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2016年2月 1日

猿の花とは、どんな植物?

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 英語で、monkey flowerと呼ばれる植物があります。直訳すれば、「サルの花」ですね。こんな名前で呼ばれるのは、どんな植物なのでしょうか?
 Monkey flowerと呼ばれるのは、一種だけではありません。たくさんの種が含まれます。大きく分けると、二つのグループに分かれます。ハエドクソウ科ミゾホオズキ属と、マメ科ジャケツイバラ亜科フィロカルプス属の一種です。
 ミゾホオズキ属のほうは、百種以上も含まれる、大きなグループです。そのうちの二種だけが、日本に自生します。ミゾホオズキと、オオバミゾホオズキです。
 ミゾホオズキとオオバミゾホオズキ以外に、何種かが、外来種として、日本で見られます。ニシキミゾホオズキ、ニオイミゾホオズキなどの種が、そうです。
 百種以上ものミゾホオズキ属の植物は、みなまとめて、monkey flowerと呼ばれます。個々の種は、例えば、ニシキミゾホオズキなら、yellow monkey flowerなどと呼ばれて、区別されます。でも、正確に種を指すなら、ラテン語の学名を使うのが一番です。ニシキミゾホオズキであれば、ラテン語の学名は、Mimulus luteusとなります。
 ニシキミゾホオズキのように、花が美しい種は、観賞用に栽培されます。日本でも、観賞用に持ち込まれたものが、野生化しました。
 ミゾホオズキ属の植物が、monkey flowerと呼ばれる理由は、花にある模様が、サルの顔に似るからだといいます。しかし、よほど克明に観察しないと、そうは見えません。
 もう一つのmonkey flower、フィロカルプス属の一種には、日本語名がありません。日本に分布しないためです。原産地は、中米です。ミゾホオズキ属のmonkey flowerと区別するために、monkey flower treeと呼ばれます。ミゾホオズキ属の大部分が草なのに対して、こちらは樹木だからです。ラテン語の学名は、Phyllocarpus septentrionalisです。
 フィロカルプス属のmonkey flower treeには、なぜ、「サル」の名が付いたのでしょうか? これについては、わかっていません。ひょうきんな名に反して、花が美しいため、熱帯の国々では、観賞用に栽培されています。
図鑑↓↓↓↓↓には、残念ながら、monkey flowerもmonkey flower treeも載っていません。かわりに、日本に分布する植物が、八百種ほどが掲載されています。
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 過去の記事でも、サルに関連した名前の植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
モンキー・オーキッドの正体は?(2016/1/25)
サル(猿)のパズル? チリマツ(2016/1/18)
猿の壺は、楽園の果実?(2016/1/11)(2009/4/21)
猿の顔に見える? サルメンエビネ(2016/1/4)
サルスベリの木の肌は、なぜ、すべすべ?(2009/7/31)
などです。



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