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2017年4月17日

笑う鳥がいる?

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 「笑い」は、とても人間的な表情だといわれます。ヒト以外で、はっきりと「笑う」ことが確認されている生物は、ほとんどいません。ヒトと同じ哺乳類でも、ごくまれなのに、鳥類の中に、「笑う」ものがいるでしょうか?
 鳴き声だけなら、ヒトの笑い声に似たものを出す鳥が、何種かいます。有名なのは、ワライカワセミですね。オーストラリアの、カワセミ科の一種です。彼らは、「ワハハハ、オホホホ」といった感じの大声を出します。確かに、ヒトが大声で笑う声に似ています。
 けれども、この声で、ワライカワセミは、笑っているわけではありません。ワライカワセミにとっては、なわばり宣言をする声です。たまたま、それが、ヒトの笑い声に聞こえてしまうのですね。他の「笑い声」を出す鳥も、事情は、おおむね同じです。
 本当の意味で、笑う鳥は、いるのでしょうか? ごく最近まで、それは、確認されていませんでした。二〇一七年になって、それらしい現象が、確認されました。
 それは、ミヤマオウムという、オウムの一種です。ニュージーランドにだけ分布する鳥です。茶色っぽく、地味なオウムですが、体が大きいのが、印象的です。
 この鳥は、非常に知能が高いことで、知られます。オウム類は、概して、そうですね。オウムを飼ったことがある方なら、おわかりでしょう。オウムは、道具を使って、よく遊びます。もの真似をするオウムも、多いですね。
 ミヤマオウムも、よく遊びます。その時に、「遊びの鳴き声」と呼ばれる声を出します。実験で、この鳴き声を、別のミヤマオウムに聞かせてみたところ、聞かされた個体も、自発的に遊び始めました。それは、「遊びたくなる気分」をもたらす鳴き声なのですね。
 これは、ヒトが、他のヒトの笑いにつられて笑ったり、楽しい気分になったりするのと似ています。遊んでいて、楽しそうに笑うヒトを見て、「自分も遊びたい」と思ったことのある方は、多いでしょう。それと似た現象です。
 ミヤマオウムの「遊びの鳴き声」は、ヒトの笑い声に当たるものかも知れません。仲間同士で、笑いながら遊ぶミヤマオウムを想像すると、楽しくなりますね。図鑑↓↓↓↓↓には、日本に分布するカワセミ科の鳥、カワセミ、アカショウビン、ヤマセミが掲載されています。
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 過去の記事でも、オウムの仲間や、カワセミの仲間を取り上げています。また、ニュージーランドの生物も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ダチョウは、昔、空を飛べた?(2017/2/10)
長距離飛行のチャンピオン? シギとチドリ(2010/4/5)
カワセミと翡翠【ひすい】との関係は?(2009/8/5)
憧れの鳥か、妖怪か? アカショウビン(2008/10/6)
世界一賢いオウム?が死亡(2007/9/26)




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