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2015年11月30日

野生のイチゴは、存在しない?

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 今回は、芸術品というより、日用品の中に登場する植物を、紹介しましょう。ワイルド・ストロベリーです。ウェッジウッドという、イギリスの陶芸品のメーカーを、御存知でしょうか? そのメーカーのティーカップなどに、登場するものです。
 ウェッジウッドのワイルド・ストロベリーの絵柄は、シンプルです。「イチゴ」のつると、愛らしい赤い果実とが、描かれています。多くの方は、あの「イチゴ」は、日本で普通に売られている「イチゴ」と、同じ種だと思ってらっしゃるのではないでしょうか?
 じつは、違います。ワイルド・ストロベリーは、日本で普通に売られ、食べられている「イチゴ」とは、別の種です。その種は、正式な日本語名(標準和名)が、定まっていません。エゾノヘビイチゴや、ヨーロッパクサイチゴなどと呼ばれる種です。
 日本で普通に売っているのは、標準和名を、オランダイチゴという種です。オランダイチゴには、野生のものは、ありません。果実を食用にするために、人工的に作られた種だからです。その点からも、ワイルド(=野生の)・ストロベリーとは、違うわけです。
 英語でwild strawberryと言えば、エゾノヘビイチゴ(ヨーロッパクサイチゴ)を指します。もともと、英語圏で、strawberryと呼ばれていたのは、この種でした。オランダイチゴが作り出される前には、この種が、「食用のイチゴ」でした。
 エゾノヘビイチゴ(ヨーロッパクサイチゴ)は、十七世紀くらいから、ヨーロッパで、食用に栽培されていました。しかし、十八世紀にオランダイチゴが生まれてからは、商業的に売られる「イチゴ」の地位は、オランダイチゴに独占されてしまいました。
 日本には、エゾノヘビイチゴ(ヨーロッパクサイチゴ)は、自生しません。栽培植物として入ったのも、最近です。日本では、趣味的に、ごく少量、栽培されるだけです。このために、日本人には馴染みがなく、標準和名も、定まっていないわけです。
 エゾノヘビイチゴという名は、誤解を招きやすいです。日本のヘビイチゴと、ヨーロッパのエゾノヘビイチゴとは、近縁ですが、同種ではありません。エゾノヘビイチゴと、オランダイチゴとのほうが、近縁同士です。同じバラ科オランダイチゴ属に属します。

図鑑↓↓↓↓↓には、オランダイチゴと、日本のヘビイチゴが掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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 過去の記事でも、イチゴの仲間を取り上げています。また、イチゴ以外の果物についても、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
日本のナシと西洋ナシとは、違う? 同じ?(2014/11/14)
ヘビイチゴとオヘビイチゴとは、違う? 同じ?(2013/4/26)
ブルーベリーは、一種じゃない?(2012/5/25)
イチゴ(苺)にも、いろいろあります(2012/5/11)
マタタビは、ヒトも食べられる?(2012/3/9)
などです。


2015年11月29日

キンクロハジロ

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キンクロハジロ♂後ろ、♀前 画像
和名:キンクロハジロ
学名:Aythya fuligula
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千葉県 香取郡【2015.11.22】
図鑑↓↓↓↓↓には、キンクロハジロ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年11月28日

カルガモ

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カルガモ 画像
和名:カルガモ
学名:Anas poecilorhyncha
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千葉県 香取郡【2015.11.22】
図鑑↓↓↓↓↓には、カルガモ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年11月27日

