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2017年5月 5日

花の蜜を食べる鳥がいる?

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 少し植物に詳しい方なら、虫媒花【ちゅうばいか】や風媒花【ふうばいか】という言葉を、聞いたことがあるでしょう。何に花粉を運んでもらうかによって、花を分類した言葉です。虫媒花は、昆虫に花粉を運んでもらいます。風媒花は、風が花粉を運びます。
 これら以外に、鳥媒花【ちょうばいか】という分類があるのを、御存知ですか? 文字どおり、鳥が花粉を運ぶ花です。鳥がなぜ花に来るかと言えば、昆虫と同じように、蜜を吸うためです。花の蜜を食べ物にする鳥なんて、いるのでしょうか?
 もちろん、います。世界的には、何百種もの鳥が、花の蜜を主な食料にしています。
 花の蜜を主な食べ物にする鳥としては、ミツスイ科、ハチドリ科、タイヨウチョウ科の鳥たちが、知られます。これらの科の鳥たちは、日本には分布しません。
 ミツスイ科は、オーストラリアやニューギニア、ニュージーランド、太平洋諸島に分布します。ハチドリ科は、北米南部から中米、南米の北部にかけて分布します。タイヨウチョウ科は、アフリカや、西アジア、南アジア、東南アジアなどに分布します。
 これらの分布を見て、気がつきませんか? 多くの種が、熱帯、もしくは、亜熱帯の地域に分布します。これには、理由があります。熱帯や亜熱帯では、一年中、どれかの植物の花が咲くからです。花が咲かなければ、食べ物にありつけません。
 例えば、日本のように四季がある国では、とても花が少ない季節がありますね。花の蜜だけを食べる鳥がいたとしたら、日本では、餓死してしまいます。
 とはいえ、日本に、花の蜜を食べる鳥が、まったくいないわけではありません。メジロ、メグロ、ヒヨドリなどは、花の蜜をよく食べます。彼らは、花の蜜だけではなく、果実や昆虫なども食べます。それで、花の少ない季節も、のりきります。
 花の蜜を食べる鳥がいるからには、日本にも、鳥媒花があります。ツバキ、サザンカ、ウメなどが、鳥媒花だといわれます。これらの花の共通点は、他の花が少ない、寒い季節に咲くことですね。そういう季節には、昆虫が少ないです。そのために、花粉の運び手を、鳥に頼っています。ツバキの花など、ヒヨドリやメジロが奪い合うのが見られます。図鑑↓↓↓↓↓には、メジロ、メグロ、ヒヨドリが掲載されています。
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 過去の記事でも、鳥媒花【ちょうばいか】について、取り上げています。また、メジロ、メグロ、ヒヨドリについて、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ヒヨドリ(鵯)は、漂鳥【ひょうちょう】か?(2010/10/22)
ロウバイ(蝋梅)の花に来るのは、誰?(2009/2/2)
メグロはメジロと仲良し?(2007/11/12)
梅にウグイス? いえメジロです(2007/3/12)
あんこ椿(ツバキ)は恋の花(2006/2/13)


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