図鑑.netブログ- zukan.net -

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2017年5月31日

読者の皆さんへ、お知らせ

 ブログを読んで下さっている皆さんへ、今回は、お知らせがあります。
 事情により、このブログのコラムを、五月いっぱいで、休止することになりました。
 二〇〇五年の九月より、二〇一七年五月の現在まで、十一年以上にわたり、コラムを書き継いできました。書いたのは、私、松沢千鶴一人です。十一年あまり、毎週二つ以上のコラムを、ブログに上げてまいりました。
 ここでコラムを中断するのは、とても残念です。コメントなどは、数多くはいただけませんでしたが、これだけの長期間、続けられたのは、皆さんの御支持があったからです。
 本当に、今まで、ありがとうございました。できれば、また、このブログで、コラムの連載を再開したいと思っております。
 さて、そうしますと、私、松沢千鶴の手が空いてしまいます。要するに、仕事が減ってしまって、困っております。
 どなたか、私に、書く仕事を依頼したいという方が、おられませんでしょうか? この図鑑.netブログの実績を見ていただければ、生き物関係(動物、植物、どちらも含みます)の記事を書けることが、おわかりいただけるでしょう。
 おおむね、千文字程度のコラムを、週二回のペースで、連載する能力があります。
 じつは、松沢千鶴というのは、このブログでだけ使っているペンネームです。他の場所では、別名義で、ライターの仕事をしております。
 もし、私に仕事を依頼したいという方がおられましたら、下にあるメールアドレスで、私まで御連絡下さい。
 なお、コラムの休止後も、ブログでは、生き物の画像の投稿は続けます。どうか、今後も、図鑑.netブログを御贔屓【ごひいき】にお願いいたします。

生き物関係の原稿の御依頼はこちら↓↓↓
  ausuiXXXhk.air.jp
※XXXを@に変えてください。

2017年4月26日

GPS動く野鳥図鑑400&miniの説明

GPS動く野鳥図鑑400&miniのアプリの特徴

2015年8月12日

生き物を描く

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 神奈川県立 生命の星・地球博物館へ、行ってまいりました。特別展「生き物を描く サイエンスのための細密描画」を、見てまいりました。
 この展覧会では、「芸術としての生物の絵」ではなく、「自然科学としての生物の絵」が、取り上げられています。生物図鑑に載っている絵、といえば、わかっていただけるでしょうか。図鑑の絵は、普通、美術館にある絵とは、違いますよね?
 生物図鑑の生物の絵は、何よりも、正確さが求められます。芸術的な美しさは、二の次です。けれども、機械的に正確に描けばいいわけではありません。ヒトの目で見た時に、その生物種の特徴が、わかりやすくなくてはいけません。
 でなければ、図鑑の絵を見ても、どの種なのか、わからないことになってしまいます。それでは、図鑑の役割を果たせませんね。
 これだけ、デジタル写真が発達した時代になっても、多くの図鑑で、写真のみならず、絵が多用されています。それは、なぜでしょうか?
 この展覧会の絵を見ていただけば、その答えが、わかります。機械的に正確な写真よりも、絵のほうが、細かい部分がわかりやすいのです。また、写真では、生態の「決定的瞬間」を撮るのが、難しいですね。絵なら、自由に描くことができます。
 不思議なことに、生物学的な正確さを追求した絵は、芸術的な美しさをも、そなえるようになります。優れた図鑑の絵は、決して、無味乾燥ではありません。
 例えば、展覧会の会場にある、杉浦千里さんの作品を御覧下さい。エビ・カニなどの、甲殻類を描いたものです。入ってすぐのコーナーにあります。
 多くの方は、杉浦さんの作品に、衝撃を受けるでしょう。精密無比にして、色彩は鮮明だからです。本物以上に本物の甲殻類が、そこにいます。画面から飛び出して、ごそごそと動きだしそうです。生命感にあふれた絵は、芸術の高みに達しています。
 他にも、田淵行男さんの蝶類の絵、今関六也さんの菌類(キノコ類)の絵など、素晴らしい生物画が見られます。絵を描く手順についても、紹介されています。
図鑑↓↓↓↓↓には、日本に分布する無脊椎動物、昆虫、植物などが、二千種ほど掲載されています。ban_zukan.net.jpg
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 特別展「生き物を描く サイエンスのための細密描画」の情報は、以下のページにあります。
特別展「生き物を描く サイエンスのための細密描画」(生命の星・地球博物館の公式サイト内ページ)


 過去の記事でも、夏休み中の生物に関するイベントを紹介しています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
スカイツリーの大昆虫展(2015/7/22)


2014年9月13日

富士山

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富士山 画像
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静岡県上空【2014.09.05】


2014年3月 8日

カラスの巣

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カラスの巣  先日の雪で落下した模様です。 画像
和名:ハシブトガラス
学名:Corvus macrorhynchos
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東京 新宿区【2014.02.20】


図鑑↓↓↓↓↓には、ハシブトガラスが掲載されています。
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2013年5月 1日

富士山、世界遺産登録決定!

2013年3月19日

新宿御苑 温室

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新宿御苑の温室が昨年11月20日にリニューアルオープンしました。温室 画像


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東京 新宿【2013.02.11】










2012年5月21日

2012年5月21日 金環日食 932年ぶり?

生物画像ではありませんが、平安時代以来の金環日食です。金環日食 画像
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東京 品川【2012.05.21】


※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

2010年9月16日

昆虫展と火星展

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 東京大学の本郷キャンパスへ行ってまいりました。東大総合研究博物館の展示を見てまいりました。
 この博物館では、現在、三種類の展示をしています。一つは、常設展。これは、日本の考古学に関するものです。二つめは、昆虫の展示。三つめは、火星の展示です。
 どの展示も、面白かったです。三つとも、生き物に関係しています。特に、昆虫の展示と火星の展示は、ヒト以外の生き物と関係していますね。
 昆虫の展示は、「昆虫標本の世界」というものです。博物館の二階が、会場です。
 「昆虫標本の世界」では、たくさんの昆虫標本が見られます。珍しい種の標本も、平凡な種の標本もあります。平凡な種でも、標本は貴重です。なぜなら、ある地域のある時代の生態系を、反映しているからです。
 例えば、ゲンゴロウという種がいますね。昔は、平凡な昆虫でした。けれども、つい最近、「東京都では絶滅した」宣言が出されました。今では、「ゲンゴロウがいた時代の東京」に、どんな生態系があったのか、知ることは難しいです。
 地球の生き物は、どんな種も一種だけでは、生きていけません。たくさんの生き物が、いろいろなつながりの中で、生きています。それこそが、「生態系」です。それは、おそらく、他の惑星の生き物であっても同じでしょう。
 火星は、昔から、「生き物がいるか?いないか?」と、議論の的になってきました。この議論には、いまだ、決着がついていません。いるとしたら、「火星人」といえるレベルではなく、微生物だろうといわれていますね。
 東大総合研究博物館の火星展では、四つの火星探査の案が提示されています。その中の一つは、生命探査の案です。とても夢がある案ですね。でも、他の三つの案も、魅力的です。どのような案なのかは、ぜひ、会場で確かめてみて下さい。
 会場では、四つの探査案のどれがいいか、投票することもできます。私も、投票してきました。どの案に投票したのかは、内緒にしておきますね(笑)


東大総合研究博物館の展示については、以下のページに載っています。
昆虫標本の世界―採集から収蔵、多様性保全まで(東大総合研究博物館のサイト内ページ)
火星―ウソカラデタマコト(東大総合研究博物館のサイト内ページ)

2009年8月13日

7月22日 部分日食【eclipse】その2

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部分日食【eclipse】 画像
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※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

沖縄 浦添 【2009.07.22】

2009年8月 7日

学名と標準和名とは、違う? 同じ?

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 このようなブログを書いていますと、皆さんから、質問を受けることがあります。疑問に思うことは、皆さん、だいたい同じですね。似た質問が、何回もあります。
 よくある質問の一つが、「学名と標準和名【ひょうじゅんわめい】との差」についてです。今回は、これについて書きましょう。
 学名と、標準和名とは、違うものです。これを混同してらっしゃる方が、多いです。
 学名とは、「国際的に通用する、ラテン語の生物名」です。日本語の学名というものは、ありません。同じように、英語やフランス語の学名というものも、ありません。
 例えば、生物に関する国際的な学術会議が開かれたとします。そこで生物の名前が挙げられる場合は、必ず、ラテン語の学名で挙げられるでしょう。
 だからといって、国際的な生物の会議が、ラテン語で話し合われるわけではありません。国際会議で使われるのは、たいてい、英語です。
 これは、学術論文でも、同じです。ある生物について論文を書いて、国際的に発表するとします。その場合、論文は、英語で書くことになるでしょう。けれども、論文の中で生物の名を挙げる時には、やはり、ラテン語の学名を使います。
 では、標準和名とは何でしょうか? これは、「正式な日本語の生物名」です。
 例えば、マアジ(真鯵)という魚がいますね。食用魚として有名です。このような身近な生き物は、地方により、さまざまな方言名で呼ばれることが多いです。魚屋の店先などでは、そういった方言名で、並んでいます。
 しかし、生物学の世界では、統一した呼び名がないと、不便ですね。かといって、ラテン語の学名は、日本人には覚えにくいです。そこで、日本では、「標準和名」という、日本語名が付けられます。前記のマアジは、標準和名です。
 現在では、「標準和名は、カタカナで書く」と決まっています。読みにくい場合もありますが、そういう決まりです。日本語の論文では、生物の名は、標準和名で書かれます。
 学名については、他にも、質問が多いです。今後、それらも書いてゆきますね。


図鑑↓↓↓↓↓には、標準和名でもラテン語の学名でも生き物を、検索することができます。検索することができます。
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ぜひご利用下さい。

 生物の名前については、過去の記事でも、取り上げています。よろしければ、以下の記事も、御覧下さい。
トンビやオケラは、存在しない? 生き物の名前の話(2008/04/11)
新しい名前で出ています―魚類の改名(2007/02/02)
学名ってなんですか?(2005/09/30)
などです。

2009年7月27日

7月22日 部分日食【eclipse】




遅くなりましたが、7月22日の部分日食が撮影できました。
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※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

沖縄 浦添 【2009.7.22】

2009年7月25日

生物学五輪で、金メダル!

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 先日、日本で初の、国際生物学オリンピックが開かれる」今年は、オリンピックの年?(2009/07/07)というニュースを、お伝えしましたね。この催しで、日本人が、初の金メダルを受賞しました!
 国際生物学オリンピック(略称IBO)は、一つの国から四人が一組となって参加します。今回、日本のチームは四人のうち、金メダルが一人、銀メダルが三人という快挙をなしとげました。以下に、四人の皆さんの氏名と高校名、成績を挙げますね。

金メダル 大月 亮太さん 千葉県立船橋高等学校(千葉県)三年
銀メダル 中山 敦仁さん 私立灘【なだ】高等学校(兵庫県)二年
銀メダル 谷中 綾子さん 私立桜蔭【おういん】高等学校(東京都)二年
銀メダル 山川 眞以さん 私立桜蔭【おういん】高等学校(東京都)二年

 四名の皆さん、おめでとうございます! 金メダルばかりでなく、銀メダルであっても立派な成績ですよね。世界の五十六カ国・地域の中の二百二十一名に混じって、この成績ですから。金メダルは、上位一割の成績を上げた人に与えられます。
 来年以降も、前記の四名に続く人が出て欲しいです。来年のIBOは、七月に、韓国で行なわれます。IBOは、スポーツの五輪と違い毎年開催されます。
 現在、高校二年生以下で生物が好きな方は将来、IBOに参加してみませんか? IBOに参加できるのは、高校生だけです。「生物学に賭ける青春」も、素敵だと思いますよ。
 今年のIBOの様子や来年以降のIBOに参加する方法については、国際生物学オリンピック日本委員会の公式ホームページを、御覧下さい。
国際生物学オリンピック日本委員会公式HP


2009年7月 7日

今年は、オリンピックの年?

