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2017年4月21日

島の鳥類の大敵とは?

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 これまで、このブログで、絶滅しそうな鳥を、何種も、取り上げてきました。ダイトウウグイス、オガサワラノスリ、ノグチゲラ、アカコッコなどです。これらの鳥の共通点が、わかりますか? すべて、島嶼【とうしょ】(=島)に分布することです。
 島に分布する鳥類は、絶滅しやすいのでしょうか? そのとおりです。それには、いくつかの理由があります。理由の一つは、島には、強敵がいないことが多いためです。
 大陸から離れた島に、棲みつける生物は、限られます。大概の鳥は、飛べますから、島へ行くことができます。けれども、飛べない哺乳類などは、行き着けないことが、往々にしてあります。島嶼は、鳥を捕食する哺乳類などのいない世界になりがちです。
 島に棲む鳥類は、そういう強敵のいない世界に馴染んでしまいます。何かの理由で、鳥を捕食する哺乳類などが入ってきても、鳥たちは、対処するすべを知りません。
 ヒトが持ち込んだ動物が、島の鳥類を絶滅させた、あるいは、それに近い状態にしてしまった例は、枚挙にいとまがありません。ヒト自身を除いて、島の鳥類にとって、最も脅威となる動物は、何でしょうか? ネコでしょうか、イヌでしょうか?
 ネコも、イヌも、島の鳥類にとっては、大変な脅威です。実際に、島に棲みついてしまったノネコのために、絶滅した、と考えられる鳥もいます。とはいえ、最も広範に、島の鳥類を脅かすと考えられるのは、ネコでも、イヌでもありません。ネズミです。
 日本の住宅街で、よく見られるネズミは、クマネズミと、ドブネズミです。この二種は、ヒトの船に潜り込んで、島へ「密航」してしまうことが、よくあります。
 行き先の島には、たいてい、ネズミを捕食する敵がいません。このために、ネズミは、大繁殖してしまいます。クマネズミやドブネズミのような、大型のネズミは、小型の鳥を襲って食べることがあります。こうなると、島の鳥類には、対処できません。
 例えば、小笠原諸島では、アナドリやオーストンウミツバメといった鳥が、侵入したクマネズミに捕食されています。これ以上の被害を避けるため、小笠原諸島では、クマネズミの撲滅作戦が始まっています。うまく行くといいですね。図鑑↓↓↓↓↓には、アカコッコ、ノグチゲラ、オガサワラノスリなど、日本の島嶼【とうしょ】に棲む鳥が掲載されています。
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 過去の記事でも、島嶼【とうしょ】に棲む鳥を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
絶滅からよみがえる、シマホンセイインコ(2016/12/23)
日本固有の十二種の鳥たち(2016/1/1)
アカコッコの分布の謎(2011/10/31)
ノグチゲラは、キツツキ科か?(2010/1/4)
オガサワラノスリは、絶滅寸前?(2009/10/30)



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