北半球のペンギン? ウミガラス

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 ペンギンが、南極付近に分布することは、よく知られていますね。でも、ペンギンは、南極にしか、いないわけではありません。南アフリカ、南アメリカ、オーストラリアなど、南半球に広く分布します。北半球には、ペンギンはいないのでしょうか?
 正確には、ガラパゴスペンギンの一部が、北半球にも分布します。それ以外に、ペンギンにそっくりな鳥が、北極の周辺に、分布します。日本付近の海でも、北海道などで、「ペンギンにそっくりな鳥」を見ることができます。
 それは、ウミスズメ科の鳥たちです。中でも、ウミガラスという種は、とりわけ、ペンギンに似ています。ペンギンのように、「直立」型の体型をしているからです。頭から背中にかけて黒く、腹が白いという配色も、ペンギンと同じです。
 鳥に詳しくない人に、ウミガラスの写真を見せれば、誰もが「ペンギン」だと言うでしょう。それほど似るからには、ペンギンとウミガラスとは、近縁なのでしょうか?
 違います。ペンギンとウミガラスとは、「他人の空似」です。ペンギンとは、ペンギン目【もく】ペンギン科に属する種の総称です。ウミガラスのほうは、チドリ目【もく】ウミスズメ科ウミガラス属に属する一種です。目【もく】が違うのは、遠縁なもの同士です。
 なぜ、遠縁なのに、こんなに似ているのでしょうか? 生態が似ているからです。どちらも、比較的、寒冷な海に棲んで、海の生き物を捕食します。捕食の際には、海に潜ります。特徴的なのは、潜水した時に、翼を使って泳ぐことです。
 同じ水鳥でも、例えば、鵜飼いに使われるウなどは、足だけを使って潜水します。けれども、ウミガラスなどのウミスズメ科の鳥たちと、ペンギンとは、翼を使って潜水します。水中で翼をはばたかせるので、まるで、水の中を飛ぶように見えます。
 水中を「飛ぶ」には、空を飛ぶよりも、面積の狭い翼のほうが、有利です。ペンギンは、空を飛ぶことを捨てて、水中を「飛ぶ」有利さのほうを、選びました。
 ウミガラスは、空を飛ぶことを捨てませんでした。空を飛ぶことにも、有利な点が多いからでしょう。北の海では、空を飛んで繁殖地に来るウミガラスが、見られます。

図鑑↓↓↓↓↓には、ウミガラスと同じウミスズメ科のカンムリウミスズメ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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 過去の記事でも、ペンギンや、ウミガラスの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
鳥の夫婦は、みんな仲良し?(2014/12/15)
南極の魚は、凍らない?(2014/7/7)
北極と南極には、同じ生き物がいる?(2009/2/21)
ペンギンが絶滅する? 南極の危機(2007/12/13)
南極にペンギンがいて、北極にいないのはどうしてですか?(2006/6/22)
などです。



2015年11月26日

キンクロハジロ

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キンクロハジロ 画像
和名:キンクロハジロ
学名:Aythya fuligula
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千葉県 香取郡【2015.11.22】
図鑑↓↓↓↓↓には、キンクロハジロ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年11月25日

【2015年 紅葉】イロハモミジ その15

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イロハモミジ 画像
和名:イロハモミジ
学名:Acer palmatum Thunb. ex Murray
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東京 港区【2015.11.21】
図鑑↓↓↓↓↓には、イロハモミジ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年11月24日

【2015年 紅葉】イチョウ その14

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イチョウ 画像
和名:イチョウ
学名:Ginkgo biloba L.
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東京 港区【2015.11.16】
図鑑↓↓↓↓↓には、イチョウ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年11月23日

ゴッホの糸杉とは?

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 今回も、芸術作品に登場する植物を、紹介しましょう。今回取り上げるのは、イトスギ(糸杉)です。ゴッホが、何度も画題に取り上げたことで、知られますね。
 じつは、「イトスギ」と呼ばれる植物には、二十種以上の種が含まれます。ヒノキ科イトスギ属に属する種を、「イトスギ」と総称します。ゴッホが描いたのは、ヒノキ科イトスギ属のうち、どの種でしょうか? これに答えるには、少々、問題があります。
 ゴッホが描いたイトスギの種は、ほぼ間違いなく、確定されています。ラテン語の学名を、Cupressus sempervirensという種です。ところが、この種の正式な日本語名(標準和名)が、確定していません。複数の日本語名が、並立している状態です。
 私が知る限りでも、ホソイトスギ、セイヨウイトスギ、イタリアイトスギといった種名があります。単に「イトスギ」を、Cupressus sempervirensの日本語名とすることもあります。これは、他のイトスギ属の種と、紛らわし過ぎますね。
 こうなってしまったのは、もともと、日本には、イトスギ属の種が自生していないことが、原因でしょう。と書くと、驚かれる方が多いかも知れませんね。イトスギ属の種は、公園の木や庭木として、日本で、平凡に見られるからです。
 日本にある「イトスギ」は、すべて、ヒトが植えたものです。日本に限らず、イトスギ属の木は、街路樹や公園樹として植えられることが、多いです。
 日本の「イトスギ」の大部分は、ゴッホが描いた「イトスギ」と同じ種です。ホソイトスギなどという日本語名の種ですね。この種は、地中海沿岸から西アジアにかけてが、原産地です。ゴッホが「イトスギ」を描いた舞台は、原産地の南フランスでした。
 近年、日本の園芸店で、よく売られるようになったのが、モントレーイトスギです。ゴッホの「イトスギ」(ホソイトスギ)とは別の、イトスギ属の種です。「ゴールドクレスト」という品種が、有名です。モントレーイトスギは、原産地が、北米大陸です。
 ホソイトスギのすんなりした立ち姿は、どの地域でも、人気があります。そんなイトスギも、ゴッホの手にかかると、揺らめく炎のような形になるのが、面白いですね。