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 今年、日本でオリンピックが開かれます。と言えば、皆さんは「そんなはず、ないよ」と応えるでしょう。けれども、本当です。国際生物学オリンピックが開かれます。
 国際生物学オリンピックとは何でしょう? これは、世界中の高校生が集まって、生物学の知識や理解力を競うものです。いわば、「国際的な高レベル生物学試験」です。スポーツのオリンピックと違い、毎年、開催されています。開催地は、各国持ち回りです。
 今年は、国際生物学オリンピック(略称IBO)が生まれて、二十年目です。記念すべき第二十回のIBOが、日本のつくば市で行なわれます。日本での開催は、初めてです。開催期間は、7月12日(日)~19日(日)です。
 このオリンピックに参加できるのは、選抜された高校生たちです。一国四人のチームです。いずれ劣らぬ、生物学の猛者(笑)のはずです。参加を高校生に限るのは、「若い才能を、早く発見して、より良く伸ばしてあげたい」という主旨からだそうです。
 日本は、二〇〇五年から、IBOに参加しています。最初の年は、どんな状態なのか、わからないままの参加だったそうです。なのに、銅メダル二個を獲得しました。参加を重ねるにつれ、メダルが増え、銅メダルに加えて、銀メダルも取れるようになりました。
 残念ながら、まだ、金メダルの獲得は、ありません。自国開催の今年は、期待がかかりますね。あまりプレッシャーをかけるのは、気の毒でしょうか。
 IBOの日本開催は、明るいニュースですね。若い才能を応援する行事だからです。そのうえ、選手たちの活躍を知ることで、参加しない人も、元気になれるでしょう。スポーツのオリンピックと、同じ作用があると思います。
 それにしては、報道が少ないですね。こういうニュースは、もっと広めたいです。
 現在、高校二年生以下の方は、来年以降、IBOに参加できるチャンスがあります。IBOの選手になる道は、日本全国の中学・高校生に開かれています。
 IBOの選手になるには、「生物チャレンジ」という試験を受ける必要があります。詳しくは、以下の、国際生物学オリンピック日本委員会のサイトを、御覧下さい。

国際生物学オリンピック日本委員会公式HP

今年の国際生物学オリンピックの選手決定の様子は、以下に載っています。
「生物五輪」代表に高校生4人 来年7月つくばで開催(47ニュース 2008/12/08)

2009年3月 6日

Appアプリ★ipiks【アイピクス】好評配信中



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 ipiks(アイピクス)vol.1「鳥風歌」【ipiks vol.1 choufuuka】
 iPhone、iPodTouchアプリipiks(アイピクス)「鳥風歌」は、野鳥写真家の第一人者である真木広造氏が出版した写真集「鳥風歌シリーズの第一弾、琉球列島の野鳥」から抜粋された50点の写真に、和名、学名や生息情報などを加えたデジタル写真集です。
 軽快なインターフェイスの操作により様々なスタイルで高画質で美しい野鳥写真を鑑賞することが出来ます。
 野鳥愛好家のみならず、一般のiPhone、iPodTouchユーザーに幅広くご利用いただけます。
 期間限定、スペシャル価格で配信中!ipiks vol.1 choufuuka


※iPhone、iPodは米国Apple Inc.の商標または登録商標です

2008年12月18日

メコン川の流域で、千種以上の新種を発見

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 今年も、たくさんの新種が発見されましたね。ここへ来て再び、大量の新種発見の報告がありました。東南アジアの、メコン川流域からの報告です。
 メコン川の流域とは、国名でいえばミャンマー、ラオス、タイ、カンボジア、ベトナムです。この地域は、多くの「未確認の種」がいることで知られます。
 過去十年間で、この地域からは少なくとも1068種(!)の新種が報告されたそうです。これまで、いかに調査されなかったかがわかりますね。調査が進むにつれ、さらに多くの新種が発見されるでしょう。
 新種といっても、地元の人には馴染みのある生き物かも知れません。けれども、ただ目撃されているだけでは「新種発見」ではありません。たとえ、捕まえて食べているとしてもそれだけではやはり「新種発見」ではありません。
 新種を発見するには、まず標本を採取することが必要です。次に、その標本を他の標本と比較します。これが膨大な作業になります。「どの標本とも違う」とわかって、やっと「新種発見」です。
 「発見」してもそれを公表しなければ世界の人々に知られませんね。公式には、新種のことを書いた論文が発表された時点で「新種発見」となります。
 この時点で新種には、ラテン語の学名が付けられます。これを「記載された」といいます。学名がない生き物は「記載されていない」状態です。「記載されていない」生き物は、公式には「未確認」の状態といえます。
 今回の「記載された」新種には、
 ハブに近縁なヘビ【学名:Trimeresurus gumprechti
 ショッキングピンクのヤスデ【学名:Desmoxytes purpurosea
 ウーリーコウモリ属のコウモリ【学名:Kerivoula kachinensis
などが含まれます。どの種も生態はよくわかっていません。見つかったばかりだからです。
 メコン川の流域は、開発が激しく進んでいる地域です。発見されて早々に、絶滅の危機にある種も少なくないでしょう。彼らと共存する方法を見出したいですね。


 メコン川流域の新種の画像は、以下のページで見られます。
 大メコンの新種――ピットバイパー(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース、2008/12/15) 
 大メコンの新種――ピンクの毒ヤスデ(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース、2008/12/15)
 大メコンの新種――ウーリーコウモリ(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース、2008/12/15)
 大メコンの新種――カワリアシダカグモ(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース、2008/12/15) 
 大メコンの新種――ウデナガガエル(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース、2008/12/15)
 大メコンの新種――巨大アシダカグモ(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース、2008/12/15)
 


図鑑↓↓↓↓↓には、今回発見されたヘビに近縁なハブや新発見のクモに近縁なアシダカグモが掲載されています。
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インターネット生物図鑑-zukan.net-
http://www.zukan.net
ぜひご利用下さい。

 過去の記事でも、新種の発見を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 ヒヨケザルの新発見、メガネザルの再発見(2008/11/20)
 絶滅種?のシカとカエルが、再発見される(2008/10/14)
 タスマニア沖で、二百以上の新種を発見(2008/10/14)などです。

2008年10月22日

動物? 植物? 「菌類のふしぎ」がわかる

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 東京の国立科学博物館で、「菌類のふしぎ」という展覧会が開催中です。観に行ってきましたので報告しますね。
 菌類は、生き物です。私たちヒトとは、非常に違いますが、生き物なのは同じです。菌類は、動物でも植物でもありません。菌(真菌)という独自の生き物です。
 菌というと、「病気の原因になる、嫌なもの」と思う人もいるようですね。たしかに、そのような菌もいます。けれども、それ以上に、菌は人の役に立っています。
 どんなふうに役に立つのでしょう? それを、この展覧会ではわかりやすく教えてくれます。貴重な標本もたくさん見られます。
 圧巻なのは、キノコの標本です。土の中や木の中で暮らす菌類がキノコになります。「これもキノコ?」と、驚くような形のキノコも展示されています。
 キノコは、菌類が繁殖するために作ります。植物でいえば、花に当たるものです。
 多くのキノコが、食用になるのは御存知ですね。キノコ以外にも多くの菌類が、ヒトの食べ物を作っています。いわゆる発酵食品ですね。
 例えば、酒、味噌、醤油【しょうゆ】、酢【す】、パン、チーズなどです。これらの食品がない世界なんて、想像できませんね。ヒトの食生活は、どんなに貧しいものだったでしょう? 人類は、こんなに栄えられなかったに違いありません。
 また、菌類は、植物と大きく関わっています。植物のうち、九割以上が菌類と共生しているといいます。植物の根に、菌が棲んでいるのですね。
 菌がいないと植物は、うまく栄養を取れないようです。つまり、菌類がいなければ大部分の植物が育ちません。そんなことになったら、地球の生き物の危機ですね。菌類は、地球の生き物の命運を握っています。
 この展覧会には、かわいい菌のキャラクターがあちこちに登場します。これらは、『もやしもん』という漫画に登場する菌たちです。この漫画も、読んでみました。面白いですよ。ミュージアムショップにありますので、手に取ってみてはいかがでしょうか。


 「菌類のふしぎ」展の詳しい案内は、以下にあります。
 特別展:菌類のふしぎ(国立科学博物館内のページ)
 菌類のふしぎ(主催のTBSのページ)
  

図鑑↓↓↓↓↓には、残念ながら、菌類は載っていません。そのかわり、菌類と共生する植物が800種以上掲載されています。
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インターネット生物図鑑-zukan.net-
http://www.zukan.net
ぜひご利用下さい。

もやしもん―TALES OF AGRICULTURE (1)、石川 雅之著、2005年、イブニングKC、本体価格560円【もやしもん、6巻まで発売中】




2008年7月 5日

生物の多様性とは? 日本のサンショウウオの場合

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 近年の環境問題で、キーワードの一つが、「生物多様性」です。七月七日からの洞爺湖【とうやこ】サミットでも、おそらく、この言葉が飛び交うでしょう。
 「生物多様性」には、いくつもの意味があります。ここでは、「生物の種の多様性」について、説明しましょう。ごく簡単に言えば、「どれだけ多くの種がいるか」です。
 具体例を、挙げてみましょうか。日本のサンショウウオ(山椒魚)です。
 サンショウウオは、両生類の仲間ですね。日本には、二十種近くのサンショウウオが、分布します。中で、サンショウウオ科サンショウウオ属の種が、十五種ほどを占めます。
 小さな島国なのに、種が多い、と思いませんか? しかも、大部分が、日本の固有種です。これは、「種の多様性が高い」状態です。豊かな自然があることを、示します。
 サンショウウオといえば、オオサンショウウオが有名ですね。けれども、ほとんどのサンショウウオは、あんなに大きくなりません。小型で、目立たない生き物です。
 日本では、互いに、外見が似た種が多いです。写真では、種の区別に困るほどです。
 なぜ、狭い範囲に、似た種が、いくつも分布するのでしょうか?
 サンショウウオが、移動しにくい生き物だからです。彼らは、空を飛べません。歩く速度も、ゆっくりです。そのうえ、水から離れて生きられません。
 ほんの数kmでも、水がない陸に隔てられたら、彼らは、仲間と会えません。このため、地域ごとに、別々の種が、進化しました。
 例えば、アベサンショウウオという種がいます。京都府・兵庫県・福井県の、ごく一部にしか分布しません。また、オオイタサンショウウオという種がいます。大分県・熊本県・宮崎県、そしてなぜか離れて、高知県の一部に分布します。
 前記のとおり、日本のサンショウウオには、不思議な分布をする種がいます。この謎は、解けていません。解ける前に、絶滅しそうな種もいます。
 地域ごとの個体数は、どの種も少ないです。うっかり開発が進んだら、たちまち絶滅するでしょう。仮にも「先進国」ならば、そんな事態には、したくありませんね。



図鑑↓↓↓↓↓には、日本のサンショウウオが、十種ほど掲載されています。
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 最近、アベサンショウウオについて、悲しいニュースがありました。詳しくは、以下を御覧下さい。こんなことが、起こらない社会にしたいですね。
 兵庫・豊岡のサンショウウオ保護区近辺に産廃(産経ニュース 2008/06/10)


 過去の記事でも、サンショウウオを取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 今が見ごろ? 日本の山椒魚【さんしょううお】たち(2008/03/17)
 2008カエル年【amphibian ark 2008/YEAR OF THE FROG】(2008/02/29)
 真冬が恋の季節? サンショウウオ(2007/12/07)
 氷河期の生き残りキタサンショウウオ(2005/11/07)
 などです。



2008年4月15日

東京にエイリアン襲来? 科学館でエイリアン展

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 東京のお台場で、エイリアン展という展覧会が開催されています。会場は、日本科学未来館です。これを観に行ってきたので、報告しますね。
 なぜ、ここのブログで、エイリアン展の報告をするのか、不思議に思う方がいるでしょう。この展覧会は、単に「宇宙人」を紹介しているのではないからです。地球以外の生き物を、科学的に、考察しています。異星の生き物を考えるのに、地球の生き物が、参考にされています。想像力が刺激されて、楽しいですよ。
 例えば、深海の生き物です。深海は、とても厳しい環境ですね。どの要素を見ても、暮らしやすいとは思えません。高い水圧、届かない光、乏しい食べ物などです。
 そんなところでも、生きているものがいます。私たちが「棲める」と思う環境でなくても、生きられるわけです。ということは、地球の深海のような環境が、他の星にあったら? そこにも、生き物(エイリアン)が、いるかも知れません。
 エイリアン展では、深海の生き物が、多く紹介されています。コウモリダコ、ウミグモ、ダイオウグソクムシ、オニキンメ、フクロウナギなどが、展示されています。
 他にも、奇妙な生き物が、何種も紹介されています。「奇妙」というのは、あくまで、ヒトから見た視点です。彼ら自身にすれば、それが「普通」でしょう。
 例えば、身近な昆虫です。彼らも、「奇妙」な特徴を持ちます。
 ハエは、脚【あし】で味を見ます。バッタは、脚で音を聞きます。異星の生き物も、こういった特徴を持つかも知れません。環境の中で有利であれば、地球の生き物と、同じ特徴を持つ可能性があります。
 展覧会には、「科学的に想像されたエイリアン」の展示もあります。二つの惑星が仮定され、そこに棲む生き物たちが紹介されています。私としては、「地球より、ずっと濃い大気を持つ惑星」の生き物が、面白かったです。空を飛ぶ生き物が多いのですね。「地球の大気もこんなに濃かったら、クジラが空を飛んだかも?」と、想像してしまいました。
 『へんないきもの』が好きな人に、お勧めの展覧会です。


 エイリアン展の案内は、以下にあります。
 エイリアン展(日本科学未来館内のページ)
 日本科学未来館のサイト(トップページ)


 生き物に関する展覧会は、他にも、開催中です。連休に向け、間もなく開催される展覧会もあります。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 春休みは、東大でお勉強? 鳥のビオソフィア展(2008/03/26)
 生物学を楽しく学べる、ダーウィン展(2008/03/20)
 「ファーブルにまなぶ」、虫の声の聴き方?(2007/10/11) ※滋賀県立琵琶湖博物館が会場【2008年4月29日(火・祝日)~8月31日(日)】



図鑑↓↓↓↓↓には、動物・植物約1,800種が掲載されています。
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UK-JAPAN2008 WEBサイトに記事掲載!


