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2017年5月 1日

鳥の足の水かきは、どうやってできる?

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 以前、このブログで、鳥の足の水かきについて、お話ししました(鳥の足の水かきは、どんなふう?(2013/3/4))。アヒルなどの水鳥には、水かきがあって、趾【ゆび】がつながっていますよね。その水かきのつき方にも、いろいろなものがあると書きました。
 スズメ、ハト、カラス、ニワトリなどの、陸に棲む鳥の足には、水かきはありません。カモ、ハクチョウ、カモメ、アホウドリなどの水鳥は、どうやって、水かきを得たのでしょうか? 産まれる前、体ができる時に、どうやって水かきができるのでしょうか?
 鳥の体が、卵の中で、どうやってできるのかは、ニワトリで、よく研究されています。ニワトリは、実験動物として、優れているからです。飼育されることに慣れていますし、卵が大きくて、一部分だけ殻を外せば、観察しやすいからです。
 ニワトリには、前述のとおり、水かきはありませんね。ところが、卵の中で作られるヒナの体を見ると、一時的に、「水かき」がついています。のちに、「水かき」の部分だけ細胞が死んで、水かきのない足になります。
 カモやアヒルなどの場合は、卵の中で作られた水かきが、そのまま付いて、産まれてきます。水かきがない鳥でも、いったん、水かきができるのは、なぜでしょうか?
 じつは、ヒトの胎児でも、同じ現象が観察されています。ヒトには、むろん、水かきはありませんね。けれども、ヒトの胎児の手足には、一時的に、「水かき」があります。
 ヒトの胎児も、ニワトリと同じく、のちに「水かき」の部分だけ細胞が死にます。そうして、正常なヒトの手足の形になって、産まれてきます。
 このような、産まれる前の仕組みは、どうやら、脊椎動物全体に共通したものらしいです。水辺に適応するとか、そういったこととは、直接、関係がありません。
 産まれる前、四肢ができる時に、いったん、すべての指がつながって、うちわのような形が作られます。水かきがない種の場合は、指の間の「水かき」の部分だけ、細胞が死んで、指同士が離れた形で生まれます。水かきがある種は、死んでいた細胞を残すことで、水かきを作りました。それが、水辺で暮らすのに、有利な形だからです。図鑑↓↓↓↓↓には、日本の水鳥も、陸の鳥も、合わせて二百種以上が掲載されています。
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 過去の記事でも、鳥の足に関することを取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
鳥の足の水かきは、どんなふう?(2013/3/4)
鳥の足の形は、どんなふう?(2012/5/7)


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