図鑑↓↓↓↓↓には、イトスギ(ホソイトスギ)が掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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 過去の記事でも、芸術作品に登場する生き物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
オフィーリアは、バイカモの流れに身を浸す?(2015/11/16)
ターナーの松とは?(2015/11/9)
悪名No.1? ヘクソカズラ(2014/8/1)
エミール・ガレの愛したトンボとは?(2011/9/12)
プラナリアは、美術モデル?(2010/1/18)
聖母マリアと白百合【しらゆり】の関係(2006/5/18)
などです。


2015年11月22日

【2015年 紅葉】カラスウリ その13

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カラスウリ 画像
和名:カラスウリ
学名:Trichosanthes cucumeroides (Ser.) Maxim.
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東京 港区【2015.11.16】
図鑑↓↓↓↓↓には、カラスウリ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年11月21日

【2015年 紅葉】イチョウ その12

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イチョウ 画像
和名:イチョウ
学名:Ginkgo biloba L.
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東京 港区【2015.11.16】
図鑑↓↓↓↓↓には、イチョウ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年11月20日

決戦! モグラ界の勢力争い その2

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 先週、このブログで、日本のモグラに関する話をしましたね(決戦! モグラ界の勢力争い(2015/11/13))。今回は、その続きの話をしましょう。
 先週、コウベモグラやアズマモグラに比べて、小型のミズラモグラは、山地に追いやられていると書きました。日本には、ミズラモグラより、もっと小型のモグラ類がいます。ヒミズと、ヒメヒミズです。どちらも、日本固有種のモグラたちです。
 ミズラモグラでさえ、狭い山地に押し込められているというのに、もっと小さいのでは、いったい、どこで、どうやって暮らしているのでしょうか?
 じつは、ヒミズと、ヒメヒミズとでは、まったく状況が違います。ヒメヒミズのほうは、ミズラモグラに似た状況です。分布が、山地に限られています。ところが、ヒミズのほうは、本州・四国・九州の全体、五島列島や対馬にまで、広く分布します。
 小ささをものともせず、ヒミズの分布が広いのは、なぜでしょうか? ヒミズの場合は、体が小さいことが、有利に働いたと考えられます。
 体格にあまりに差があると、食べ物やすみかが、競合しません。たとえて言えば、同じ草食動物でも、ゾウとリスとでは、競合相手にならないのと同じです。ヒミズは、コウベモグラやアズマモグラとは、体格差があり過ぎて、対決せずに済んだのでしょう。
 モグラ科の中では、ヒミズは、原始的なほうだとされています。まだ、完全には、地中生活に適応していません。半地中生活をしています。このことも、有利に働いたと考えられます。地中の食べ物やすみかだけに、頼らずに済むからです。
 しかし、ヒミズとヒメヒミズとは、直接、競合相手となりました。
 ヒメヒミズは、ヒミズよりも、小さいです。日本で最も小型のモグラです。ヒミズと同様、完全な地中生活者ではなくて、半地中生活をします。このために、ヒミズと真っ向から対決することとなり、小型なのが災いして、負けてしまったのでしょう。
 ヒメヒミズは、ヒミズよりも、さらに原始的なモグラだと考えられています。貴重な種ですが、近年、数が減っているようです。ヒミズに追い詰められているのかも知れません。

