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2017年1月23日

ヤエヤマアオキは、健康食品になるか?

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 ヤエヤマアオキ(八重山青木)という植物の名を、聞いたことがあるでしょうか? 日本の南西諸島や、小笠原諸島に自生する樹木です。南西諸島や小笠原諸島にお住まいの方以外には、馴染みの薄い植物名でしょう。アカネ科ヤエヤマアオキ属の一種です。
 では、ノニという名を聞いたことは? よく果実がジュースにされて、健康食品として売られています。タヒチ、ハワイなど、太平洋諸島の産地のものが多いです。
 じつは、ノニNoniとは、ヤエヤマアオキのハワイ語―英語とは違います―の名前なのです。外国産の健康食品だと思ったら、日本にも生えている植物でした。
 日本の沖縄や小笠原では、ヤエヤマアオキを食用や薬用にした記録は、ないようです。しかし、外国では、ヤエヤマアオキを、食用や薬用にしてきた地域が多いです。
 ヤエヤマアオキは、南アジアから東南アジア、南太平洋にかけて、広く分布しています。インドネシア、インド、タイ、カンボジア、ベトナム、フィリピン、ハワイ、グアム、フィジー、タヒチ、サモアなどの地域です。地域により、呼び名が違います。
 現在は、宣伝のために、ノニというハワイ語の呼び名が、各地に普及しています。とはいえ、現在でも、各地の言語での呼び名があります。ヤエヤマアオキの原産地は、ハワイやタヒチではなく、インドネシアのモルッカ諸島(マルク諸島)だとされています。
 インドやインドネシアでは、ヤエヤマアオキが、古くから薬用にされてきました。この二国では、ヤエヤマアオキの樹皮や根を、布を染める染料にもしました。タヒチ、フィジー、サモアなどの太平洋諸島では、ヤエヤマアオキの果実が、食用にされました。
 けれども、ヤエヤマアオキの薬効については、医学的な証拠はありません。宣伝では、あらゆることに効くように言われますが、それは、鵜呑みにできません。
 このブログで、何回も書いていますとおり、「これさえ食べて(飲んで)いれば、どんな病気にもかからない」万能の健康食品は、存在しません。場合によっては、健康食品やサプリメントのために、体調を崩すことさえ、あります。ことに、持病がある方は、健康食品やサプリを摂取する前に、医師に相談したほうがいいです。
図鑑↓↓↓↓↓には、
ヤエヤマアオキと同じアカネ科の植物が、六種ほどが掲載されています。



 過去の記事でも、健康食品やサプリメントに利用される植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ワサビノキは、スーパー健康食品か?(2016/10/31)
アサイーの正体とは?(2016/2/8)
キクイモは、菊の花咲くイモ?(2015/2/13)
ローズヒップは、バラの果実?(2015/2/6)
クコ(枸杞)は、不老長寿の薬になる?(2013/2/15)




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