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2016年10月14日

ウグイス科が、大分裂?

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 二十一世紀の現代は、科学の進歩が、とても速いです。ちょっと前まで科学的真実とされていたことが、間違っていたとされることが、珍しくありません。今回は、そのような例を紹介しましょう。鳥類の、ウグイス科の分類についてです。
 従来、ウグイス科には、とてもたくさんの種が含まれました。ウグイスはもちろんのこと、ヤブサメ、メボソムシクイ、セッカ、マキノセンニュウ、オオヨシキリなどの種がいました。この仲間は、通称、ムシクイ類と呼ばれることがあります。
 同じ科に分類されたのには、それなりの理由があります。ムシクイ類の名のとおり、昆虫を主に食べる小鳥であることなどが、分類の根拠とされました。
 しかし、研究が進んだため、これらの種を、すべて同じ科に含めるのは、ふさわしくないとされました。二〇一六年現在では、旧ウグイス科から、大量の種が分離されました。
 旧ウグイス科を分割して、ムシクイ科、セッカ科、センニュウ科、ヨシキリ科といった科が、新たに作られました。これらのうち、ヨシキリ科については、以前、このブログで取り上げましたね(ヨシキリは、ヨシキリ科か?(2012/8/20))。
 旧ウグイス科の中で、おおむね、「○○ムシクイ」という種名の種は、ムシクイ科に分類されました。メボソムシクイ、センダイムシクイなどの種です。
 セッカ科に分類されたのは、日本に分布する種では、セッカ一種だけです。セッカ科の鳥たちは、アフリカに分布する種が多いです。セッカのように、東アジアに分布する種は、少ないです。他の東アジアの種には、タイワンセッカなどがいます。
 ややこしいことに、オオセッカという種は、セッカ科ではなく、センニュウ科に属します。他にも、「○○セッカ」という種名で、センニュウ科に属する種は、多いです。
 けれども、日本に分布する種では、「○○センニュウ」という種名のものが、だいたい、センニュウ科に属します。マキノセンニュウ、エゾセンニュウなどの種です。
 ムシクイ科、セッカ科、センニュウ科、ヨシキリ科といった科は、新しくなったウグイス科と一緒に、ウグイス上科というグループにまとめられています。
図鑑↓↓↓↓↓には、セッカ、オオセッカ、センダイムシクイ、メボソムシクイなどの、旧ウグイス科の鳥が掲載されています。
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 過去の記事でも、旧ウグイス科の鳥を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
聴覚テストになる? ヤブサメの鳴き声(2015/4/27)
ヨシキリは、ヨシキリ科か?(2012/8/20)
経読み鳥【きょうよみどり】とは、どんな鳥?(2011/5/9)
絶滅種に、再発見の可能性はあるか?(2010/3/22)
ダイトウウグイス復活!(2008/5/29)




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