図鑑↓↓↓↓↓には、ヒミズ、ヒメヒミズなどの、日本のモグラ類掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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 過去の記事でも、モグラの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
決戦! モグラ界の勢力争い(2015/11/13)
食虫目【しょくちゅうもく】とは、どんな哺乳類?(2010/5/3)
ネズミでないネズミがいる?(2007/12/21)
日本はモグラの標本国?(2007/1/26)
などです。



2015年11月19日

【2015年 紅葉】ソメイヨシノ その11

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ソメイヨシノ 画像
和名:ソメイヨシノ
学名:Prunus cerasoides
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東京 渋谷区【2015.11.16】
図鑑↓↓↓↓↓には、ソメイヨシノ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年11月18日

【2015年 紅葉】ケヤキ他 その10

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ケヤキ他 画像
和名:ケヤキ
学名:Zelkova serrata (Thunb.) Makino
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東京 渋谷区【2015.11.16】
図鑑↓↓↓↓↓には、ケヤキ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年11月17日

【2015年 紅葉】ケヤキ他 その9

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ケヤキ他 画像
和名:ケヤキ
学名:Zelkova serrata (Thunb.) Makino
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東京 渋谷区【2015.11.16】
図鑑↓↓↓↓↓には、ケヤキ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年11月16日

オフィーリアは、バイカモの流れに身を浸す?

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 芸術の秋にちなんで、今回も、美術作品に登場する生き物を、紹介しましょう。今回、取り上げるのは、ジョン・エヴァレット・ミレイの絵画『オフィーリア』です。
 オフィーリアと言えば、シェイクスピアの戯曲『ハムレット』のヒロインですね。彼女は、川で溺死する、悲劇の人です。ミレイの『オフィーリア』は、川で息絶えた彼女を描いています。水に浮かぶ彼女の手前に、白い、小さな花が、点々と咲いています。
 日本では、この花は、バイカモ(梅花藻)だと説明されてきました。しかし、その説明は、生物学的に厳密に正しいかと言えば、そうではありません。
 バイカモという種は、日本固有種です。ヨーロッパには、自生しません。ですから、この花が、種としてのバイカモであるはずはありません。
 ただ、ヨーロッパには、バイカモの近縁種が、何種も分布します。『オフィーリア』に描かれたのは、そのうちの一種でしょう。キンポウゲ科キンポウゲ属バイカモ亜属のうちの、どれかの種です。これらのヨーロッパ産の種には、日本語名が付いていません。
 バイカモ亜属の種は、どれも、互いに似ています。どの種も、淡水中に生える水草です。細かく切れ込んだ形の葉が、水に浸っています。水中から茎を伸ばして、水上に、白い五枚の花弁がある花を咲かせます。
 ミレイの『オフィーリア』には、種を区別できるほど、明確な特徴が描かれているわけではありません。このために、種をはっきりと決めるのは、難しいです。
 単純に、ミレイの故郷イギリスで、最も平凡な種が選ばれたと考えるなら、ラテン語の学名を、Ranunculus aquatilis【ラヌンクルス・アクアティリス】という種でしょう。
 種が確定できなくても、バイカモ亜属であることは、まず、間違いありません。「バイカモ」ではなくて、「バイカモ亜属の一種」、あるいは、「バイカモ類の一種」としておけば、生物学的に正確な説明といえます。
 普通は、美術作品に、そこまで生物学的知識を求める方は、いませんね(笑) でも、知っておけば、ちょっと自慢できる豆知識かも知れません。
図鑑↓↓↓↓↓には、日本に自生するキンポウゲ科の植物が、十種以上掲載されています。
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 過去の記事でも、芸術作品に登場する植物を取り上げています。また、バイカモ亜属に近縁な、キンポウゲ科の植物も、取り上げています。
ターナーの松とは?(2015/11/9)
仙人の薬になる? センニンソウ(2012/11/16)
属名で混乱中、ヒエンソウ(飛燕草)の仲間たち(2011/5/27)
オダマキの花の角【つの】は、何のため?(2008/5/16)
などです。