2008年4月14日

ネットで、知りたいことを上手に知るには? 番外編

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 以前、ネットの上手な活用法の話を、六回にわたって、お送りしましたね。(「ネットで、知りたいことを上手に知るには?その1」から「その6」)
 今回は、その番外編をお届けします。ネットの情報の見きわめ方です。
 ネットの世界は、移り変わりが速いですね。日々、新しい情報が、載せられています。
 だからといって、常に、最新の情報があるとは、限りません。ずっと以前に書かれた情報が、そのままあることが、珍しくありません。
 時間が経てば、状況は変わりますね。書かれた時点では正しくても、後に、正しくなくなることがあります。そうなっても、修正されない情報が、多いです。
 最新の情報を、常に追い続けるのは、大変なことです。現代は、どんどん新しい情報が、現われますからね。一人の人間が、追いきれるものではありません。
 ネットで情報を発信する人(送り手)に、すべての責任をかぶせるのは、酷ですね。現実問題として、無理です。受信する人(受け手)のほうが、「正しいか、正しくないか」判断するしかありません。
 どうやったら、そのような判断ができるでしょう? 二つの方法があります。
 一つは、「情報の日時を確かめること」です。できるだけ、新しい情報を入手しましょう。新しく書かれたものは、最新の情報である可能性が高いです。
 ただし、例外もあることを、忘れてはいけません。「書かれたのが新しくても、内容が古い」ことが、よくあります。
 もう一つは、「複数の源【みなもと】から、情報を得ること」です。一つの源からの情報を、鵜呑【うの】みにするのは危険です。発信者が勘違いしていたり、悪意を持っていたりしたら、誤った情報を、信じてしまうことになります。
 二つ以上の源から、情報を得れば、内容を比較できますよね。みな同じ内容なら、「ほぼ正しい」と判断できます。食い違いが激しければ、「正しくない可能性が高い」となります。
 ネットの書き手として、私も、正しい情報を得るよう、努力します。


 過去の記事でも、ネットの上手な活用法を紹介しています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 ネットで、知りたいことを上手に知るには? その1(2007/07/18)
 ネットで、知りたいことを上手に知るには? その2(2007/07/21)
 ネットで、知りたいことを上手に知るには? その3(2007/07/24)
 ネットで、知りたいことを上手に知るには? その4(2007/07/26)
 ネットで、知りたいことを上手に知るには? その5(2007/07/28)
 ネットで、知りたいことを上手に知るには? その6(2007/07/31)
 


図鑑↓↓↓↓↓には、動物・植物約1,800種が掲載されています。
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2008年4月11日

トンビやオケラは、存在しない? 生き物の名前の話

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 生き物について調べる時、皆さんは、どうやって調べますか?
 最近は、ネットで調べる人が多いでしょうね。けれども、ネットの情報は、不正確なことも多いです。昔ながらに、本の図鑑や事典で調べる人も、多いでしょう。
 ところが、図鑑などで調べると、困ることがあります。「調べたい生き物が、見つからない」ことです。「図鑑などに、載っているのに、見つからない」ことが、よくあります。
 例えば、トンビという鳥がいますね。日本では、とても平凡な鳥です。なのに、普通の鳥類の図鑑で、「トンビ」を探しても、見つかりません。
 また、オケラと呼ばれる昆虫がいます。昔から、日本人に親しまれた虫です。が、昆虫図鑑で「オケラ」を探しても、見つからないことが多いです。
 こうなる原因は、「生き物の名前」にあります。「トンビ」も、「オケラ」も、正式な名前ではありません。通称です。そのために、普通の図鑑には、載っていないのです。
 生き物を調べるには、その生き物の「正式な名前」を知るのが、重要です。
 でも、普通の人は、そんなことに詳しくありませんよね。詳しくないからこそ、調べたいはずです。どうしたら、調べられるでしょう?
 最近では、名前以外で調べられる図鑑などが、登場しています。棲む場所、体の色、現われる季節などで、調べられます。そのようなものを利用すれば、便利ですね。
 通称と、正式な名前が違うのは、不便に感じるでしょう。これには、それなりの理由があります。通称は、広い地域に通じないからです。ある地方の通称が、他の地方で、通じるとは限りません。これでは、違う地方の人同士が、話をするのにも困りますね。
 日本の生き物には、標準和名【ひょうじゅんわめい】という名前が、付けられています。日本で、生き物の「正式な名前」といえば、標準和名のことです。前記の例でいえば、トンビの標準和名は「トビ」、オケラの標準和名は「ケラ」となっています。
 名前で生き物を調べるには、注意が必要ですね。知っている名が、標準和名とは限りません。名前だけで調べないで、他のやり方でも、調べてみましょう。


 過去の記事でも、生き物の名前について、取り上げています。また、「トンビ」や「オケラ」も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 新しい名前で出ています――魚類の改名(2007/02/02)
 差別語を含む生き物の名は、改名すべき?(2007/01/09)
 トンビは猛禽【もうきん】か?(2006/11/17)
 ヨシとアシは同じもの?(2006/09/08)
 一文無しどころか万能昆虫のオケラ(2006/03/24)
 学名ってなんですか?(2005/09/30)
などです。



図鑑↓↓↓↓↓には、名前以外の方法でも、生き物を検索することができます。
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2008年4月 1日

ネッシーは、保護動物に指定されている?

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 伝説の生き物として、ネッシーを知らない人はいないでしょう。英国、スコットランドのネス湖にいる、といわれる未確認動物ですね。残念ながら、現在では、「実在の可能性は、ほとんどない」とされています。
 ところが、「ネッシーは、英国の保護動物に指定されている」という話があります。「実在しないかも知れないものを、保護動物にする」などということが、あるのでしょうか?
 私が調べた限りでは、「ネッシーが保護動物である」という確実な証拠は、ありませんでした。では、なぜ、こんな話が生まれたのでしょう?
 この話は、誤解から生まれたようです。話の基になったのは、以下のような事実です。
 まず、「ネッシーに関する論文が、学術的な雑誌に載った」ことがあります。これは、本当です。この論文は、ネス湖の調査報告でした。「ネス湖の調査で、謎の物体が、写真撮影された」ことが、報告されています。
 謎の物体の正体は、今でも、明らかになっていません。不明瞭なため、何が写っているのか、よくわからないのです。流木か、大きな魚のようにも見えます。
 論文の中では、「これは、ネッシーである可能性がある」とされています。あくまで「可能性がある」であって、絶対にそうだというわけではありません。
 この論文の中で、ネッシーの学名が提唱されています。学名とは、国際的に通用する、正式な生物の名前です。必ず、ラテン語で付けられます。ネッシーの学名は、Nessiteras rhombopteryx【ネッシテラス・ロンボプテリクス】です。
 英国の規則では、「保護動物を指定するには、その生物に、学名が付いていなければならない」そうです。つまり、規則のうえでは、学名さえ付いていれば、未確認動物でも、保護動物にできます。これが、誤解されたのですね。「ネッシーは、規則のうえでは、保護動物にできる」が、「ネッシーは、保護動物にされた」に変わってしまったようです。
 ロマンのない話で、申し訳ありません。でも、科学的な事実と、ロマンとは、分けなければいけませんね。ネッシーがいなくても、世界のロマンは、尽きることはないでしょう。


 過去の記事でも、エイプリルフールや、未確認動物にちなんだ話を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 殻があっても貝じゃない、エボシガイ(2007/10/22)
 人魚のミイラが実在する?(2007/04/01)
 世界最大の亀(カメ)はどこにいる?(2006/04/03)
 偽造の元祖? ピルトダウン人(2006/04/01)
などです。



2008年3月26日

春休みは、東大でお勉強? 鳥のビオソフィア展

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 春休み、各地で、いろいろなイベントが開かれています。親御さんのお財布には、痛手ですね(笑) そこで、無料で楽しめるイベントを、紹介しましょう。
 それは、「鳥のビオソフィア」という展覧会です。東京大学の総合研究博物館で、開催中です。博物館には、東大の関係者でなくても、入れます。
 この展覧会では、鳥の標本が、たくさん見られます。卵の標本、骨格の標本、剥製【はくせい】の標本などです。中で、お勧めのものを、挙げてみましょう。
 まずは、エピオルニスの卵です。エピオルニスとは、かつて、マダガスカルにいた巨大な鳥です。ダチョウより、もっと大型でした。むろん、飛べません。
 エピオルニスの卵は、ヒトの新生児くらいあります(!) 世界最大の、鳥の卵です。
 骨格標本では、鳥の思わぬ姿が、見られます。クジャクの脚が長いことを、御存知でしたか? アオサギの体が、首の長さに比して、とても小さいことは? 骨格でなければ、これらのことは、わかりませんね。
 絶滅した鳥類の骨も、展示されています。ニュージーランドのモア、モーリシャス諸島のドードー、ブラジルの巨大な肉食鳥パラフィソルニスなどです。
 剥製標本には、美しいものが多いです。私のお勧めは、オオフウチョウの剥製ですね。
 オオフウチョウは、ニューギニア島に分布するフウチョウの仲間です。雄(オス)の羽毛が、たいへん美麗なことで、有名です。剥製でも、その美しさは伝わります。
 もう一つ、必見の剥製があります。ワタリアホウドリの標本です。
 生きたワタリアホウドリは、めったに見られません。広大な沖の海で、一生を過ごすからです。けれども、一目見たら、忘れないでしょう。現在、空を飛ぶ鳥の中では、最大だからです。両翼を合わせると、3mもの長さになります。
 この展覧会のワタリアホウドリは、翼を閉じています。それでも、「こんな大きなものが、空を飛ぶのか」と、びっくりします。会場で、ひときわ大きい、白い剥製です。
 驚いて、楽しみながら、鳥について勉強できます。ぜひ、お運び下さい。


 鳥のビオソフィア展について、詳しくは、以下のページを御覧下さい。
 鳥のビオソフィア(博物館内のページ)
 東京大学総合研究博物館トップページ


 過去の記事でも、二〇〇八年の春休みのイベントを取り上げています。また、フウチョウや、アホウドリについても、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
  生物学を楽しく学べる、ダーウィン展(2008/03/20)
 クロツラヘラサギとアホウドリ、未来へ羽ばたく(2008/02/21)
  アホウドリの熱愛度は鳥類一?(2007/02/12)
 楽園の鳥の楽園? インドネシアのパプア州とパプア・ニューギニア(2006/02/09)



