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2017年2月20日

マキベリーの正式名称は?

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 日本人は、健康食品が好きですね。次から次へと、新しい健康食品が流行します。今回は、最近話題の、健康食品のもとになる植物を紹介しましょう。
 それは、マキベリーと呼ばれる植物です。ブルーベリーくらいの大きさの、黒っぽい果実が実ります。この果実が、食用になります。日本には自生しない植物です。
 この植物には、正式な日本語名(標準和名)がありません。マキベリーというのは、あくまで通称です。英語のmaquiという名から、取られたのでしょう。英語では、単にmaquiだけで、ベリーberryを付けて呼ばれるのは、和製英語のようです。
 標準和名がない以上、この植物の正式名称といえば、ラテン語の学名ということになります。ラテン語の学名は、Aristotelia chilensisです。ホルトノキ科アリストテリア属の一種です。学名は長くて覚えにくいので、以下では、マキベリーと呼びますね。
 マキベリーと同じアリストテリア属で、日本に自生する種は、ありません。この属の種は、すべて、南半球に分布します。南米、オーストラリア、ニュージーランドです。このために、属名は、日本語でなく、ラテン語の学名をそのまま読んだものとなっています。
 アリストテリア属の植物は、日本では、まったく馴染みがなかったわけです。それが、急に、マキベリーが、はやり始めました。その理由は、わかりません。
 マキベリーは、南米のチリとアルゼンチンの一部に自生します。もともと、南米先住民のマプチェ族が、利用していました。アリストテリア属の植物には、他にも、このように、先住民の間で、利用されていたものがあります。
 例えば、ラテン語の学名で、Aristotelia serrataという種が、そうです。ニュージーランドに分布する植物です。ニュージーランドの先住民マオリの人々が、薬用や食用にしていました。マオリの言葉で、マコマコと呼ばれます。
 もしかしたら、今後、マキベリーの仲間として、マコマコも、日本ではやるかも知れません。しかし、マキベリーも、マコマコも、その効果は、実証されていません。美容効果や医療効果を期待せず、珍しい果物として、楽しんで食べればいいと思います。

図鑑↓↓↓↓↓には、
マキベリーと同じホルトノキ科のホルトノキ
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 過去の記事でも、健康食品として使われる植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ヤエヤマアオキは、健康食品になるか?(2017/1/23)
ワサビノキは、スーパー健康食品か?(2016/10/31)
アサイーの正体とは?(2016/2/8)
キクイモは、菊の花咲くイモ?(2015/2/13)
ローズヒップは、バラの果実?(2015/2/6)





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