2015年11月15日

【2015年 紅葉】ケヤキ他 その8

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ケヤキ、イロハモミジ他 画像
和名:ケヤキ
学名:Zelkova serrata (Thunb.) Makino
和名:イロハモミジ
学名:Acer palmatum Thunb. ex Murray
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東京 港区【2015.11.12】
図鑑↓↓↓↓↓には、ケヤキ、イロハモミジ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年11月14日

【2015年 紅葉】ケヤキ他 その7

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ケヤキ他 画像
和名:ケヤキ
学名:Zelkova serrata (Thunb.) Makino
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東京 港区【2015.11.12】
図鑑↓↓↓↓↓には、ケヤキ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年11月13日

決戦! モグラ界の勢力争い

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 モグラは、地中に棲む哺乳類として、知られますね。日本には、およそ七種のモグラがいます。これらのモグラの分布を調べると、面白いことが、わかります。
 日本のモグラの中で、最も数が多い種は、コウベモグラか、アズマモグラだろうといわれます。この二種は、種名のとおり、おおむね、西日本と東日本とに棲み分けています。コウベモグラが西日本、アズマモグラが東日本です。
 コウベモグラとアズマモグラとが、まったく同じ条件で争ったら、コウベモグラのほうが、強いようです。コウベモグラのほうが、体の大きい個体が多いからです。このために、コウベモグラは、じわじわと、東日本へ分布を広げつつあります。
 しかし、アズマモグラのほうも、負けてばかりいるわけではありません。西日本でも、アズマモグラが、がんばっている地域もあります。紀伊半島などが、そうです。
あ 日本には、アズマモグラよりも、さらに小さいモグラもいます。例えば、ミズラモグラです。まともに争ったら、ミズラモグラは、アズマモグラやコウベモグラに敵いません。
 そこで、ミズラモグラは、山地へ活路を求めました。土が肥えて、食べ物の多い平地は、コウベモグラやアズマモグラに取られてしまったのですね。
 ミズラモグラは、日本の本州各地の山に棲みます。岩手県の北上山地、静岡・長野県境の赤石山脈、三重・滋賀県境の鈴鹿山脈、島根・広島・鳥取・岡山にまたがる中国山地などです。みごとに、分断された分布ですね。
 おそらく、何万年―あるいは、何十万年―も昔には、ミズラモグラが、本州全体に、広く分布していました。その後、アズマモグラに追われて、山地へ逃げ込んだために、現在のばらばらな分布になったと考えられます。
 ミズラモグラの次には、アズマモグラが、一度は、日本の平地を制覇したのでしょう。その後、大陸から、コウベモグラ(の祖先に当たる種)がやってきたと考えられています。今度は、アズマモグラのほうが、追われる立場になりました。
 モグラたちは、土の下で、人知れず、激しい勢力争いを、続けています。

図鑑↓↓↓↓↓には、コウベモグラ、アズマモグラ、ミズラモグラなど掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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 過去の記事でも、モグラの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
食虫目【しょくちゅうもく】とは、どんな哺乳類?(2010/5/3)
ネズミでないネズミがいる?(2007/12/21)
日本はモグラの標本国?(2007/1/26)
などです。


2015年11月12日

【2015年 紅葉】ケヤキ、イチョウ その6

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奥、ケヤキ 手前、イチョウ 画像
和名:ケヤキ
学名:Zelkova serrata (Thunb.) Makino
和名:イチョウ
学名:Ginkgo biloba L.
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東京 渋谷【2015.11.11】
図鑑↓↓↓↓↓には、ケヤキ、イチョウ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年11月11日

【2015年 紅葉】ケヤキ その5

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ケヤキ  画像
和名:ケヤキ
学名:Zelkova serrata (Thunb.) Makino
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東京 渋谷【2015.11.10】
図鑑↓↓↓↓↓には、ケヤキ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年11月10日

スズメ

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スズメ  画像
和名:スズメ
学名:Passer montanus
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東京 町田【2015.11.05】
図鑑↓↓↓↓↓には、スズメ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年11月 9日

ターナーの松とは?

