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2016年12月23日

絶滅からよみがえる、シマホンセイインコ

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 モーリシャスという島を、御存知でしょうか? アフリカ大陸の東側、マダガスカル島のさらに東、インド洋に浮かぶ南の島です。マスカリン諸島の一員の島とされます。
 ここには、たくさんの固有種の生き物がいます。孤立した島であるために、多くの固有種が進化したのですね。特に有名なのは、ドードーという鳥です。
 ドードーは、『不思議の国アリス』に登場することで、知られるようになりました。この鳥は、人間のために、十七世紀に絶滅しています。飛べないことが、命取りでした。
 非常に残念なことに、マスカリン諸島では、ドードー以外にも、たくさんの固有種が絶滅しました。例えば、マスカリン諸島固有のインコ科の鳥は、ただ一種を除いて、すべて絶滅しています。生き残ったのは、シマホンセイインコという種だけです。
 シマホンセイインコは、別名、モーリシャスホンセイインコといいます。インコ科インコ亜科ホンセイインコ属の一種です。日本でもよくペットにされる、ワカケホンセイインコと同じ属です。ワカケホンセイインコと同じように、鮮やかな緑色をしています。
 一九九一年、野生のシマホンセイインコは、十五羽しかいませんでした。十五羽! 誰でも、これでは、シマホンセイインコの絶滅は免れない、と思いますよね?
 ところが、二〇一〇年には、野生のシマホンセイインコの数は、五百羽に達していました。二十年足らずの間に、ものすごい増加率ですね。
 こうなったのは、シマホンセイインコを救おうとする、多くの人々の努力のおかげです。最初の頃は、とにかく個体数を増やすために、人工飼育と、その環境での繁殖が行なわれました。飼育環境から、何十羽ものインコたちが、野生に戻されました。
 ある程度、数が増えてくると、野生での繁殖を手助けする方向へと、舵が切られました。巣箱をかけたり、敵になる外来種を排除したりしています。
 シマホンセイインコは、保護策が成功した、まれな例です。彼らの陰には、絶滅した多くの種がいます。もとはと言えば、人間が、彼らの生息環境を破壊したためです。せめてもの罪滅ぼしに、シマホンセイインコは、栄えて欲しいですね。
図鑑↓↓↓↓↓には、
日本に分布する鳥が、二百種以上が掲載されています。



 過去の記事でも、絶滅寸前からよみがえった生き物を取り上げています。また、インコの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
絶滅種を再発見、ヒュウガホシクサ(2016/11/21)
花に来ないチョウがいる?(2015/5/4)
奇跡の復活! クニマス(2010/12/18)
ダイトウウグイス復活!(2008/5/29)
ワカケホンセイインコの画像(2008/3/22)





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