物質を出すのです。その匂いを嗅ぎつけて、アオムシサムライコマユバチがやってきます。
 寄生生物というと、悪い印象を持たれがちですね。しかし、立場を変えれば、他の生物と助け合う、良い生物とも言えるわけです。自然界の仕組みは複雑で、短絡的に、ヒトが善悪を決められるものではありません。
図鑑↓↓↓↓↓には、マツムシソウ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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 過去の記事でも、ハチの仲間や、寄生生物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
寄生虫に寄生する生き物がいる?(2013/7/8)
ヒトデを泣かせる貝がいる?(2012/2/13)
幸せな共生の形、ドロバチとダニ(2010/12/20)
地域によって暮らしが違う蜜蜂(ミツバチ)(2006/5/12)
スズメバチは喧嘩に強い、でも寒さに弱い(2005/10/24)
などです。


2015年10月 1日

ヨツボシホソバ

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ヨツボシホソバ  画像
和名:ヨツボシホソバ
学名:Lithosia quadra
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長野 立科【2015.08.22】