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 芸術の秋ですね。それにちなんで、今回は、ヨーロッパ絵画に登場する植物を、紹介しましょう。絵画の中で、名脇役となっている樹木です。
 ヨーロッパの絵画を見ていると、地中海沿岸地方(南ヨーロッパ)を描いた作品に、ちょっと変わった形の樹木があるのに、気づきませんか? 幹の下の方には、枝分かれがなく、上の方にだけ枝があって、こんもりと、緑の帽子をかぶるような木です。
 具体的に、そのような木が登場する作品を、挙げてみましょうか。イギリスの画家、J.M.W.ターナーの『金枝』に、典型的な、そのような木が描かれています。
 文学の世界では、夏目漱石の『坊っちゃん』に、このターナーの絵が言及されていることが、知られます。『坊っちゃん』の中で、その樹木は、「ターナーの松」と呼ばれています。『坊っちゃん』にあるとおり、この木は、マツの一種です。
 でも、日本のマツとは、似ても似つきませんね。日本のマツは、幹がまっすぐに伸びることが、少ないです。枝は、幹の下の方からも出ていて、「ターナーの松」のように、上の方ばかりが緑になることも、珍しいです。
 日本人が見ると、このようなマツは、「絵に描くために、デフォルメされたんじゃないの?」と思ってしまいますね。ところが、そうではありません。南ヨーロッパには、実際に、このような樹形になるマツが、自生します。イタリアカサマツという種です。
 イタリアカサマツという種名は、まことに、ふさわしいです。上の方で枝が広がる様子を、「笠をかぶっている」と、たとえたのですね。変にデフォルメしなくても、そのままで、絵になる木です。日本のアカマツやクロマツと同じ、マツ科マツ属に属します。
 ヨーロッパのギリシア神話には、イタリアカサマツが登場する逸話があります。それによれば、アッティスという美少年が、イタリアカサマツに姿を変えられたといいます。
 こんな神話が生まれたのも、イタリアカサマツの姿が、「豊かな髪を持つヒトが、すっくと立つ」ように見えたからではないでしょうか。その姿のおかげで、イタリアカサマツは、神話や芸術にインスピレーションを与えています。
図鑑↓↓↓↓↓には、残念ながら、イタリアカサマツは、載っていません。かわりに、日本に分布するマツ科の植物が、十二種ほど掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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 過去の記事でも、マツ科の植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
現代では嫌われ者? スギ(杉)(2012/2/10) (※スギはスギ科ですが、ヒマラヤスギは、マツ科に属します)
世界で最長寿の樹木を発見!(2008/4/23)
クリスマスツリーはモミではない?(2005/11/28)
などです。


2015年11月 8日

ヤマトシジミ

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ヤマトシジミ  画像
和名:ヤマトシジミ
学名:Zizeeria maha
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東京 町田【2015.11.05】
図鑑↓↓↓↓↓には、ヤマトシジミ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年11月 7日

ブドウから生まれる奇跡、ワイン展

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 国立科学博物館で、面白い催しが開かれています。ワインに関する展覧会、ワイン展です。ワインの原料であるブドウについても、たっぷり展示されています。
 ワインは、別名、葡萄酒【ぶどうしゅ】とも呼ばれますね。ブドウの果実を発酵させて作られるお酒が、ワインです。当然、ブドウの良し悪しは、ワインの良し悪しに直結します。このために、展覧会の会場では、まず、ブドウについて、解説されています。
 ワインに関する用語で、カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネ、ピノ・ノワールなどという言葉を、聞いたことがありませんか? これらは、みな、ブドウの品種の名前です。生食用ではなく、ワイン作り専用のブドウ品種です。
 今、挙げたブドウの品種は、すべて、ヨーロッパが原産地です。日本での栽培には、あまり向いていません。それでも、近年は、これらのヨーロッパ産品種のブドウも、日本の各地で、栽培されています。栽培技術が向上したためです。
 日本向きのブドウの品種も、開発されています。「甲州」や、「マスカット・ベーリーA」などが、そうです。「甲州」は、生食用にもされているので、御存知の方が、多いでしょう。
 これらのブドウ品種の模型を、会場で、見ることができます。ブドウの農場で、どのようにブドウが育てられ、収穫されているかを、映像で見ることもできます。
 ヨーロッパでは、何千年にもわたって、ワイン用ブドウの生産が続いてきました。それが、壊滅の危機に瀕したことがあります。ブドウネアブラムシ(通称、フィロキセラ)という害虫が、蔓延【まんえん】したためです。十九世紀の半ばのことです。
 おおぜいの人々の努力により、フィロキセラの被害は、食い止められました。どのように食い止められたかは、ぜひ、会場の展示で、御覧下さい。
 展示を見て、改めて感じたのが、ブドウ作りには、とても手間がかかることです。日本のワイン用ブドウは、大部分が、機械ではなく、手で収穫されていることに、驚きました。一房一房、人間の目で確かめて、悪い部分を取り去りながら、収穫されます。私たちが、美味しいワインを飲めるのは、ブドウ農家の人たちが、手をかけてくれたおかげですね。

