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2016年12月19日

鳳凰か朱雀【すざく】か? ホウオウボク

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 二〇一七年は、酉【とり】年ですね。それにちなんで、鳥の名が付いた植物を紹介しましょう。ホウオウボク(鳳凰木)です。鳳凰は、実在しない鳥ですが、新年にふさわしい、華やかな鳥を選んでみました。おめでたい席の飾りに、よく使われますね。
 ホウオウボクは、日本には自生しない樹木です。原産地は、マダガスカルです。現在は、世界じゅうの熱帯・亜熱帯地域に、植栽されています。真紅の美しい花が、観賞用に喜ばれるためです。日本では、南西諸島で、街路樹や公園樹にされています。
 ホウオウボクは、マメ科ジャケツイバラ亜科ホウオウボク属に属します。ホウオウボク属には、ホウオウボクなど、十種ほどの種が属します。ほとんどが、マダガスカルか、東アフリカが原産の種です。この属の種では、ホウオウボクが、圧倒的に有名です。
 マメ科の種といえば、エンドウの花のような、蝶形花を思い浮かべるかも知れませんね。でも、ホウオウボクの花は、蝶形花ではありません。フリル状の花びらが、五枚、放射状に付いています。その真ん中に、雄しべと雌しべとがあります。
 マメ科の中でも、ジャケツイバラ亜科の種は、蝶形花ではないものが多いです。
 ホウオウボクは、世界三大花木の一つに挙げられます。花を観賞するのに良い樹木ということですね。他の二種は、カエンボク(火焔木)とキリモドキです。どちらも、ホウオウボクと同じように、熱帯・亜熱帯の種です。この二種は、ホウオウボクとは遠縁です。
 ホウオウボクは、カエンボクと混同されることがあります。同じように熱帯に産する木で、同じように赤く、美しい花が咲くからです。ホウオウボクの別名に、カエンジュ(火焔樹)というのがあります。カエンボクと、非常に紛らわしいですね。
 ホウオウボクという日本語名は、なぜ、付いたのでしょうか? どうやら、中国語の名を、そのまま取り入れたようです。中国語でも、ホウオウボクは、「鳳凰木」と書きます。中国語文化圏では、台湾に、たくさんのホウオウボクが植えられています。
 鳳凰の伝承では、鳳凰は、五色の色を持つとされます。しかし、ホウオウボクは、何と言っても、赤が目立ちます。鳳凰の一種の朱雀【すざく】に似ている、と思います。

図鑑↓↓↓↓↓には、
日本に分布するマメ科植物が、二十種以上が掲載されています。



 過去の記事でも、世界三大花木を取り上げています。また、ホウオウボクと同じ、マメ科ジャケツイバラ亜科の種も、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ノウゼンカズラの仲間たち(2016/7/18)
猿の花とは、どんな植物?(2016/2/1)
ホウオウボクの花の画像(2011/8/4)
ホウオウボクの樹木全体の画像(2009/6/16)




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