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2008年3月20日

生物学を楽しく学べる、ダーウィン展

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 もうじき春休みですね。お出かけに、東京・上野の国立科学博物館はいかがでしょうか? ちょうど、面白い展覧会が開催されています。
 それは、ダーウィン展という展覧会です。チャールズ・ダーウィンは、進化論を提唱した人ですね。彼の業績と生涯を、紹介しています。私は、早速、観てまいりました。
 進化論などというと、難しそうですね。けれども、そんなことはありません。とてもわかりやすく解説されています。退屈しませんでした。
 展覧会では、精密な模型や、貴重な標本が見られます。それらを見るだけでも、楽しいですよ。「ヒトと間違えられたオオサンショウウオの化石」、「アルマジロを巨大にしたような、グリプトドンの化石」、「本物そっくりのアルマジロや、レア(ダチョウに似た飛べない鳥)の剥製【はくせい】」などが、目を引きます。「生きている化石」シーラカンスが泳いでいる映像や、本物のシーラカンスの標本も、見られます。
 私のお勧めは、数々の骨格標本です。フナのような平凡なものから、ツチブタなどの珍獣までの、骨の形が見られます。見比べれば、違う種のものでも、共通したところがあるのに気づくでしょう。進化論は、このような考察から、生まれました。
 展覧会には、生きた動物も来ています。中で、必見なのは、ガラパゴスゾウガメの「太郎」でしょう。1m以上もの甲羅を背負って、堂々のお出ましです。
 ダーウィンの生涯は、前半生が、波乱に満ちています。有名な「ビーグル号での探検」にいたるまで、ですね。ビーグル号とは、世界一周探検をしたイギリスの軍艦です。
 ダーウィンは、幼少期から天才だったのではありません。彼の才能が開花したのは、大学を出てからです。それには、おおぜいの人の支えが必要でした。
 展覧会の全体を通してみると、「なぜ、進化論が生まれたのか」が、わかります。ダーウィンの考えの軌跡【きせき】が、丁寧にたどられているからです。前時代の科学の業績や、ダーウィン自身による実地調査を踏まえて、進化論は生まれました。
 まれに見る、良質な展覧会だと思います。ぜひお出かけ下さい。


 ダーウィン展は、東京の次に、大阪にも巡回します。関西方面の皆さんは、今年(二〇〇八年)の夏休みを、楽しみにして下さい。
 ダーウィン展の公式サイトや、会場となる国立科学博物館、大阪市立自然史博物館のサイトは、以下にあります。
 ダーウィン展公式サイト
 国立科学博物館のサイト
 大阪市立自然史博物館のサイト


図鑑↓↓↓↓↓には、動物・植物約1,800種が掲載されています。
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UK-JAPAN2008 WEBサイトに記事掲載!


2008年1月22日

アサギマダラ

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 この切手は、1987年に昆虫シリーズ・第4集として発行されたもののようです。学名も記載されています。美しい切手です。素晴らしいですね。アサギマダラ 切手画像
和名:アサギマダラ
学名:Parantica sita
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※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

日本切手 【1987/01/23 昆虫シリーズ・第4集】

※この切手が出された年代に誤りがありましたら是非教えて下さい。




 過去の記事に、アサギマダラなどの画像もあります。よろしければそちらもご覧ください。
 リュウキュウアサギマダラ(2007/06/23)

 アサギマダラ(2007/01/07)
などです。



図鑑↓↓↓↓↓には、アサギマダラが掲載されています。
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2007年10月17日

生命の星・地球をまるごと体感!博物館へ

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 文化の秋にちなんで、また、博物館へ行ってまいりました。神奈川県立の、生命の星・地球博物館です。神奈川県の小田原市にあります。
 名のとおり、地球のことを、すべて扱っている博物館です。鉱物・植物・動物のコレクションが、充実しています。生き物の化石も、たくさんあります。
 ここの博物館で、素晴らしいと思ったのは、「さわれる」展示が多いことです。
 例えば、オーストラリアにしかいない、珍しい動物の、ハリモグラやカモノハシ。南米のアルマジロやカピバラ。インドのインドサイ。これらの剥製【はくせい】標本に、全部、さわれます。アンモナイトや、古代の巨木の化石にも、さわれます。
 「ハリモグラの体毛は、本当に針みたいなのか」とか、「アルマジロの皮膚は、本当に鎧【よろい】みたいなのか」とか、さわらなければ、わかりませんよね。実際にさわれたおかげで、いちだんと深く、ものごとを知った感じです。
 目の不自由な人にとって、ここは、とても面白いでしょう。普通の博物館では、標本にさわることは、ほとんどできませんものね。それでは、あまり楽しめないでしょう。ここは、点字の解説も付いています。誰でも、体感して、楽しめますね。
 残念なことに、一部、壊れた標本がありました。カンガルーの剥製【はくせい】標本が、さわれない状態でした。誰かが、乱暴にさわったために、壊れてしまったようです。
 剥製【はくせい】標本は、たいへん壊れやすいものです。不特定多数の人にさわらせるなんて、普通は、考えられません。でも、「より多くの人に、より多くのことを知ってもらいたい」と、博物館の人たちが考えたのでしょう。その気持ちに応えたいですよね。標本は、壊さないように、そっとさわりましょう。
 博物館では、今、特別展「ナウマンゾウがいた!」を開催中です。この会場に、「匂いを嗅げる」展示がありました。本物の、アジアゾウの糞【ふん】です。透明なカプセルに包まれています。カプセルの蓋を開けると……臭かったです(笑) しっかり体感させてもらいました。ゾウだけに、大きな「ウン(運)」がつくかも知れません。


 神奈川県立 生命の星・地球博物館のサイトは、以下にあります。開催中の特別展「ナウマンゾウがいた!」のページもあります。この特別展は、11/4(日)までです。
 神奈川県立 生命の星・地球博物館
 特別展「ナウマンゾウがいた!」


 過去の記事でも、いろいろな博物館を紹介しています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 「ファーブルにまなぶ」、虫の声の聴き方?(2007/10/11)
 馬肥ゆる秋に、馬の博物館へ(2007/10/6)
 夏休みの宿題の参考に、東京大学へ? 東大総合研究博物館(2007/8/9)
 「腹びれのあるイルカ」はどうなった?(2007/2/6)
などです。


2007年10月12日

秋のバラが咲き始めました。それから、スズメバチにご注意!




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 御苑では、秋のバラが咲き始めました。各地の公園やお庭でも咲き始めているのではないでしょうか。  
 さて、話題はがらっと変わりますが、先日こちらのバラを撮影した新宿御苑で『スズメバチ』が飛んでいるのを見かけました。
 他の山、公園などなどいろいろなところでも、お見かけするのではないでしょうか?
 週末行楽にお出かけの方は、くれぐれもお気をつけくださいね。


'インターナショナル・ヘラルド・トリビューン' 作出:1984年 イギリス ハークネス
和名:バラ 園芸種 'インターナショナル・ヘラルド・トリビューン'
学名:Rosa hybrida hort 'International Herald Tribune'

※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

東京 新宿 【2007.10.06】


 過去の記事で、スズメバチの記事を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 ハチクマはスズメバチの天敵?(2007/09/24)
 トラフカミキリは、スズメバチのそっくりさん(2007/09/21)
 スズメバチは喧嘩に強い、でも寒さに弱い(2005/10/24)   などです。
   


図鑑↓↓↓↓↓には、オオスズメバチ 、キイロスズメバチ 、キボシアシナガバチ 、クロスズメバチ 、コガタスズメバチ 、スズバチ 、など10種が掲載されています。
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2007年9月11日

夕景

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※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

東京都 港区 【2007.09.07】


2007年8月 9日

夏休みの宿題の参考に、東京大学へ? 東大総合研究博物館

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 八月も半ばにさしかかろうとしています。学生の皆さん、宿題は進んでいますか? 今回は、宿題の参考になりそうな場所を紹介しましょう。
 そこは、東京大学の、本郷キャンパスの中にあります。東京大学総合研究博物館です。現在、ここで、二つの展覧会が開かれています。
 一つは、「Systema Naturae ―標本は語る」展です。この展覧会には、たくさんの動物・植物・鉱物の実物標本が、出品されています。TVや図鑑でしか見たことがないものを、実際に観察できますよ。
 例えば、水族館でジャンプしているイルカは、皆さんお馴染みでしょう。けれども、イルカの骨格がどうなっているかは、わかりませんよね。この展覧会では、本物のイルカの全身骨格を見られます。イルカの隣には、他の哺乳類の骨格もあります。ですから、違う種同士で、骨格を比べることができます。イルカの骨格と、他の哺乳類の骨格とで、後ろ半分を見比べて下さい。イルカの後脚が、完全に退化しているのが、わかるでしょう。
 貝類のコーナーなどは、見ているだけで楽しいです。貝殻には、美しいものが多いですからね。形だけでなく、名前も美しい貝があります。テンシノツバサ、ペガサスノツバサなどです。これら二種は、二枚貝です。二枚を広げて並べると、確かに、翼のように見えます。ぜひ、御自身の目で、「天使の翼」や「ペガサスの翼」を御覧下さい。
 もう一つの展覧会は、「遺丘と女神 ―メソポタミア原始農村の黎明」展です。こちらは、西アジアの考古学に関する展覧会です。一部、植物の栽培化や、動物の家畜化を、扱っているコーナーがあります。
 こちらでお勧めなのは、約九千五百年前の、ネコの遺体ですね。今のところ、人に飼われたネコとして、最古のものです。これまで、飼い猫にこんなに古い歴史があるとは、誰も思っていませんでした。飼い猫の研究上、画期的なネコです。
 総合研究博物館は、8/10(金)~8/14(火)と、毎週月曜日が休館日です。今回の展示では、入館無料です。休館日にお気をつけて、お越し下さい。


 東京大学総合研究博物館の展覧会については、以下に案内があります。
 東大総合研究博物館 
 「Systema Naturae ―標本は語る」展
 「遺丘と女神 ―メソポタミア原始農村の黎明」展


 過去の記事でも、夏休みのイベントを取り上げています。ネットでの調べものに役立つ記事も載せています。
 また、展覧会に関連して、先祖返りしたイルカや、飼い猫の祖先に関する記事も載せています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 楽しい夏休み企画、大昆虫帝国(2007/7/17) 
 ネットの上手な活用法(ネットで、知りたいことを上手に知るには? その1~その6)
 イエネコ(家猫)の祖先はリビアヤマネコ?(2007/7/2)
 「腹びれのあるイルカ」はどうなった?(2007/2/6)



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2007年7月26日

ネットで、知りたいことを上手に知るには? その4




 この記事は、『ネットで、知りたいことを上手に知るには?』シリーズの「その4」です。シリーズの『その1』『その2』『その3』を先に読んでから、お読み下さい。
 今回は、メールで質問をするやり方について、紹介しましょう。メールを使う時にも、ちょっとした工夫をすれば、質問に答えてもらえる可能性が高くなります。
 メールで質問をする時、最も大事なのは、「スパムメールに間違われないようにすること」です。スパムメールとは、こちらが望んでいないのに、宣伝やいたずら目的で送られるメールです。こんなメールと間違われたら、読まずに捨てられてしまいますね。
 スパムと紛らわしいメールは、避けなければいけません。
 まず、送り主の名前は、必ず書きましょう。これは、手紙でも同じですよね。送り主の名前がない手紙は、気味が悪いです。メールアドレスだけ書いて、名前がないのは、住所しか書いていない手紙と同じです。名前を書き忘れないようにしましょう。
 題名のないメールも、まずいです。スパムと間違われます。「お知らせ」や「質問」などの、内容がはっきりわからない題名も、スパムと思われやすいです。例えば、「トカゲについての質問です」など、内容のはっきりわかる題名を付けましょう。
 質問する時、写真などを、メールに添付したい場合があるでしょう。けれども、添付ファイル付きのメールを、いきなり送ってはいけません。間違いなく、スパムだと思われます。どうしても添付ファイルを付けたい場合は、最初に、添付ファイルなしのメールを送ってからにしましょう。そのメールで、「添付ファイルを送っていいでしょうか?」と訊ねます。「いいですよ」と言われてからでなければ、送ってはいけません。
 メールの文章は、敬語を使うのが当然ですね。メールの中で挨拶をするのも、当然です。でないと、失礼な人だと思われてしまいます。そう思われたら、質問に答えてもらえないでしょう。このあたりは、掲示板やブログで質問する時と同じです。
 ここまで、ネットでの上手な質問方法を紹介してきました。でも、「このとおりやったのに、返事がない」方がいるかも知れませんね。次に、更なる対策を紹介しましょう。
 この記事は、
ネットで、知りたいことを上手に知るには? その5に続きます。「その5」も、ぜひお読み下さい。