図鑑↓↓↓↓↓には、ワインの原料になるヨーロッパブドウが掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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 ワイン展に関する情報は、以下のサイトにあります。
ワイン展 公式サイト
ワイン展(国立科学博物館の公式サイト内特集ページ)
 過去の記事でも、生物に関する催しについて、取り上げています。ワイン展と同じ、国立科学博物館が会場の催しなど、紹介しています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
秋でも、蝉(セミ)類博物館(2015/10/22)
人類の原器、ヒョウタン(瓢箪)(2015/9/17)

2015年11月 6日

洞窟に棲むガ(蛾)がいる?

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 洞窟に棲む生き物と言えば、何を思い浮かべますか? 多くの方は、「コウモリ」と答えるのではないでしょうか。確かに、コウモリの多くは、洞窟をすみかとします。けれども、洞窟に棲むのは、コウモリばかりではありません。
 種は少ないですが、洞窟に棲む昆虫がいます。今回は、そのような一種を紹介しましょう。マエモンオオナミシャクです。シャクガ科ナミシャク亜科の、ガ(蛾)の一種です。
 マエモンオオナミシャクは、いくつもの点で、ガの常識を越えています。その一つが、洞窟に棲む点です。洞窟に棲むのは、成虫だけです。幼虫は、普通に野外にいて、植物を食べます。幼虫の食べるのは、クマヤナギや、クロウメモドキです。
 マエモンオオナミシャクの成虫は、初夏に羽化して現われます。ところが、普通のガなら、活発に活動するはずの夏に、ほとんど活動しません。涼しい洞窟の中で過ごします。秋になると、外に出てきて、飛び回ります。十二月頃まで、外で活動します。
 普通のガであれば、秋に活動したら、冬には死んでしまいます。しかし、マエモンオオナミシャクは、違います。真冬には、また洞窟に入って、外より暖かい環境で、越冬します。翌年の春まで生き延びて、また外に出て、活動します。
 春先に活動するのは、生殖のためです。春、交尾を終えて、産卵して、次世代に命をつないでから、成虫が死にます。成虫の寿命は、十か月ほどに及びます。こんなに成虫の寿命が長いガは、珍しいです。この点だけでも、ガとして、異例です。
 マエモンオオナミシャクの成虫が棲むのは、どんな洞窟でもいいわけではありません。溶岩洞窟という、火山の噴火に伴ってできた洞窟にだけ、棲みます。このために、マエモンオオナミシャクの分布は、溶岩洞窟のある地域に限られています。
 溶岩洞窟の中で、マエモンオオナミシャクの成虫は、何を食べているのでしょうか? これについては、わかっていません。何も食べないのかも知れません。
 洞窟の中には、ガを食べるコウモリという敵もいます。こんな所で、なぜ、マエモンオオナミシャクは、暮らすのでしょうか? 彼らの生活は、謎だらけです。

図鑑↓↓↓↓↓には、残念ながら、マエモンオオナミシャクは、載っていません。かわりに、日本に分布するガ(蛾)が、二十種ほど掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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 過去の記事でも、ガ(蛾)の仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
絶滅寸前の害虫? ニカメイガなど(2015/8/21)
空を飛ぶ毛虫がいる?(2015/3/23)
サカキの葉を白くしたのは、誰?(2015/3/2)
上には上がいる? 有毒生物の世界(2014/8/4)
などです。



