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2017年2月24日

オオカミは、獣肉以外も食べる?

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 オオカミ(狼)といえば、代表的な肉食獣ですね。誰もが、子供の頃、童話で、オオカミの話を聞いているでしょう。「オオカミと七匹の子ヤギ」で語られるように、オオカミは、ヒツジ(羊)やヤギ(山羊)などを襲って食べるものと思われています。
 それは、間違いではありません。ただ、家畜を襲って食べるようになったのは、歴史的には、最近のことです。人間が、家畜を生みだす前から、オオカミは生きていました。当然、その頃には、野生の草食獣を襲って食べていました。
 テレビ番組などで、野生のオオカミが、シカ(鹿)などを襲う場面を見た方も、いるでしょう。あのように、オオカミの主食は、シカなどの有蹄類だとされてきました。
 ところが、最近の調査で、「そうとは限らない」という結果が出ました。肉食獣が、獣肉を食べるのでなければ、いったい、何を食べるのでしょうか?
 それは、魚です。カナダで行なわれた調査で、少なくとも、海辺に棲むオオカミは、食べ物の多くを、海に依存することがわかりました。中でも、多いのは、サケ(鮭)です。
 サケは、産卵期になると、大量に川に上ってきますね。あれを利用できるなら、確かに、有利でしょう。じつは、サケは、シカよりも、蛋白質と脂肪とが、豊富だからです。
 サケの産卵期には、オオカミの食料のうち、なんと四分の一が、サケで占められるといいます。先述の、カナダでの調査結果です。「魚食オオカミ」ですね(笑)
 二〇一七年になって、かつての日本にも、「魚食オオカミ」がいたらしいとわかりました。北海道にいた、エゾオオカミ(蝦夷狼)です。エゾオオカミの一部は、カナダの海辺のオオカミと同じように、サケなどの海産物を、大量に食べていたようです。
 エゾオオカミは、とっくに滅びているのに、なぜ、そんなことがわかったのでしょうか? 残された標本を調べたからです。科学技術が進んだおかげで、骨などの標本から、食べていた物がわかるようになりました。これだから、標本を残すのは、大事ですね。
 エゾオオカミが滅んだことは、取り返しがつきません。せめてもの供養に、彼らが、自然界で果たしていた役割を、できるだけ、詳しく知りたいものです。
図鑑↓↓↓↓↓には、
残念ながら、オオカミは載っていません、かわりに、オオカミと同じイヌ科の哺乳類が、二種ほど
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 過去の記事でも、オオカミについて取り上げています。また、オオカミの食べ物になるサケやシカについても、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
エゾシカとケラマジカとは、同じ種か?(2012/6/18)
チュパカブラ? ニホンオオカミ? 謎の生物の正体は(2009/3/30)
同じ種なのに名が違う? 桜鱒(サクラマス)と山女(ヤマメ)(2006/3/20)
イヌの祖先はオオカミか?(2005/12/26)
森を育てるサケ(2005/9/13)


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