『ネットで、知りたいことを上手に知るには? その1』
『ネットで、知りたいことを上手に知るには? その2』
『ネットで、知りたいことを上手に知るには? その3』
 


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2007年7月24日

ネットで、知りたいことを上手に知るには? その3

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 この記事は、『ネットで、知りたいことを上手に知るには? その1』『ネットで、知りたいことを上手に知るには? その2』の続きです。「その1」・「その2」を読んでいない方は、先に、そちらをお読み下さい。
 ネットで質問をする時には、ちょっと工夫するだけで、答えをもらえる率が高くなります。その方法を紹介しましょう。今回は、ブログや掲示板で質問をする場合です。
 まず、「人物を特定できるハンドル名を名乗ること」です。「名無し」・「匿名」・「通りすがり」などの名は、やめましょう。
 ネットの一部では、こういった名での発言が多いですね。けれども、それは、ネット世界全体の常識ではありません。
 例えば、「名無し」と名乗って質問をするのは、「あんたに名乗ってなんかやらない。でも、私の質問に答えてよ」と、要求しているのと同じです。これは、失礼ですよね? 失礼な人だと思われたら、質問に答えてもらえないでしょう。
 次に、「挨拶【あいさつ】をきちんとすること」です。これも、失礼な人だと思われないためです。初めて書きこむ時には、「初めまして」と挨拶しましょう。
 同じく、失礼だと思われないためには、「敬語を使うこと」です。難しく考える必要はありません。普通に、「ですます調」で書けばいいのです。「正しい敬語を使おう」と、がんばらなくても大丈夫です。相手を敬【うやま】う気持ちがあれば、どうしたって、丁寧な言葉になりますよね。間違いがあっても、思いは伝わるものです。
 最後に、大事な秘訣【ひけつ】です。質問を書きこむだけでなく、そのサイトの感想も、一緒に書きましょう。こうすると、サイトの管理人は、喜びます。喜んだついでに、質問に答えてくれる可能性が高いです。
 感想は、なるべく、具体的なものがいいです。サイトの内容を、理解している証拠になるからです。自分が書いたものを評価されれば、誰でも嬉しいですよね。
 次回は、メールで質問をする場合について、うまい方法を紹介しましょう。
 この記事は、
ネットで、知りたいことを上手に知るには? その4に続きます。「その4」も、ぜひお読み下さい。

『ネットで、知りたいことを上手に知るには? その1』
『ネットで、知りたいことを上手に知るには? その2』
 


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2007年7月21日

ネットで、知りたいことを上手に知るには? その2

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 前回の記事『ネットで、知りたいことを上手に知るには? その1』は、読んでいただけたでしょうか? まだの方は、先に、前回の記事をお読み下さい。
 「ネットで調べものをしていて、どうしてもわからない」ことがあったら、誰かに訊くしかありませんね。誰に、どうやって訊いたら、うまく答えがわかるでしょうか?
 知りたいことについて、詳しいサイトを見つけたとします。サイト内を調べたけれども、疑問が解けませんでした。このサイトの管理人に、質問してもよいでしょうか?
 ブログのコメントや掲示板に書きこんだり、メールを送ったりする前に、ちょっと待って下さい。もう一度、サイト全体を、よく読んでみましょう。
 サイトによっては、「はじめに」や「このサイトについて」といったコーナーがあります。「お知らせ」・「information」・「最近のニュース」などのコーナーがある場合もあります。
 これらのコーナーは、必ず読みましょう。重要なお知らせや、サイト内の規則について、書いてあることが多いからです。
 例えば、「質問は一切お断り」というサイトもあります。そんなところで質問をしたら、無駄になってしまいますね。また、「管理人が忙しくて、しばらくネットにつなげません」というお知らせがあるかも知れません。そこへ質問をしたら、いつまで経っても、答えがなさそうです。
 サイトに、管理人紹介(プロフィール)のコーナーがあれば、それも必ず読みましょう。管理人が、質問に答えてくれそうかどうか、わかるからです。例えば、鳥の専門家に、魚の質問をしても、答えてくれないだろう、とわかりますね。
 サイト全体を読んで、答えてくれそうだとわかったら、質問してみましょう。
 掲示板やブログがあれば、まずは、そこへ書きこむのがいいと思います。知らない人からのメールは、警戒されやすいからです。こちらが書きこめる場所がなければ、メールを出すしかありませんね。
 次の記事で、「掲示板、ブログ、メールなどでの質問の仕方」を紹介しましょう。
 この記事は、
ネットで、知りたいことを上手に知るには? その3に続きます。「その3」も、ぜひお読み下さい。

『ネットで、知りたいことを上手に知るには? その1』
 


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2007年7月18日

ネットで、知りたいことを上手に知るには? その1

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 もうじき夏休みですね。最近は、宿題をネットで調べるという人が多いようです。学校の宿題でなくても、ネットで調べものをする人は多いですね。
 「掲示板やメールで、わからないことを訊ねる」のは、よくあるやり方です。同じ訊ねるのでも、ほんの少し、やり方を工夫するだけで、とても便利になります。遠回りに見えるやり方のほうが、じつは効率がいいのですね。そのやり方を、紹介しましょう。
 まず、「思いついた時点で、すぐに掲示板に書きこんだり、メールを送ったりしないこと」です。いきなり他人に訊くのではなく、自分で、ある程度は調べましょう。
 今や、ネットには、膨大な情報があります。普通の人が思いつきそうな疑問は、たいてい、どこかで誰かが答えを書いています。それを探しましょう。
 「そんなの面倒じゃないか。訊いたほうが早い」と思いますか? そのとおりですね。けれども、ちょっと待って下さい。訊かれるほうの立場になって、考えてみましょう。
 知識を持つ人は、他人から質問されることが多いです。それも、同じ質問を、何回もされることが多いです。普通の人が疑問に思うのは、たいがい、同じことですから。
 何回も同じ質問をされたら、皆さんはどう感じますか? うんざりしますよね。答えを知っていても、答える気力をなくすでしょう。
 ですから、いきなり質問をするのは、効率が悪いやり方です。答えてもらえない可能性が、高いからです。まずは、自分で調べてからのほうが、早くわかります。
 訊きたい分野の掲示板やブログを見つけたら、日付をさかのぼって読んでみましょう。前の書きこみに、答えがある可能性が高いです。知りたいことに関する言葉を、サイト内で検索してみるのも良いですね。ここのブログのように、「サイト内検索コーナー」が付いているところもあります。せっかくの機能は、使わなければ損ですね。
 サイトによっては、「FAQ」や「よくある質問」のコーナーがあります。「FAQ」とは、「よくある質問・回答集」のことです。こういうところは、ぜひ読んでみましょう。
 それでもわからなければ、質問ですね。次に、質問のやり方を紹介します。

 この記事は、
ネットで、知りたいことを上手に知るには? その2
に続きます。「その2」も、ぜひお読み下さい。
 




 ブログ内検索方法をご紹介します。当ブログで考えて見ましょう。
 他のブログやGoogle、Yahooなどでも同じようにできますから参考にしてください。




 検索したいキーワードを入力します。
 例えば、 『ヤモリ』とキーワードを入力してみます。入力したら、下の検索ボタンをポチッとクリックします。

 


 上記のような、検索結果画面が表示されます。お好きな記事を選択して読みます。
 とっても簡単ですね。

 
 

図鑑↓↓↓↓↓には、動物・植物約1,800種が掲載されています。
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ぜひご利用下さい。

2007年5月31日

人食いザメより、サメ食い人のほうが多い?【ワシントン条約締結国会議6月3日~15日】




 二〇〇七年の六月三日から、十五日まで、ワシントン条約の会議が行なわれます。場所は、オランダのハーグです。ワシントン条約締結国会議としては、十四回目になります。
 日本も、ワシントン条約の締結国の一つです。今回の会議にも、もちろん出席します。会議では、日本が主導的な立場を取ることを期待したいですね。日本は、たくさんの生き物や、その派生物を輸入しているからです。
 会期中には、多くの議題が議論される予定です。今回は、漁業規制について、多くのことが取り上げられるのでは、といわれます。例えば、今回の会議では、サメの規制が話し合われる予定です。
 普通の人は、「サメの数が減っている」なんて、思いもしないでしょう。普段、「サメを食べている」という意識がある人は、少ないからです。
 世界では、大量のサメが、食用に漁獲されています。日本近海でも、たくさん捕られています。例えば、日本の東北地方では、モウカザメと呼ばれるサメが、よく食べられます。モウカザメという名は方言名で、標準和名はネズミザメというサメです。
 今回の会議で、ネズミザメに近縁なニシネズミザメの取引規制が、議題に上げられています。また、アブラツノザメというサメの規制も、議題に上げられています。
 アブラツノザメも、日本近海で捕られています。そのまま食べたり、練り製品の材料にされたりします。肝油【かんゆ】の原料としても、重要です。世界的に見ると、英国の有名な食べ物、フィッシュ・アンド・チップスの材料にされることが多いです。
 サメといえば、人食いザメを連想する人もいるでしょう。実際には、「サメを食べる人」のほうが、はるかに多いです。このために、獲られ過ぎて、絶滅しそうなサメがいるわけです。サメよりも、ヒトのほうがずっと強いですね。
 私たちは、自分たちが、とても強力な生き物であることを、忘れてはいけないと思います。強力なものは、気づかないうちに、弱いものを虐待しがちです。強力なぶん、私たちは、他の生き物を尊重する義務がある、と考えるべきでしょう。


 以下のページに、今回のワシントン条約会議について、詳しい情報があります。規制が提案されている種の一覧も、載っています。
 第14回ワシントン条約締結国会議(トラフィック・イーストアジア・ジャパン 2007/05/24)
 ワシントン条約附属書改正提案一覧(トラフィック・イーストアジア・ジャパン 2007/05/30)
 ワシントン条約会議にむけ、保全すべき10の生物を発表(WWFジャパン 2007/05/16)


 過去の記事でも、ワシントン条約会議の議題になっている生き物を取り上げています。宝石サンゴと、ヨーロッパウナギです。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 宝石のサンゴはサンゴ礁のサンゴか?(2007/3/5)
 ウナギの繁殖の謎は解けたか?(2006/7/21)



図鑑↓↓↓↓↓には、オグロメジロザメ、ネムリブカなどのサメやウナギや、サンゴの仲間が掲載されています。
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2007年5月29日

マングローブ

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和名:オヒルギ
学名:Bruguiera gymnorrhiza (L.) Lam.

※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

沖縄 比嘉市 【2007.05.18】



図鑑↓↓↓↓↓には、残念ながらオヒルギは載っていませんが、メヒルギは掲載されています。
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2007年4月24日

ファーマーズマーケット 犬たち4

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※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

アメリカ サンフランシスコ【2007.03.10】

 

2007年4月21日

深海生物が好きな人、集まれ! 相模湾【さがみわん】の生物展覧会

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 東京・上野の国立科学博物館で、特別展『花』が開かれています。昨日御案内しましたね。(花のことがいろいろわかる、展覧会『『花 FLOWER ~太古の花から青いバラまで~』』) 科学博物館で、もう一つ、とても面白い展覧会が開かれています。
 それは、「相模湾の生物 きのう・きょう・あす」です。神奈川県沿いの海、相模湾の生物を紹介しています。私は観てきました。
 深海生物ファンなら、「相模湾」という名に、聞き覚えがあるはずです。相模湾は、世界でも有数の、深海生物の宝庫ですね。
 この展覧会は、深海生物ファンには必見です。相模湾の深海生物の動画が観られます。一般家庭では望むべくもない大画面で、です。有櫛動物【ゆうしつどうぶつ】のチョウクラゲの仲間が泳ぐ姿や、カニの一種のエゾイバラガニが夫婦(つがい)でいる様子が、写されています。
 チョウクラゲの仲間は、普通の人ではめったに会えない生き物です。蝶(チョウ)という名のとおり、透明な体で、羽ばたくように泳ぎます。優雅なその動きを見ていると、神秘的な気分になります。
 エゾイバラガニのつがいは、なんと、雄(オス)が雌(メス)を持ち運びます。他の雄に、雌を取られないためのようです。大きな雄が、小柄な雌を鋏【はさみ】でつかみ上げる様子は、滑稽【こっけい】で笑ってしまいます。
 他にも、貴重な展示物がたくさんあります。私のお勧めは、クモヒトデの仲間、テヅルモヅルの標本です。樹木のように細かく枝分かれした腕が、よく保存されています。
 もう一つのお勧めは、コトクラゲの標本です。コトクラゲは、日本でこれまでに三例しか報告がない、たいへん珍しい生物です。チョウクラゲと同じ有櫛動物の一種です。
 この展覧会は、地味ですが、マニアにはたまりません(笑) 一見、冴えない標本が、世界的に貴重なものであることが多いです。あまり宣伝されていないためか、会場は空いています。ぜひ、会場で、「深海生物ひとり占め」気分を味わって下さい。


 過去の記事でも、深海生物を取り上げています。また、有櫛動物【ゆうしつどうぶつ】のツノクラゲも取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 ホタルイカはなぜ光る?(2007/4/12)
 ラブカはなぜ「生きている化石」か?(2007/1/27)
 クラゲと付いてもクラゲでない? ツノクラゲ(2006/7/29)
 

2007年4月 3日

ファーマーズマーケット

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 キャベツやブロッコリーなど


 芽キャベツ


 チューリップ


※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

アメリカ サンフランシスコ【2007.03.10】

 
 メインの図鑑↓↓↓↓↓には、
キャベツ(ブロッコリー)、チューリップが掲載されています。
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2007年4月 1日

人魚のミイラが実在する?