2015年11月 5日

【2015年 紅葉】イロハモミジ その4

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イロハモミジ  画像
和名:イロハモミジ
学名:Acer palmatum Thunb. ex Murray
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東京 町田【2015.11.05】
図鑑↓↓↓↓↓には、イロハモミジ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年11月 4日

イチモンジセセリ

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イチモンジセセリ  画像
和名:イチモンジセセリ
学名:Parnara guttata guttata (Aiton) Willd.
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東京 町田【2015.11.05】
図鑑↓↓↓↓↓には、イチモンジセセリ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年11月 3日

モミジバスズカケノキ

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モミジバスズカケノキ  画像
和名:モミジバスズカケノキ
学名:Platanus ×acerifolia (Aiton) Willd.
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東京 町田【2015.09.19】
図鑑↓↓↓↓↓には、モミジバスズカケノキ掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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2015年11月 2日

コーヒーノキは、何種もある?

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 秋の夜長、眠気覚ましに、コーヒーを飲みながら読書する方も、いらっしゃるかも知れませんね。今回は、コーヒーの原料であるコーヒーノキについて、紹介しましょう。
 コーヒーの原料が、コーヒー豆であることは、皆さん、御存知でしょう。豆というからには、コーヒーノキは、マメ科の植物なのでしょうか? いえ、違います。
 豆というのは、外見が豆のようだから、そう呼ばれるだけです。コーヒー豆とは、コーヒーノキの種子に当たります。コーヒーノキの果実の中にある種子です。
 コーヒーノキは、アカネ科コーヒーノキ属に属します。この属には、何十もの種が属します。それらの種が、すべて、コーヒーの原料になるわけではありません。現在、世界各国で、普通に飲まれるコーヒーは、大部分が、二種のコーヒーノキからできています。
 というと、「たった二種? そんなはずはない」と思う方が、いらっしゃるでしょう。コーヒーがお好きな方なら、コーヒーには、たくさんの銘柄があることを、御存知のはずです。モカ、ブルー・マウンテン、キリマンジャロ、マンデリン、まだまだありますよね。
 じつは、コーヒーの銘柄は、コーヒーノキの種とは、必ずしも一致しません。上に挙げた、モカなどの銘柄のコーヒーは、すべて、同じ種のコーヒーノキからできます。アラビカコーヒーノキという種です。アラビアコーヒーノキとも呼ばれます。
 アラビカコーヒーノキは、現在のコーヒー原料のうち、七割から八割を占めるといわれます。残りの二割から三割は、ほぼ、ロブスタコーヒーノキという種が占めます。栽培品種の中には、アラビカとロブスタとを交配したものもあります。
 アラビカとロブスタ以外のコーヒーノキも、コーヒーの原料になることが、ないわけではありません。例えば、リベリカコーヒーノキや、コンゴコーヒーノキは、少量が栽培されて、地元で、コーヒーとして消費されています。
 とはいえ、現在、日本で普通に暮らしているなら、アラビカとロブスタ以外のコーヒー原料が入手できることは、ほとんどありません。街のお店で飲むコーヒーも、豆を買ってきて、自宅で入れて飲むコーヒーも、この二種だと思って、間違いないでしょう。

図鑑↓↓↓↓↓には、コーヒーノキと同じアカネ科の植物が、六種ほど掲載されています。
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 過去の記事でも、アカネ科の植物を取り上げています。また、コーヒーノキのように、飲料が取れる植物も、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
雑草にも、花が咲きます、ヤエムグラ(2015/5/8)
お酒を出す木がある?(2015/3/13)
悪名No.1? ヘクソカズラ(2014/8/1)
ソナレムグラの「ソナレ」とは?(2014/7/18)
クチナシは、口無し?(2014/1/3)
などです。


2015年11月 1日

キジバト

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キジバト  画像
和名:キジバト
学名:Streptopelia orientalis
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東京 町田【2015.09.19】
図鑑↓↓↓↓↓には、キジバト掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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