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 今日はエイプリル・フール、嘘をついてもいい日ですね。これにちなんで、今回は「嘘のような本当の話」をお届けしましょう。
 人魚といえば、現代の普通の人は、架空の存在だと思いますよね。ところが、「人魚のミイラ」と呼ばれるものが、いくつも実在します。私も見たことがあります。
 伝説のとおり、ミイラは、上半身がヒトで、下半身が魚の形をしています。正直なところ、美しいとは言いがたいです。アンデルセンの『人魚姫』とは大違いです。
 ミイラは、むろん、偽物【にせもの】です。人魚の形を模して、人が作ったものです。多くは、サルの体と魚の体をつないでいます。江戸時代ころに、日本でよく作られました。昔の日本でも、西洋と同じく、人魚がいると信じられたようです。
 なぜ、こんなものが作られたのでしょうか? 見世物【みせもの】にするためです。
 江戸時代の日本は、見世物が盛んでした。平和が続いたので、娯楽が発達したのですね。人魚のミイラ以外に、鬼の首や、河童の手といったものが、見世物にされました。もちろん、すべて偽物です。人々の好奇心を刺激するために、作られました。
 これらの見世物が、なんと、外国の博物館に収蔵されています。オランダのライデン博物館です。江戸時代、来日したヨーロッパ人が、国に持ち帰ったものです。
 見世物を持ち帰った人々は、日本に人魚が実在すると思ったのでしょうか? そうではありません。彼らは、それらが作り物であることを、ちゃんと知っていました。日本の「見世物文化」を紹介するために、持ち帰ったのです。日本という国を、まるごと知ろうとする姿勢が感じられますね。当時のヨーロッパでは、日本は未知の国でした。
 人魚のミイラは、日本以外の国でも作られました。他の国でも、「見世物」にあたいする娯楽があったからです。どういうわけか、人魚の存在は、世界各地で信じられていました。このために、各国で、「にせ人魚」が作られました。
 「にせ人魚」を見世物にした昔の人を、笑うことはできません。それは、当時なりの、知的好奇心の現われです。未知のものを探究する心は、なくしたくありませんね。


 過去の記事でも、人魚のような、ちょっと不思議な話を取り上げています。「妖怪だと思われていたものが、普通の生き物だった」といったことです。よろしければ、以下の記事もご覧下さい。
 ヨシとアシは同じもの?(2006/9/8)
 しゃべるナマズがいる?(2006/8/11)(2006/2/20)
 妖怪の正体見たりウシガエル(牛蛙)(2006/8/7)

などです。
 このほか、さまざまな生物に関するコラム、Q&A、画像など盛りだくさんです。過去の記事は各カテゴリよりどうぞご覧ください。

 昨年(2006年)のエイプリル・フール記事もあります。よろしければ、こちらもお楽しみ下さい。
 偽造の元祖? ピルトダウン人(2006/4/1)

2007年3月31日

ファーマーズマーケット 犬たち3



※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

アメリカ サンフランシスコ【2007.03.10】

 

2007年3月25日

ファーマーズマーケット 犬たち2

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※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

アメリカ サンフランシスコ【2007.03.10】

 

2007年3月24日

ファーマーズマーケット マッシュルーム【キノコ】屋さん

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 よ~く見ると、シイタケ(左)シメジ(右)と書いてありますよ(笑)。




※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

アメリカ サンフランシスコ【2007.03.10】

2007年2月25日

Castle lakeの看板

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 Castle lake 出入り口の看板
 1)あなたが持ってきた魚を、川や湖に放流しないでください。
 2)クリスマス・ツリー用に、モミノキを切らないでください。
 3)水辺から200フィート以内は、キャンプ禁止
 4)ペットは繋いでください。


 などの注意書がされていました。車の鍵らしいものを貼っていますが、日本でも似たような光景を見ますね。


アメリカ ノース・カルフォルニア【2007.01.19】

2007年2月20日

季節の動物を探す(観察する)宿題

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 季節の動物を探す(観察する)宿題が出ました。でも、どうやって調べればいいのかわかりません。どうしたらいいですか?


 季節の動物を探すというのは、生物の専門家でも難しい質問ですね。なぜならば、季節ごとにどんな生き物が現れるかは、お住まいの地方によって違うからです。
 さて、悩んでいても仕方がないですね。まずここの図鑑では、植物、昆虫、鳥類、哺乳類が、季節で生き物をさがせるようになっています。

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 ぜひご利用してみて下さい。
 
 ※尚、こちらの季節検索の、凡例はそれぞれ違います。詳しくは、凡例をご覧ください。
 また、季節ごとにどんな生き物が現れるかは、お住まいの地方によって違うと先ほどお話しましたね。
 学校の宿題が、お住まいの地方で見られる生き物を探すということであれば、お住まいの地方の生き物を紹介しているサイトをさがしてみたほうが、季節ごとの生き物をしらべられるのではないでしょうか。または、外へ出かけていき目についた昆虫(生物)をよく観察してみてもいいですね。

2007年1月16日

初詣【明治神宮】

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 とても良いお天気でした。日差しがすごいですよね。

※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

東京都 原宿 【2007.01.11】

2007年1月12日

海藻類などを調べるようなもの

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このよう図鑑で海藻類などを調べるようなものは無いのでしょうか?


海藻類の図鑑ですね。ネット上のサイトでは以下のようなデータベースが公開されています。
神戸大学電子図書館 瀬戸内海藻類標本データベース
Seaweeds of Hokkaido 北の海藻図鑑
 どちらも素晴しいコンテンツです。このような、サイトを公開してくださっていることに、感謝しなければいけませんね。

 また、以下のような海藻の図鑑があります。
●新崎 盛敏[あらさき せいびん] 著/徳田 広[とくだ ひろし] 編
『原色新海藻検索図鑑[新版]』、2002年、北隆館、本体価格4800円
● 千原 光雄[ちはら みつお] 監修
『フィールドベスト図鑑11 日本の海藻』、2002年、学研、本体価格1900円
 お近くの図書館で探してみてはいかがでしょうか。

2007年1月 9日

差別語を含む生き物の名は、改名すべき?

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 生き物の名前には、いろいろなものがありますね。特徴をよく表わした「これしかない」と思える名もあれば、誤解を招きやすい名もあります。
 問題になることが多いのは、印象の悪い言葉を含む名前ですね。鳥類のアホウドリ、魚類のオシザメ、昆虫のゴミムシなどです。植物では、イヌノフグリ、ヘクソカズラ、ママコノシリヌグイ(継子の尻拭)などという名があります。
 だからといって、「すぐにでも改名すべき」とは、言い切れません。生き物の名は、どれも、長く使われてきたものです。いきなり改名したら、混乱してしまうでしょう。
 特に、学術的な分野では、影響が深刻です。ある生き物を改名したために、昔の研究結果を、探せなくなるかも知れません。そのために、人類にとって重要な発見が遅れたりしたら、大変な損失ですよね。
 多くの人が、不快に感じる名があるのは、確かです。それをそのままにするのも、うまくありませんね。難しい問題です。学者の間でも、意見が分かれています。
 先日、日本魚類学会が、「差別語を含む名の魚を、改名する」と発表しました。前記のようなデメリットがあるのに、思い切った決断ですね。
 じつは、このような改名には、先例があります。以前、ダニの仲間に、セムシダニというグループがありました。それが改名されて、ニオウダニになりました。この時は、ニュースになりませんでしたね。一般には、知られない生き物だからでしょう。
 改名をするならば、また難しい問題があります。「どこまでを不快な名とするか?」です。人によっては、ハゲワシという名を不快に感じるでしょう。あまりにも一般的な名まで変えると、社会的なコストが膨大です。
 この問題には、たぶん、絶対的な正解はありません。面倒でも、みんなで考えて、話し合って、決めるしかないでしょう。一種ずつ、慎重に検討すべきですね。一律に「この言葉はダメ」とするのは、言葉狩りになってしまいます。これをきっかけに、一般に知られない生き物も、知られるようになれば、良いことだと思います。
 日本魚類学会の改名のニュース
「バカジャコ」はダメ、差別語含む魚30種を改名へ(2007年1月6日 読売新聞)

 過去の記事で、生き物の名前について書いたものがあります。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
多くの人が和名の由来を質問されるのに驚きました(2006/10/12)
最近、アカハライモリのことを(2005/10/13)
学名ってなんですか?(2005/9/30)


メインの図鑑↓↓↓↓↓には
アホウドリや、オオキベリアオゴミムシ、セアカヒラタゴミムシが載っています。また、オオイヌノフグリ、タチイヌノフグリ、ヘクソカズラ、ママコノシリヌグイも載っています。
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2006年12月14日

アフリカ・コンゴ カバ絶滅の恐れ

 悲しいニュースがありました。私たちは、どうしたらいいのでしょうか?内戦や自然災害などで、コンゴに住んでいる人は、大変な事態に遭遇しているのは間違いないでしょう。
 しかし、カバは、何も悪いことはしていません。絶滅させてはいけません。人間の環境とカバの環境が早く回復することを祈るばかりです。弱者のカバを守ってあげたいですね。
「危機遺産」で密猟、カバ絶滅の恐れ(スポーツ報知 2006年12月14日)
密猟で激減カバ絶滅危機…内紛続くアフリカ・コンゴ(スポーツ報知 2006年12月14日)

過去の記事で、絶滅の恐れのある生物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。

クマ(熊)の害を防ぐには?(2006/10/09)
ヤンバルクイナは絶滅寸前?(2006/10/02)
などです。
 このほか、さまざまな生物に関するコラム、Q&A、画像など盛りだくさんです。過去の記事は各カテゴリよりどうぞご覧ください。


メインの図鑑↓↓↓↓↓には、残念ながらカバは載っていませんが、
ツキノワグマやヒグマ、ヤンバルクイナなど掲載されています。
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空飛ぶ哺乳類?!

 おはようございます。クリスマスが近くなり、街にはイルミネーションが溢れていますね。毎年、楽しみにしている人もいるのではないでしょうか?
 さて、今日のニュースに、空飛ぶ哺乳類の化石が見つかったいうことでした。想像では、まさにモモンガのようですよ。びっくりですね。 
 以下、ニュースソースのリンクです。 リンク切れになってしまった場合はご了承くださいね。

空飛ぶ哺乳類 最古の化石見つかる 中国・内モンゴルで(朝日新聞 2006年12月14日)
空飛ぶ哺乳類 最古の化石 内モンゴルで発見(東京新聞 2006年12月14日)


メインの図鑑↓↓↓↓↓には
タイルクモモンガ、ホンドモモンガ、ムササビやたくさんの日本で見られるコウモリが載っています。
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2006年11月 7日

理科の宿題で

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 理科の宿題で哺乳類・爬虫類・両生類のどれかのことを調べなければいけなくなりました。
テーマを珍しい生物にしたいと思っています。どんな生物が良いか教えてください。


 哺乳類の中での珍しい動物なら、以下の本に詳しく載っていますよ。
少々高い本なので、図書館で探してみるとよいと思います。


今泉 忠明著『世界珍獣図鑑』、人類文化社発行、桜桃書房発売、2000年、本体価格3200円

2006年10月18日

太陽がいっぱい




※画像をクリックすると大きな画像が見られます。


沖縄 砂辺【2006.10.09】

2006年10月12日

多くの人が和名の由来を質問されるのに驚きました

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誰か正確にご存知な方がいらっしゃいましたら教えて下さい。

 和名は、最大公約数的な呼び名ですね。圧倒的多数の人間が使う名が、標準和名(図鑑に載る名前)になると考えていいでしょう。
 地域によって、ある種の呼び名が違うことは、よくあります。
 けれども、生物学で研究対象としたり、全国の人に向けて特定の種の話をしたりする場合には、それでは困りますよね。
 そこで、標準和名が定められます。だいたい、学者が集まる学会などが提言し、それが既成事実化してゆきます。結構おおらかなものです。
 例えば、日本の爬虫両生類に関して言えば、爬虫両生類学会というところで標準和名を承認し、発表しています。

2006年9月20日

動物愛護のやり方を間違えないで

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 九月二十日から二十六日までは、動物愛護週間です。これにちなんで、動物愛護のあり方を考えてみましょう。ちょっと暗い話になってしまいますが、御容赦下さい。
 現在、日本はペットブームです。その陰で、いくつか深刻な問題が発生しています。
 その一つが「過剰多頭飼育」です。これは、世話をしきれないほど多数の動物を飼ってしまうことです。
 ペットを飼うのは、お金も、労力も、時間もかかりますよね。毎日餌を食べさせ、運動させ、排泄物の始末をしなければなりません。人間と一緒に暮らすために、たいがいしつけも必要です。場合によっては、獣医にも連れて行かなければなりません。
 一頭でも大変なのに、複数となれば、もっと大変ですよね。かかる手間が飛躍的に増えます。感染症にかかる可能性も高くなります。加えて、同種の雌雄がいれば、どんどん繁殖します。あっという間に、世話できる頭数を越えてしまいます。
 このように、多数の動物飼育には、問題が起こりがちです。にもかかわらず、自分の世話できる範囲を越えて、動物を飼ってしまう人がいます。このような人を、アニマルコレクター【animal collector】、またはアニマルホーダー【animal hoarder】と呼びます。
 信じられないことに、一般の民家で、数十頭ものイヌやネコを飼っている人がいます。日本の平均的家屋に、それだけの動物を詰め込んだらどうなるでしょう? 想像するだに恐ろしいですよね。当然、世話をしきれません。食べ物が足りずに餓死が起きます。掃除が行き届かず、病気が蔓延します。悲惨の一言です。
 過剰多頭飼育は、病気です。依存症の一種です。
 皆さんの身近に、アニマルホーダーらしき人はいませんか? もしいたら、保健所や、信頼できる動物保護団体に相談して下さい。放置したのでは、ホーダー本人も、周囲の人々も、飼われている動物たちも、全員が不幸です。
 このコラムのスペースでは、過剰多頭飼育の実態を伝えきれません。以下のページに、詳しい情報がありますので、ぜひ御覧下さい。

2004年1月12日に行なわれた、ランダル・ロックウッド博士の講演概要

上記の博士の講演会を主催した、「動物との共生を考える連絡会」のページ

2006年9月10日

Sunset11

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沖縄 砂辺 【2006.09.04】

※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

2006年8月 5日

夕暮れ

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 こんにちは。今日は、まさに夏日ですね。皆さんは、夏休みをエンジョイしていますか?
 さて、今日のように美しい日は夕暮れもきれいです。私からもお届けします。

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※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

沖縄 砂辺 【2006.06.23】

2006年8月 1日

日経ネットナビの記事(これで解決、夏休みの自由研究)

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 日経ネットナビの『これで解決、夏休みの自由研究』という特集に、『インターネット生物図鑑-zukan.net-』と『インターネットどうぶつずかん』を紹介していただきました。


 こちらのブログ同様、
 『インターネット生物図鑑-zukan.net-』
 『インタネット図鑑-自然界-』
 『インターネット図鑑-どうぶつずかん-』
 を夏休みの課題、自由研究の調べ物サイト(図鑑)としてご活用していただけるとうれしいです。(上記の各種図鑑へのリンクは、ブックマークからどうぞ。)


  ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


 ここでサイトの文章やデータ、画像などの引用や転載について一言。
 まずは、それをどこでみつけてきたのかをわかるようにしましよう。
 これは、学者が論文を発表するときも同様です。どこから引用しているか、転載したかを明らかにすることが、先に発表した方への礼儀というものですね。

 たとえば、文章の一部やデータを引用した場合は、
 ※データ『インターネットどうぶつずかん』http://www.knowledgelink.co.jp/services/kids/body.htmlより引用
と注釈をつけるのです。参考文献なども同様に明らかにしましょう。


今年の、自由研究は以上のようなことを守ってまとめると、内容がさらに広がるのではないでしょうか?


『日経ネットナビ』これで解決、夏休みの自由研究

2006年7月21日

沖縄の朝

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※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

沖縄 金武 【2006.06.24】

2006年7月20日

生き物はどうして生まれたのか

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 とても悩んでいます。それは、生き物はどうして生まれたのかということです。教えていただけませんか?

 これは、とても難しい問題ですね。世界中の学者が、この問題について調べています。でも、はっきりした答えは、まだ見つかっていません。
 もし、この問題について知りたいなら、学者になって調べてみるしかないでしょう(ico_face_lol.gif)。早く解明できればいいですね。私も楽しみにしています。

2006年6月27日

夜明け

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 久しぶりの夜明け画像です。※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

 沖縄 金武町【2006.06.24】

哺乳類がうねって、爬虫類がくねって

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哺乳類がうねって、爬虫類がくねって進んだり歩いたりするのはなぜですか? 知っていたら、教えてください。


これは素晴らしい質問ですね。詳しく調べると、たいへん深い問題です。
 『うねる』というのは、縦(上下)方向に体を動かすことですね。『くねる』というのは、横(左右)方向に体を動かすことです。

 詳しく説明すると、とても長くなってしまうので、ごく簡単に説明しましょう。
 このように動き方が違うのは、爬虫類と哺乳類とでは、脊椎骨(背骨のこと)の造りが違うからです。
 爬虫類の脊椎骨は、左右に動きやすくなっています。ですから、横にくねって動きます。哺乳類の脊椎骨は、上下に動きやすくなっています。そのために、縦にうねって動きます。

2006年6月26日

龍潭から望む首里城

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 6月20日に梅雨明けした沖縄は、梅雨明けしてから地元の方も驚くような暑さがずーっと続いているそうです。これから、沖縄へ行かれる方は暑さ対策、紫外線対策はお忘れなく。

沖縄 首里城 【2006.06.24】

※画像をクリックすると少し大きな画像が見られます。

2006年6月 8日

角と牙を両方もっている動物・・・

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こんにちは、質問があります。角と牙を両方もっている動物がいないのはなぜですか? 僕が知る限り両方持っている動物がいません。いるんですか?

 角と牙と、両方持っている動物はいません。無駄が多いからです。
 角と牙には、いろいろな使い道があります。でも、どちらの使い道もほぼ同じです。だいたい以下のような使い道でしょう。

1)敵から身を守るため。
2)餌を取るため。
3)仲間同士で順位を争うため。

 どちらでも同じように使えるなら、両方持っている必要はありませんよね。一つで充分です。一つあれば充分なものを、二つ持っていても、邪魔になるだけです。
 角や牙を生やすためには、その分たくさんの物を食べて、体にエネルギーをためなければなりません。これは、野生動物にとって大変なことです。野生では、食べ物が豊富にあるとは限らないからです。むしろ、食べ物が乏しいほうが普通です。
 野生の生物は、食べ物が少なくても飢え死にしないように、節約できるエネルギーはできるだけ節約しようとします。余分な角や牙を生やしている余裕はありません。

※牙や角がある生物は、哺乳類だけではありませんからカテゴリーの分類を『その他』としました。

2006年4月29日

結婚というものをいろいろな方向から

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【前回(4月25日)からの続き】一生同じパートナーと一緒に過ごす動物(前回【2006年4月25日】の内容)

 実は、結婚という制度に疑問を持っているからです。結婚というものをいろいろな方向から考えてみたいと思ったからですが、哺乳類しか思い浮かびませんでした。

 結婚について考えたいのなら、文化人類学関係の本をお読みになるとよろしいですよ。文化人類学は、その名の通り人類の文化や社会制度について研究している学問で、結婚というのは文化人類学上の重要な研究テーマの一つです。確か、お茶の水女子大学に勤務されている原ひろ子さんという研究者の方が、結婚について文化人類学的に考察しておられます。原ひろ子さんは一般向けの解説書も何冊か出しておられると思いましたから、図書館か大きな書店で探して読んでみてはいかがでしょう?
 文化人類学の成果を踏まえた上で、動物学的な結婚の起源というものを考えてみると、さらに深くいろいろと知ることができます。

2006年4月25日

一生同じパートナーと一緒に過ごす動物

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人間と同じように結婚し、一生同じパートナーと一緒に過ごす動物(哺乳類で)っているんですか?そのパートナーの子供しか産まないっていう動物っているのですか?教えてください。

 「人間と同じように結婚する」というのは、一夫一婦制で一生同じ相手と過ごす、という意味ですね?(人間の中にも、一夫多妻制や一妻多夫制、また恒常的な伴侶を持たずに男女とも自由に伴侶を変えてゆくという結婚制度が実在します)。
 ヒト以外の動物で、厳密に一夫一婦制を維持しているものを探すのは難しいです。というのは、ヒト以外の動物は、生活全体を観察し続けることが困難なので、本当にずっと同じ相手とだけ性的関係を持っているのかどうか、非常に確認しにくいからです。
 日本にいる哺乳動物の中では、キツネとタヌキが一夫一婦制で、つがいで協力して子育てをすることが知られています。しかし、一年のうちの子育て期間が終わると、つがいはばらばらで生活するようです。次の繁殖期になればまたつがいが形成されますが、このつがいが前年の相手と形成されるのかどうかについては確証がありません。キツネよりもタヌキの方がつがいの絆が強いらしくて、子育て期間が終わった後も一緒に行動しているのがよく目撃されています。
 もう少しヒトに近い動物では、ヒトと同じ霊長目に属するテナガザルの仲間が、一夫一婦制で同じ相手と長く過ごすらしいです。テナガザルは野生動物の中では寿命が長い方で、二十年以上生きるようです。このように寿命が長い動物は子供が成熟するのに時間がかかることが多いので、確実に子供を育て上げるためにオス・メスが協力し合う時間が長くなるようです。
 では、鳥類に目を向けてみましょう。鳥ならツルの仲間が生涯パートナーを変えないといわれてますよね。こちらのコラムでもご紹介しましたね(鶴の舞は何のため?(2006年01月03日))。
 哺乳類に比べたら鳥類の方がよっぽど子育てにオスが参加していますよ。どうして、哺乳類だけが知りたいのですか?
【次回に続く】

2006年4月 9日

そろそろ?

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 今日は暖かくなりそうです。そろそろ、富士でも桜が咲く時期?でしょうか。昨日は急な通り雨や風が冷たくなったりで、東京の八重桜も少し咲いていたりつぼみだったりです。



 偶然、飛行機が頭上を通り『飛行機雲』激写させていただきました。


 ススキさん、桜が咲いたら教えてくださいね。
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には、ススキが掲載されています。ぜひご利用下さい。

2006年4月 1日

偽造の元祖? ピルトダウン人

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 四月一日はエイプリル・フールですね。この日ばかりは、嘘をついてもよいことになっています。罪のない嘘なら、みんなで楽しめるからいいですね。
 けれども、科学上の発見で、嘘は困ります。残念ながら、そういう例は、歴史にいくつもあります。近年の日本でも、旧石器捏造【ねつぞう】事件などがありましたね。
 科学史上、最も有名な偽造事件は、自然人類学の分野で起こっています。自然人類学とは、「生物としてのヒト」を扱う学問です。広い意味では、生物学の一分野ですね。ヒトの進化などを扱います。まさにそのヒトの進化について、偽造が行なわれました。
 その事件は、「ピルトダウン人」事件と呼ばれます。英国のピルトダウンというところで、人類化石が「発見」されたことから始まりました。一九一二年のことです。
 「ピルトダウン人」は大評判になりました。当時は、まだ人類化石があまり発見されていなかったからです。同時代の人類化石としては、インドネシアのジャワ原人くらいしかありませんでした。少し遅れて、中国で北京原人が発見されます。
 ピルトダウン人の「化石」には、際立った特徴がありました。顎【あご】の骨がサルに近く、原始的なことです。ジャワ原人や北京原人の顎のほうが、ヒトに近いのです。かわりに、頭蓋骨はピルトダウン人のほうが大きく、ヒトに近いです。これは、ピルトダウン人が発達した脳を持つ証拠とされました。「ヨーロッパには、アジアよりも早くから、脳の発達した人類がいた」ということで、ヨーロッパ人に歓迎されたようです。
 しかし、ピルトダウン人の実在を疑う研究者もいました。他の化石と比較すると、その特徴が違いすぎるためです。他の人類化石はすべて、顎から先にヒトらしくなり、そののち頭蓋骨が発達したことを示していました。
 最終的に、一九五三年の調査によって、ピルトダウン人の「化石」が偽造であると判明します。四十年以上も、人々は騙されていたことになります。
 ピルトダウン人事件は、他人事ではありません。どこの国でも起こり得ます。私たちは、常に、冷静な科学の目を持つことを忘れてはいけないでしょう。

2006年3月28日

天然記念物というものはどういうものですか?

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 天然記念物というものはどういうものですか?天然記念物にも「特別」とか「県の」とかがつきますよね。どう違うのか、ご存知でしたら教えて下さい。また、天然記念物に指定されたら一般の人は触ってもいけないのでしょうか?
 国定公園の石や枯れ葉などもそのままそっとしておかなければいけないと聞いたこともありますので、むやみに触ってはいけないかもしれませんね。
 実は最近本でハクビシンについて調べたら山梨と長野で県の天然記念物指定になったという記述を見たのですが、今もそうなのかな?と思ったのです。 長野と山梨県内で天然記念物でも県境を越えたらそうでなくなっちゃうわけですよね?なんだか不思議だなぁ、と思いまして。。。
 私の住んでいる地方に生息している「ゴギ」もそうなんですよね。広島県の熊野川(一部の流域)に生息している「ゴギ」は、天然記念物(県の)です。

 「天然記念物」とは、文化財保護法に取り決められているもので、国が指定するものと、都道府県などの地方公共団体が指定するものとがあります。天然記念物は動植物に限らず、鉱物や地形などが指定されることもあります。
 動物の例ですと、例えば長崎県の対馬に棲んでいるツシマヤマネコは国の天然記念物に指定されており、同じ対馬に棲んでいるツシマジカは長崎県の天然記念物に指定されています。
 特別天然記念物も、やはり文化財保護法で取り決められています。天然記念物に「特別」が付くと、すべて文部大臣の指定するところとなり、さらに保護が徹底されます。動物の例ですと、トキやオオサンショウウオが特別天然記念物に指定されています。
 文化財保護法を一字一句調べた訳ではないので、天然記念物や特別天然記念物に触ってはいけないのかどうかについては、確認できませんでした。いずれにしても天然記念物に保護されているか、されていないかにかかわらず、野生動物はそっとしておいてあげるのが一番ですね。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
環境goo-天然記念物

2006年3月26日

シーサー2


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2006年3月25日

守り神 『シーサー』

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2006年3月22日

険しい道

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 昨日は、WBCの素晴らしい瞬間を見ることができました。みなさんは、いかがでしたか?険しい道でしたが、素晴らしい偉業を成し遂げてくれましたね。色々ありますが、ただ単純に喜ばしいことでした。
追記<<<<
 画像は、沖縄県国頭村にある、景勝地『茅打ちバンタ』というところです。バンタは沖縄の方言で『崖』のことです。茅(=チガヤのこと)をこの崖に投げたところ、強風であおられて茅が方々にちってしまったことから『茅打ちバンタ』と、つけられたようです。

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には、チガヤ(茅)が掲載されています。ぜひご利用下さい。

2006年2月 7日

動物の事を調べているのですが

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今、動物の事を調べているのですが、東京で見られる資料館があれば教えてください。

  動物の何を調べたいかによって、どこへ行けばいいのかは変わります。
  動物について、最も広い範囲で調べられるのは、上野にある国立科学博物館でしょう。国立科学博物館はホームページを持っています。
  国立科学博物館公式ホームページ
  

2006年2月 1日

日本最西端の灯台


 日本最西端の島「与那国島」の西崎(いりざき)です。
 因みに東側は、東崎(あがりざき)です。太陽が東から「あがって」西に「入る」ところからきているそうです。

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2006年1月26日

一休み(沖縄の海)


 ぼーっと海を見ているだけで、心や体が休まりますね。川の流れや山、夕日が沈むのをぼーっと見るのも同じです。

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2006年1月24日

絶滅しそうな動物を

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絶滅しそうな動物を調べているので、教えてください。

絶滅しそうな動物と一口に言っても、世界中で総数が少なくなっている動物もいるし、ある地域に住んでいるグループがなくなりかけている、といった意味での見方もあるし、なかなか定義が難しいかもしれませんね。

例えば、有名なワシントン条約に記載されているという意味でしたら
トラフィック イーストアジア ジャパンというHPがオススメですし、

日本国内のレッドデータでしたら
環境省 種の保存法の解説
という環境省が公開しているHPで調べられます。


2006年1月18日

琉球王、別邸「識名園」 世界遺産 (その2)




 家の回廊、アーチ型石橋、自然石を使ったアーチ型石橋

 石橋の頂上から、周りの景色を見たとき約270年前はどんな景色であっただろうかと、感慨を覚えました。それにしても美しい、庭や家に感動しました。まだ他にも撮影してきましたから、別の機会にご紹介しますね。

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琉球王、別邸「識名園」 世界遺産

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 1733年に建立された琉球王の別邸で、主に王家の保養や外国(中国)から来た使者をもてなす迎賓館として利用されました。回廊や橋、庭園なども素晴らしく、興味深いのは、高台に建てられたにもかかわらず海が見えない角度になっています。
 外国の使者に「琉球は大きな国」と思われるよう、考えられて建てられたといわれています。

 この建物に使われている木材は、シロアリに強く沖縄の気候にも合っている「イヌマキ」が使用されています。

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には、イヌマキは掲載されています。是非ご覧ください。

2006年1月12日

世界中の動物で一番名前が長い動物は、

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世界中の動物で一番名前が長い動物は、何文字でなんという名前の動物ですか。

動物の名前は、世界のいろいろな国でそれぞれの言葉で付けられています。言葉の種類によって名前の長さは違いますから、どの種(動物)の名前が一番長いのかを決めることはできません。

2005年12月 4日

田皆崎

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鹿児島 沖永良部島

2005年12月 3日

琉球の美しい島と海と珊瑚礁

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2005年11月20日

雲海2


2005年10月26日

Sunrise1

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夜明け

沖縄 億首川 【2005.08.16】

2005年10月23日

自然の切絵だね

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日没 沖縄 読谷村 

【2005.08.15】

2005年10月12日

初冠雪

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初冠雪と雲海
山梨県河口湖町

2005年9月30日

学名ってなんですか?

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学名ってなんですか?


生物学における学名というのはすべてラテン語で付けられています。これは、国際学会などで生物について語る時、混乱しないようにと取り決められたことです。生物の呼び方は、それぞれの国で違います。みんなが違う呼び方で同じ生物を呼んだら、大混乱ですね。そういうことを防ぐために、「学名はラテン語」という決まりができました。「自然界」やzukan.netで動物を調べると、日本語の動物名の下に、英語のようなもの斜体で書いてありますね。あれが学名です。例えば「アナグマ」なら、「アナグマ」の下に【Meles meles】と書いてあるのが学名です。学名というと方言ではない日本語の名前を指すと思っていらっしゃる方が多いようですが、それは大きな誤解です。「アナグマ」のような日本語名は通常「標準和名」と呼ばれています。

2005年9月 9日

毒の最も強い生物は何ですか?

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毒の最も強い生物は何ですか?

一番毒が強い生物を知りたいということですが、それを決めるのは大変難しいです。刺されたり咬まれたりして毒が体に入った場合、「腫れる」「痺れる」など症状はさまざまです。この場合の影響力は、毒の入った箇所や、被害者の体重・体調・体質により、一概には言えません。
 爬虫類の毒ヘビでは、オーストラリアに生息するタイパンやブラウンスネーク、東南アジアに生息するキングコブラやクサリヘビ、アフリカに生息するツノクサリヘビ、中近東に生息するトゲマムシなどが、強い毒をもっています。陸上の無脊椎動物では、ハチ、クモ、ムカデ、サソリなどが挙げられます。魚類やその他の海生生物では、クラゲ、サンゴ、ウニ、フグ、イソギンチャクなどがいます。 爬虫類などと比べると、ハチは身体が小さいので、外敵に与える影響力が強いと言えるかも知れません。毒の作用は、生物の種によってかなり異なります。刺されたり、咬まれたりしたら必ず病院に行きましょう。また、むやみに近づいたりしないようにしましよう。

※ 参考文献:1990.松井孝爾.図説なぜヘビには足がないか 講談社 東京

2005年9月 6日

恐竜は速く走れたか?

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前回のコラムで、「骨さえあれば、死んだ動物がどんな生き方をしていたかがわかる」と書きました。はるか昔に滅んだ恐竜でさえ、例外ではありません。 恐竜には、巨大なものが多いですね。あんなに大きくて重そうなのに、走れたのでしょうか? 結論を先に書けば、走れたものもいました。体を支えて歩くのに精一杯で、走れなかったと考えられているものもいます。
 例えば、草食恐竜のヒプシロフォドンは、ガゼル並みに速く走れたと考えられています。アフリカの草原で、ライオンに追われるシカに似た動物がいますよね? あれがガゼルです。ヒプシロフォドンは、ガゼルと同じように、俊足で敵から逃れていました。 同じ草食恐竜でも、マメンキサウルスは歩くことしかできませんでした。ではどうやって敵から逃れていたかといえば、極端に体を大きくして、襲われないようにしていました。現在のゾウと同じです。ゾウはガゼルほど速く走れません。
けれども、体が大きいために、肉食獣に襲われることはほとんどありません。 速く走れたかどうか、どうやって骨からわかるのでしょうか?ちょっとした骨の見方を知れば、簡単に推測することができます。
 速さを知るには、脚の骨を見ます。膝【ひざ】の位置に注目して下さい。膝より上の部分が腿【もも】です。膝より下の部分が脛【すね】です。腿の骨より脛の骨のほうが長ければ、その動物は足が速かったはずです。ガゼルのように速い動物は、そういう脚の骨になっています。 ゾウのように遅い動物は、腿の骨と脛の骨がほぼ同じ長さです。こういう脚の骨は、あまり速く動くには向いていません。安定した姿勢で歩き続けるのに向いています。 ほんのちょっと見方を知るだけで、骨からいろいろなことがわかります。遠い恐竜時代にも「ガゼル」や「ゾウ」がいたなんて、想像が膨らみますね。

2005年9月 5日

恐竜の食べ物はなぜわかる?

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学校が始まりましたが、皆さんは楽しい夏休みを過ごされたでしょうか? いろいろなイベントに参加された方も多いでしょう。夏休みには、子供たちに大人気の恐竜イベントが開かれることが多いですね。 例えば、愛知県では、恐竜博2005が今も開催中です。これは、愛知万博の関連イベントです。 恐竜博2005のような展覧会へ行くと、恐竜の骨がいっぱい展示されていますね。骨のそばには解説板が付いています。そこには、まるで見てきたかのように、その恐竜が生きていた時の様子が書かれています。 「骨しかないのに、なぜ、生きていた時の様子がわかるんだろう?」と思いませんか? それは、大勢の研究者が、長年にわたって研究を続けてきたおかげです。現在生きている動物の骨と、恐竜の骨とを比べることによって、恐竜がどんなふうに暮らしていたか、おおよそのことがわかります。 動物の骨には、生き方がはっきりと現われます。例えば、イヌの頭の骨を見ると、尖った歯が並んでいます。同じような歯を、オオカミもライオンもトラも持っています。ウシやウマやシカには、そんな歯はありません。 イヌ、オオカミ、ライオン、トラの共通点は何でしょう? ウシやウマやシカにはないことです。肉を食べることですね。 尖った歯は、肉を切り裂きやすい歯です。このことから、尖った歯を持った動物は、肉を食べていたことがわかります。 恐竜の中では、ティラノサウルスやヴェロキラプトルといったものが、尖った歯を持っています。だから、彼らは肉食恐竜だったとわかります。同じように、ウシやシカに似た歯を持っている恐竜は、草食恐竜だったとわかります。 骨からわかることは、まだまだあります。次回に続きを書きましょう。